「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

木下あいりちゃん殺害事件判決(3)

2006年07月05日 11時00分18秒 | 凶悪犯罪と心の問題
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37157659.html からの続き)

 昨日の広島地裁が出した 無期懲役判決に対して、

 木下あいりちゃんの父親・健一さんは 無念の記者会見を行ないました。

 被害者遺族の感情としては 本当に当然のものだと思います。

 健一さんが 実名報道などを訴えてから、性犯罪被害者からも 手紙が届いたといいます。

 自殺を考えていたが、思い止まって 立ち直るきっかけになった、と。

 独りで苦しんでいる 被害者にとっては、本当に支えになったことでしょう。

 被害者が癒されることが 僕は何よりも大事だ と思っていますが、

 それが全く不充分なのが 日本の現状です。

 
 昨日の判決の最後に 裁判長は、仮釈放は慎重にしてほしいと、

 事実上の終身刑を要請する 異例の言葉を述べました。

 15年程度で出所できる 現行の無期懲役刑に 疑義を投げかけるもので、

 死刑判決は回避したものの、従来の無期では足りないという 意思表明でしょう。

 これを機に、終身刑導入の議論が 進むことを期待します。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37239061.html
 

コメント
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