「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性人格障害の人との付き合い(7)

2006年07月28日 19時18分39秒 | ボーダーに関して
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/38154482.html からの続き)

 しかし、ボーダーの人と 距離を空けるといっても、

 彼らは 完全に一体化することを欲しているので、

 わずかでも隔たりがあると くじかれて、怒り苦しんでしまいます。

 ボーダーの人と接するには 一定の枠を設けなくてはなりませんが、

 彼らはその枠を 何よりも嫌います。

 拘束されることが苦手で、境界線を 捨て身で切り崩そうとしてくるでしょう。

 中途半端なことは許されず、

 境界を保つことと 共感することとの兼ね合いは、よくよく頭の痛いところです。

 どうしても 収拾がつかないときは、

 時間的,物理的に 間を置くことが有効です。

 自分の要望が 必ずしも通るわけではない という経験を積むことによって、

 ボーダーの人は 自分と相手は 個別の人格なのだということを 少しずつ学んでいくでしょう。

 怒りや悲しみは 自分の感情であり、最終的に処理できるのは 自分でしかありません。

 自我の葛藤には 自分自身で向き合っていく他ないのです。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/38236795.html
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする