自閉症と知的障害を合わせ持つ 実在の青年の話を元にした、
韓国映画 「マラソン」 です。(2005年)
とても良く作られていて、素直に泣けてしまいました。
きのうの記事( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37454634.html )に書いた
自閉症児のお父さん・山下久仁明さんも この映画を称賛しています。
http://bokuumi.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/post_78a7.html
自閉症の当事者・関係者の間でも 評判がいいそうで、自閉症への理解を 深める作品でしょう。
自閉症の我が子を思う余り、全て自分が子供を守ろうとする母親、
その母親のしつけを 忠実に守ってきた息子……。
二十歳になったその息子が マラソン大会への出場を通して、
母親の手元から自立し、母も子離れしていく瞬間を、
実に見事な映像で 表現していました。
決して押しつけや お涙頂戴ではない感動,自閉症に対する安易な知識を 裏切るユーモア,
デリケートな感性を漂わせて、ラストもファンタスティックです。
主演・チョ=スンウの演技も、非常に自然でリアル、秀逸なものでした。
山下さんの 「ぼくはうみがみたくなりました」も、
日本の「マラソン」のような 映画になればいいと思います。
そして、σ (^^;)の 「境界に生きた心子」も……。