今日の朝日新聞に、上記タイトルの記事が載っていました。
従来、書店で売れない本は 短命で絶版になるのが 出版界の常識でしたが、
ネット書店の普及で それが崩れつつあるということです。
現在 日本では、日々 約200冊の新刊本が 次々と市場に送り出され、
また 大量の雑誌を店先に置くため、
一般の書店では 売れ筋の本で 売り場を占められて、
売れ行きのよくない本は ほんの数ヶ月で 店頭から引き上げられていきます。
しかしネット書店は 書棚の制約がないので、
店頭から撤退した本も 読者の目に触れるのを ゆっくり待つことができます。
関連本を紹介する 「おすすめ機能」も、本を探す手助けとなります。
これまで業界では、売り上げが上位の少数の本によって 大半の利益を得ていましたが
(「パレートの法則」)、
ネット書店で 細く長く売れる本の 収益の比重が、倍増してきているそうです
(「ロングテール現象」)。
拙著「境界に生きた心子」ですが、去年の2月に発刊後 半年ほどで店頭から見えなくなり、
Amazon でも 売り上げランキングが上がらず、ジリ貧になっていきました。
ところが、今年の3月頃から なぜかAmazon のランキング上昇が復活し、
今も継続的に 売り上げを伸ばしています。
推測できる原因としては、今年3月頃に 拙著をテーマにした
mixi (ミクシィ) のコミュニティが できたことが考えられます。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=655901
また、当方のブログで 光市母子殺害事件や 木下あいりちゃん殺害事件の 記事を書いたとき、
アクセス数が爆発的に激増して、そのなかの何人かの人が
拙著に関心を持って、購入してくれたのではないか とも推察できます。
でもそれだけでは 説明できそうもなく、売り上げが復活した 正確な理由は分からないのですが、
ネット書店なくしては こういうことはないわけで、
本当に ありがたいことだと思っています。(-人-)