「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性人格障害の心理的メカニズム--相手との境界

2006年07月21日 11時10分35秒 | ボーダーに関して
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37850603.html からの続き)

 我が身の弱さを引き受けられるのが 実は強い人間で、人にも優しくできます。

 しかし弱い人間ほど 自分の誤りを認めることができず、

 人も自分も傷つけてしまうというのが 人間の悲しい業(ごう)とも言えます。

 これは 自己と相手との「境界」が しっかりできていないことによるものです。

 自分と人との境界が 安定している人は、自分の感情や思考を大事にでき、

 それと等しく 人の感情や思考も尊重することができます。

 「YES」 と言える包容力と 「NO」 と言える自由を 兼ね備えています。

 人との境界が曖昧だと、自分中心に物事を判断したり、

 手前勝手な注文を 相手にしてしまいます。

 ボーダーの人は、誰しもが持ち合わせている 普遍的な性(さが)を、

 いとも鮮烈に 見せつけてくれるのです。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37947443.html
 
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