「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

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2013年01月24日 22時11分14秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
(前の記事からの続き)

○ 自分の問題に目を向ける

 誰かを救ってあげなければと 思っている人のための 質問リストです。

・ 自分には 他人の考えや行動, 感情に対して 責任があるか

・ 誰かが問題を打ち明けたら、 自分がそれを 解決しなければならないか

・ 衝突を避けるために、 自分の怒りを飲み込んでしまうか

・ 得ることは 与えることより難しいか

・ 人間関係が危機的なときに、 人生を楽しく感じるか

  順風満帆な人を パートナーに選ばないできたか

・ 耐えることを 聖人のように言われたか

  それをどこかで楽しんでいないか

・ 自分の問題を解決するより、 他人の問題に 専念するほうが魅力的か

 自分を変えるより 他人を変えるほうが簡単だとか、

 他人の問題に焦点を当てていれば、

 自分の問題を見なくてすむと 思っている人がいます。

 自分に尋ねてみてください。

・ ボーダーの人から離れた自分は どういう人間か

・ 自分がいたい場所にいるか

・ ボーダーの人がいなかったら、 向き合うはずだった何かから、

  目をそらしているか

・ 二人の関係に 気を揉むことに、 どれだけ時間を費やしてきたか

・ ボーダーの人との人生に 問題がなかったら、 その時間をどう過ごしてきたか

 ボーダーの人との間で 直面する問題は、

 自分自身が抱えていた問題を 大きくしたものに過ぎないのです。

 彼らさえ変われば、 全てうまくいくと思うのは 間違いなのです。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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