● 激しい感情的反応の引き金を 見定めること
怒り, 後悔, 不安, 恐怖などが引き金になります。
ボーダーの人の行動パターンを記録し、 引き金になる 言動やでき事が分かると、
反応は予測しやすくなります。
ex. 一番ひどい言動を マイナス10, すごくいい時を プラス10,
普通の気分を 0として記す。
ex. 爆発的な怒りは 10分~数時間続く
だんまりは 2~5日続く
優しく明るいのは 3~4日続く
悪い気分は 4~10週間続く
怒りが爆発して 新しいサイクルが始まる
あなたとボーダーの人の 行動の間に 関連がなければ、
彼らの行動は 自分が原因でないことが分かるでしょう。
外部のでき事が 引き金になる場合もあります。
○ ノン・ ボーダーラインの人にとっての 引き金
ボーダーの人は 自分が脅かされると、 意識的・ 無意識的に 引き金を引き、
苦痛から自分を守ろうとします。
その言動に すぐ反応する必要はありません。
スプリッティング (白か黒か), 過度の一般化 (「あなたはいつも~ 」),
不合理な関連づけ (「私のことが嫌いだから パーティーに連れて行かない」)
がないか、 観察し考えてください。
ノン・ ボーダーラインの人にとっての引き金は 次のようなものがあります。
・ ボーダーの人から 不当な非難を受ける
・ 自分のニーズや感情を ボーダーの人に否定される
・ ボーダーの人に賞賛される (こき下ろしと批判が待っている)
・ ボーダーの人の行動化の 前に起こるでき事
(ボーダーの人の 次の反応に怯える)
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕