(前の記事からの続き)
○ 行き詰まり感から抜け出すには
どれを選んでも 危険だから動けない、
しかし同時に、 何かをせざるを得ないと感じますか?
相手が大きく変わる 必要がありますか?
ノン・ボーダーラインの人が なぜ行き詰まりを感じ、
それらをどうすればいいのかを 述べます。
・ 感情的な虐待から生まれた、 不健全な絆 :
コントロールする, 脅す, 罰する, 孤立させる行動は、
やる気を失わせ、 混乱をもたらし、 決断を難しくします。
・ 恐れ :
実際の恐れから、 衝突への恐れ, 未知の事柄への 恐れまであります。
・ 義務感, 役割, 責務
・ 罪悪感 :
これは 家族 (特に親) の判断力を奪い、
自分自身に無罪を言い渡すまで、 途方もなく長い道のりになります。
・ 自尊心の低さ :
羞恥心を和らげるため、 良い人であろうとします。
自分に足りないことを補うために、 自分自身や成し遂げたいことを 犠牲にします。
・ 「救ってあげたい」 という欲求 :
救助は、 よかれと思う気持ちから 始まります。
平穏を保ち、 衝突を避けるためには 何でもし、 非難も甘んじて受け入れます。
結局は、 操作されていると感じ、 怒りと欲求不満を覚えます。
行き詰まり感から 抜け出すためには、
ボーダーの人に 過度に焦点を合わせるのをやめ、
自分自身を しっかりと見つめるのです。
自分で選んでください。
「彼のせいで……」 「彼女が無理やり……」 というセリフをやめましょう。
「……しなければならない」 と 言うよりは、
「今ここでは、 私は……することにする」 と 言ってください。
うまくいかなかったら、 別のことをしてみましょう。
・ あなた自身の 姿勢や信念に従う
・ 過去から学ぶ
似たような状況に いたことがあるか
・ 救助ではなく援助する
ボーダーの人には 自分の問題を解決する力があると 信じていることを伝える
・ ボーダーの人に、
「必要ならここにいる。 でもあなたが決めることは、 あなたの責任」 と、
健全な 支持のメッセージを伝える
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕