※ 練習4-3 初心者の心
徹底的受容と初心者の心を 使う練習をします。
この練習を 少なくとも1週間続けてください。
自分のする肯定的, 否定的な価値判断の 両方を意識し、
その判断をいつ, どこでしたか、 その判断は何だったかを 記録しましょう。
記録するのが早いほど、 徹底的受容するのが早くなるでしょう。
(注: 記録ができたら、 後で出てくる 「価値判断を鎮める練習」 で使うため、
取っておいてください。)
初心者の心の記録 【例】
[金曜日 12:00] [A子さんとの昼食で]
[「A子さんは決して間違えない、 信じられないほど才能がある人だ」 と思った]
[金曜日 14:30] [職場で]
[5時までに仕事が終わらないと思い、 自分を 「無能」 と呼んだ]
[金曜日 14:45] [職場で]
[電話で母と話した後、 母がいかに 自分をろくでなしに育てたか と考えた]
[金曜日 17:30] [バーで]
[バーテンダーが親切そうで、 とてもよい夫になるタイプだ と考えた]
[土曜日 14:30] [ショッピングモールで]
[店の男の一人が、 とても不細工に見える と考えていた]
[土曜日 15:00] [ショッピングモールで]
[自分のスタイルが最高に見える 「完璧な」 ジーンズを見つけた]
[土曜日 16:15] [ショッピングモールで]
[ジーンズのサイズが 合わないと分かり、 怒って自分に 「馬鹿」 と言った]
[土曜日 21:00] [家で]
[雑用を手伝ってくれなかった 彼氏に腹を立てた]
[土曜日 22:30] [家で]
[明日がいかに 完璧な日になるかを 考えていた]
初心者の心の記録
[いつ] [どこで] [何を?]
[いつ] [どこで] [何を?]
[いつ] [どこで] [何を?]
[いつ] [どこで] [何を?]
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〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]