「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

初心者の心

2016年08月04日 20時42分18秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
※ 練習4-3 初心者の心
 
 徹底的受容と初心者の心を 使う練習をします。
 
 この練習を 少なくとも1週間続けてください。
 
 自分のする肯定的, 否定的な価値判断の 両方を意識し、
 
 その判断をいつ, どこでしたか、 その判断は何だったかを 記録しましょう。
 
 記録するのが早いほど、 徹底的受容するのが早くなるでしょう。
 
 (注: 記録ができたら、 後で出てくる 「価値判断を鎮める練習」 で使うため、
 
  取っておいてください。)
 
初心者の心の記録 【例】
 
 [金曜日 12:00]  [A子さんとの昼食で]
 
 [「A子さんは決して間違えない、 信じられないほど才能がある人だ」 と思った]
 
 [金曜日 14:30]  [職場で]
 
 [5時までに仕事が終わらないと思い、 自分を 「無能」 と呼んだ]
 
 [金曜日 14:45]  [職場で]
 
 [電話で母と話した後、 母がいかに 自分をろくでなしに育てたか と考えた]
 
 [金曜日 17:30]  [バーで]
 
 [バーテンダーが親切そうで、 とてもよい夫になるタイプだ と考えた]
 
 [土曜日 14:30]  [ショッピングモールで]
 
 [店の男の一人が、 とても不細工に見える と考えていた]
 
 [土曜日 15:00]  [ショッピングモールで]
 
 [自分のスタイルが最高に見える  「完璧な」 ジーンズを見つけた]
 
 [土曜日 16:15]  [ショッピングモールで]
 
 [ジーンズのサイズが 合わないと分かり、 怒って自分に 「馬鹿」 と言った]
 
 [土曜日 21:00]  [家で]
 
 [雑用を手伝ってくれなかった 彼氏に腹を立てた]
 
 [土曜日 22:30]  [家で]
 
 [明日がいかに 完璧な日になるかを 考えていた]
 
 
初心者の心の記録
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 ……………………………………
 
 ……………………………………
 
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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