(前の記事からの続き)
3. 作業をマインドフルネスに行うこと
歩いたり食べたり 日常生活の全てを、
思考, 感情, 身体的感覚, 行動に焦点を当てたままで、
価値判断せずに行なうことです。
次のことをしましょう。
・ 現在の瞬間の経験に対して マインドフルネスであるために、
思考, 感情, 身体的感覚,行動の間で 注意を集中させ、 シフトさせる。
・ 注意をそらす思考と価値判断に はまり込まずに、 受け流すことで手放す。
・ 価値判断をせずに い続けるために、 徹底的受容を用いる。
・ より健康的な決定を下すために、 賢明な心を用いる。
・ 目標を達成するために 有効なことを行なう。
○ マインドフルネスのFLAME
作業をマインドフルネスに行うのを 思い出すために、
「FLAME」 が役立つこともあります。
F: 現在の瞬間にマインドフルになることに 注意を集中 (Focus) し、
シフトさせる。
L: 注意をそらす思考と価値判断を 手放す (Let go)。
A: 価値判断をせずにいるために 徹底的受容 (Acceptance) を用いる。
M: 健康的な決断をするために 賢明な心 (Mind) を使う。
E: 目標を達成するために 有効 (Effective) なことをする。
マインドフルネス・スキルを使う 最大の難関は、 人と関わっている場合です。
人と話したり口論しながら、 同時にマインドフルであることは 難しいものです。
しかし それはマインドフルネスが 最も重要なときでもあるのです。
(否定的な価値判断も 肯定的な価値判断も 手放すようにします。)
(次の記事に続く)
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]