「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

価値判断 (1)

2016年08月05日 21時01分49秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
◎ 価値判断とレッテル
 
・ 価値判断は、 圧倒されるような感情を誘発しうる。
 
・ 価値判断は、 しばしば 失望や苦痛につながりうる。
 
・ 価値判断は、 現在の瞬間 マインドフルであることを妨げる。
 
 価値判断と批判は、 いとも簡単に 思考を占領してしまいます。
 
 そのとき、 マインドフルにはなっていないでしょう。
 
 それらの強迫的思考は、 圧倒されるような感情を いとも簡単に誘発してしまいます。
 
 次の練習も、 価値判断をモニターし、 価値判断を手放すのに役立つでしょう。
 
※ 練習4-4 価値判断を鎮める
 
 この練習は 強迫的思考を解放するもので、
 
 既述の  「思考を和らげる」 練習に似ています。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65218416.html
 
 価値判断が生じるのを観察し、 それにはまり込まずに、 手放します。
 
 価値判断を分析することなく、 それが無害なまま 漂い去って行くのを、
 
 イメージや言葉で視覚化します。
 
・ 価値判断が 雲に乗って浮かび去っていくのを、 野原で見ているのを想像する。
 
・ 価値判断が 葉っぱに乗って流れていくのを、
 
 小川のそばで見ている 自分を思い描く。
 
・ 価値判断が ひとつのドアから入ってきて、 もう一方のドアから出ていくのを見る。
 
 その他にも 自由に自分の方法を 考えてください。
 
 目的は、 価値判断にしがみついたり、 それらを分析したりせずに、
 
 生じては去っていくのを 視覚的に観察することです。
 
(次の記事に続く)
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする