ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

イングランドとブラジルが撃沈……

2006-07-02 10:53:00 | 趣味
 いやー、驚いた。2試合続けてのサプライズ。イングランドがポルトガルにPKで負けたのはテレビ中継で見たけど、潰れて起きたらブラジルまでもが負けていた……(汗)。

 ブラジルとフランスとは、確かにフランスの方が分がいい。過去のワールドカップにおける戦績は、ブラジルの1勝、フランスの2勝(うち1回は86年メキシコW杯での1対1からのPK戦)だが、さらに1勝加わったわけだ。

 改めてBS Hiの再放送で試合の様子を見るところだが、優勝候補の筆頭であり、日本を完膚無きまでに叩きのめしてくれたブラジルがベスト4にも残らないとは……ヨーロッパの大会では南米の分が悪いとはいえ、ショック。勝ったフランスを褒めなければならないのだけど、ショックの方が大きい……。

☆★☆★

 再放送を見て雑感。ブラジルの良さが全然出ていなかったということは、フランスの守備がクレバーだったということだ。ロナウジーニョがほとんどボールに触れなかったし、ボールを持つと2~3人に囲まれてしまって封じられていた。

 対してブラジルはアンリをノーマークにして1点を許してしまった。守備力は決して低くないと思っていたのだが、穴を開けてしまっては1点取られても仕方ない。

『あなたの身近な「困った人たち」の精神分析』小此木啓吾

2006-07-02 00:59:38 | 読書
『あなたの身近な「困った人たち」の精神分析 パーソナリティそのミクロな狂い』小此木啓吾(新潮OH!文庫) リンク先はamazon.co.jp

 この手の本は随分読みましたので余り新しい発見はありませんが、「イビリ君」とか「タテマエ部長」とか具体的な事例とネーミングがグーでした。

 新しい発見がゼロというわけでもなくて、筆者があとがきで書いているように「DSM-IIIRの境界パーソナリティ障害の位置づけに私は好意的でないので、むしこの項目の記述内容をすぴっつぁーの本来の不安定型パーソナリティ障害に戻して用い、境界パーソナリティ障害という用語は、不安定型、依存型、自己愛型、演技型……それぞれのパーソナリティ傾向の持ち主がパーソナリティ障害と呼べるほどのパーソナリティの機能の狂いをあらわす状態として用いることにした」という点が発見でした。やはり、説によって「境界パーソナリティ障害」の定義が違うのね。

 引用したいのは236ページ。「性格は性格防衛によって成り立っている」という章からの一節。

 たとえばW.ライヒは、『性格分析』という本で「性格防衛」という考えを述べた。性格防衛というのは、心の中の超自我や欲望との葛藤について、それをうまく処理する心の働き(防衛)であると同時に、それが親子の間柄や社会生活の中での適応にも役に立つ。そのような防衛と適応が一致したのが、その人のパーソナリティの働きで、それはいつもある程度継続的に、どんな時と所でも発揮される。性格というのはこのような性格防衛によって成り立っていると言う。


 言葉を換えれば、外部環境からの刺激に対してある程度一貫して示される適応反応や防衛反応がパーソナリティということかな……何となく納得。