ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

アズーリのファンながら、後味の悪い幕切れ

2006-07-10 20:19:45 | 趣味
 イタリアがPK戦の末にフランスを破ってワールドカップドイツ大会の優勝を決めた。たまたま午前5時に目が覚めて、延長戦からテレビ観戦していた私は、固唾を呑んでPK戦に見入り、イタリアの優勝をリアルタイムで目撃し、テレビ画面の前で両手を挙げてガッツポーズをした。

 ……しかし、後味の悪い幕切れでもあった。今大会のMVPとなったジダンのレッドカードによる退場が、胸に突き刺さって残り、後味の悪い一日となった。

 マテラッツィとの間にどんな会話があったのか、なぜジダンが頭突きを食らわせることに至ったか、それは当事者にしかわからない。しかし、その言葉の内容がどんな内容であれ、暴力行為のペナルティがレッドカードであることは致し方ない。

 にも関わらず、一日中、悲しかった。この大会をもって引退を決めていた世界でも指折りのスーパースターが、その花道となる決勝戦でこのような幕引きとなるとは。ワールドカップからの去り方は、ドーピングで追放されたマラドーナとは次元が違うものながら、なぜかマラドーナを思い出した……年齢による限界はあったにせよ、プレー以外の理由で、自業自得であるとは言え、サッカーを愛するファンからは花道にふさわしい賞賛の言葉で称えることもできずにフィールドを去る姿を見送るしかなかった、という意味で、同じだということか。

 120分の試合内容ではフランスが優勢だったと、アズーリのファンでも思う。しかし、ジダンの退場によってフランスのバランスは狂い、イタリアが苦手とするPK戦での勝利を拾った……そんな試合だった。

 アズーリのファンとして優勝を祝ってシャンパンを抜こうとも思ったのだが、後味の悪い幕切れに、いつもよりちょっとだけよいぐらいの赤ワインのボトルを抜く程度に収めた。くすん、デルピエロのファンにとっては決して悪い試合ではなかったんだけど、後味が悪いなぁ……。

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 追記。ブッフォンのワールドカップにおける無失点記録は、ゼンガの無失点記録に及ばなかったのね……ブッフォンもいいキーパーだと思うけど、ゼンガの記録を破るのは難しいなぁ。

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 ちなみに、イタリアの直前のW杯優勝といえば、92年のスペイン大会。私は、リアルタイムで見ていない……(汗)。

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 テレビ朝日の番組に、久しぶりに我が20代にかなりのエネルギーを捧げた堀池さんが出演していた。声はすぐにわかったけど、姿は現役時代に比べてだいぶ丸顔になっていたので、ちょっと見にはわかんなかった(汗)。

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 追記。気持ちとしては、これが近いのかな。

仏紙「子供たちにどう説明」

「敗戦はそれほど受け入れ難いことではない。むしろ困難なのは、世界中の何千万人もの子供たちに、どうしてあんな頭突きをしたのか説明することだ」。スポーツ紙レキップは一面に掲げた社説でこう嘆いた。


 「悲嘆」と表現すると少しオーバーだけど、気持ちとしてはそれに近い。