玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

大飲大食は60年前から

2019-11-19 06:12:13 | おつきあい
 バイキング料理は北欧の食べ放題を名前を変えたもの。お客は好きなものを好きなだけ食べられる、と大好評。店も収益が増大。
 立食形式の食事と食べ放題のパーティーに出席すると、普通の宴会よりマナーが重要になる。 
 マナーと言っても、もともと立ち食い、食べながら歩く、という行動は小学校では重大な規律違反だ。マナーを守れば大人は自由で、開放感満喫。

 参加者が大勢集まって寿司詰め状態になると、誰も食べ物に関心は無くなって熱気を味わう。胃袋より脳が味わう快楽だ。ブランドも重要な要素だ。


 食べ放題の豪快な食事は1960年頃に生まれた。それまで、豪快な食事はなく、質素だった。
 好きなものを好きなだけ食べる、ということはボリュームタップリの食事のことで、野菜サラダで腹いっぱい、という人はいない。
 よく話題になる、昔の宴会は三日三晩続いた、というのは1960年以来かもしれない。それまでは、質素な旅行を楽しんでいた。

 普通の人の大飲大食は、わずか60年前から。
 大飲大食は始まったばかりだが、今、若い人は宴会拒否らしい。体が壊れないための防衛だろう。コミュニケーション拒否、とは違う。


 ウィキペディアから抜粋すると
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 宴会は通常、職場、労働組合、政治団体、各種団体などで行われる。新年会、歓迎会、送別会など名目はさまざま。
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座敷で座っておこなう和風の場合、「宴会」とよぶことが一般的であろう。また、宴会は無礼講も許されるざっくばらんな場であり、パーティーは礼儀や節度を守って行われるものであるという傾向がある。
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 ビュッフェ(buffet)とは、フランス語で立食形式での食事の意[1]。ビュフェやブッフェともいう。
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 食べ放題(たべほうだい)は、定額料金を支払えば一定の料理や果物などを希望する量だけ食べることができるサービス。飲み物の場合は飲み放題という。
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北欧諸語
欧州の一部や北欧などでは「スモーガスボード(smorgasbord)」と呼ばれる種類の食べ放題がある。語源はスウェーデン語で「オープンサンドイッチ」を意味するスモーガス(smorgas)と、「テーブル」を意味するボード(bord)の合成語である。
日本語
日本語では「バイキング」と称されることがある。日本初の食べ放題レストランの店名が「バイキング」であったことに由来する。
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旅先のデンマークコペンハーゲンで北欧式ビュッフェ「スモーガスボード」に出会った[5]。「好きなものを好きなだけ食べる」というスタイルに注目
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『バイキング』(1958年)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、新店名を『バイキング』に決定[7]し、ーーーーーこのレストランは好評を博し、ーーーーーこれを模倣した後発店が定額食べ放題のシステムを「バイキングスタイル」と表現したため、バイキングはビュッフェレストランの代名詞となった。



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会食で困らなくなる

2019-11-17 04:53:39 | おつきあい
 これから忘年会のシーズンだ。もう、始まっているかもしれない。穀物菜食の人間には関係ない時期だ。

 ごくまれに出席する懇親会で食事に何も手をつけずにいると、具合が悪いのか、とたいへん心配される。食事はボリュームのある動物性食品ばかりなので手が出せない。
 外食は、自然食レストランでいただくか、うどん、そばをいただいて満足している人間にとって穀物菜食を始めた理由から説明するのは疲れる。
 たいがい欠席していると、おさそいが無くなる。

 立食パーティー形式の懇親会はコップを持っているだけで誰にも心配をかけないので気楽だ。食べる食べない、飲む飲まない、など誰も人のことを気にしていない。
 主催者は会場に一流店をそろえている。誰もが満足。その中で、食べられないものばかりで次回は欠席、と考えている人間がいる。

 高価な食事はブランド価値がついて、それだけでも人々を引き付ける。
 ブランド化した自然食レストランもある。たいがい自然食レストランは値段のわりに量がたいへん少ない。それにもかかわらず動物性が全くないとなれば普通の人には用はないので、穀物菜食の人間にとってのブランドだ。

 立食パーティー形式では自己紹介や人脈作りもすぐにできそうだが、食事の嗜好が違うとものすごくむずかしい。
 もし、飲み物と少しだけの食べ物だけなら嗜好の違いがわからないのでどうにかなるかもしれない。
 いまどき、パーティーでいっぱい食べて元気になろう、という人はいないだろう。ものあまりの時代でなんでもそろうのだから、個人で好きなものを取ることができる。一流店にも行ける。
 人々を引き付けるのは、ブランドと熱気だ。立食パーティー会場で食べるものがなく部屋が狭く参加者が多い寿司詰め状態でも、ますます熱気が上がる。こうなると飲食は関係ない。すごいことだ。

 結婚式などの会食ではゆっくり椅子にすわりテーブルに料理が次々に並ぶ。お帰りは手土産を持たせてくれて合計すると受付での金額を上まわっているのではないかと心配になる。
 お金だけ出席にしたいが、お付き合いでそうもいかない。
 神社での結婚式では会食はお弁当形式だ。ホテルでの結婚式は会食がコース形式だ。
 どちらも穀物菜食の人間には、きびしい。帰ることだけーーーーー

 
 おめでたい日が続きました。
 ありがとうございます。



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雀は益鳥

2019-11-14 05:30:13 | 
 雀は益鳥で害鳥だ。苗を植えたころは田の中の虫を食う。実るころには中身の実を吸い取ってしまうとんでもない害鳥になる。稲刈りが遅くなると田の周囲の穂をタンポポのようにする。田の中は葉脈のようになる。もっと遅れると葉脈だらけに見えるようになって全滅となる。
 ご先祖様はこんな鳥とつきあってきたのだからずいぶん苦労されたろう。ずっと昔、集落でまとまって鳥追いをしたらしい。今よりわんさか雀がいたのだろう。
 雀は人家の周囲に住んで大型の鳥から守ってもらっている。それにもかかわらず、田の中で堂々とホバリングして米を減収させる。こんなのは消えてなくなれと思う。
 雀の個体数は減少傾向らしい。
 過疎化とともに雀は減少しているのかもしれない。都市部では生きていくのがたいへんだ。巣もどこにあるかわからないように作るしかない。カラスように電柱の上に堂々と下から見えるようなところには作れない。見えると食われてしまう。
 つばめのような鳥なら軒下に巣を作ってもがまんする。雀は他の動物にわからないようにつくる。人家周囲にいて米を食わないようにすれば追い払われることはないが、どういうわけで穂を食うのか、穂を吸い取るために、くちばしが進化したのかもしれない。
 
 農家にとっては差し引き益鳥になるらしいがそういう実感は全くない。遅く稲刈りをする玄米ごはん族とって、台風なみのウルトラ害鳥だ。

 雀はペットにできない。動きが激しいので人がついていけない。
 雀は雑食だ。激しい動きには米だけではできない。米以外に虫など動物を食わないと動けない。寿命はその分短くなるはずだ。
 人になついた家畜を見ると通常、動きがたいへん遅い。営業用では一歩も歩かない家畜もいる。

 雀を手の平にのせると心臓の鼓動がものすごく速いのがわかる。この速さは、米と虫などの動物から作られる。

 雀にはカモフラージュで対応するしか方法はないのか。益鳥でもあるので追い払うこともできない。
 それとも、貢ぎ物として雀にとっておいしい米を別に作り、そちらで食ってもらって他の田へは来ないようにお願いするか。全滅よりは良い。
 お願いを聞いてくれるかどうか。それを食ってわんさか増えると次年度はもっと面積を増やさないと追いつかなくなる。さらに次の年度はもっと増やさないとーーーー

 雀が貢ぎ物を食っている間に稲刈りが終われば良いだけだ。
 雀の大好きな品種は何だろう。



 ウィキペディアによると、
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スズメ(雀、すずめ、学名 Passer montanus )は、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の1種。人家の近くに生息する小鳥である。

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食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる。また、都市部に生息するスズメはサクラの花の蜜、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、何でも食料にする。このような雑食性が、都市部での繁殖を可能にした理由の1つと考えられている。繁殖期には子育てのために虫を好んで捕獲する。夏から秋にかけては稲に対する食害も起こすが、稲の害虫も食べることでも知られる。
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繁殖 編集
繁殖は春から夏頃(主に3-8月[13])にかけて行われる。1年に2回程度繁殖すると考えられている。人に対する警戒心は強いが、人の生活の傍で繁殖を行う。そうすることで天敵などから身を守る効果があると推測されている。一方、集団で繁殖する習性があり、20つがい以上がいないと繁殖しないという報告もある[10]。
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巣の材料として、イネ科の植物などの繊維状のものを用いるので、営巣時期にはそれらをくわえて飛ぶ様が見られる。

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巣は地面近くには作らず、人の身長よりも高い位置に作ることが多い。見た目には無理と思われるような隙間でも擦り抜けられるので、スズメの巣そのものは普段目に付かないが、巣の真下付近には枯草などの巣材の残骸が散らかっていることが多いので、それを頼りに見付け出すことができる。また、雛が餌をねだる高い周波数のチリチリという鳴き声で巣の存在に気付くこともある。

日本では人間の生活に密着しているので、多くは瓦の下や雨樋と屋根の隙間などの屋根の軒の隙間や、この他にも人の住んでいない家や集合住宅の換気扇カバーの中や煙突、プレハブの鉄骨の隙間や穴など直径 3センチメートル または 2.5 cm × 4 cm ほどの隙間さえあれば入り込んで営巣することがある。人間が設置した巣箱も利用するが、この際は出入口の位置まで巣材を積み上げる習性がある。他に、電話線の分配ボックス、電柱トランス下のスペース、交通標識の横に伸びたパイプ等でも営巣する。

自然にあるもので営巣する場合、木の洞(きのうろ)や、さらに樹木の枝の茂みに球形の巣を作ることもある[14]。

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生息地は、都市、農村、里などの人の居住域付近であり、一年中見られる留鳥または漂鳥である[26][7]。典型的なシナントロープで、人間が住み始めた集落にはスズメも居着き、逆に人間が離れ集落が無人になるとスズメも見られなくなるという傾向がある。

個体数の変化 編集
都市部のスズメは公園や神社の境内で鳩の餌をやることが多かった時代に、鳩と共に多かった。その後鳩の糞害が深刻化したため、公園での鳩の餌やり風景が減少した。

2008年における日本本土のスズメの成鳥個体数は、約1800万羽と推定されている。ただしこの推定には誤差があるため、数千万羽の桁と考えるのが妥当と思われる[27]。この数千万羽は成鳥個体数の推定値なので、秋冬にはこの数倍になると思われる。

日本におけるスズメの個体数は減少傾向にあると言われている。鳥類の行動や生態を研究している三上修らの推定によると、2007年のスズメの個体数は1990年ごろに比べて少なくとも半減、減少率を高く見積もると5分の1になったと考えられている[28]。50年前の10分の1とも推定されている[29]。しかし減少原因についてはよくわかっていないが、気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したこと[30][31]、農村部でコンバインの普及によって落ち籾(もみ)が減少しそれによる冬季の餌が不足したこと[32]などが可能性として挙げられている。また農村部と比べて都市部において巣立っているヒナの数が少ない傾向が見られており、都市化に伴う餌不足も、減少原因の候補として挙げられている[33]。このように減少はしているが絶対的な個体数はまだ多く、現在の減少スピードであれば数十年後に絶滅してしまうことはないと言われている[34]。

日本人との関係 編集
稲の食害 編集
夏から秋にかけては稲に対する食害も起こす。しかし、農村地帯で繁殖するスズメは、稲にとっての害虫も食べるため、コメ農家にとっては総合的に益鳥の面が大きいともされる[35]。

一方ニュウナイスズメという別種のスズメは、繁殖期には森林または北方で繁殖し、夏の終わりから秋にかけて農村地帯に現れる。益鳥としての働きをしないので害鳥としての面が強いといわれている。この稲を食害するニュウナイスズメとスズメが、スズメとして一緒にくくられることで、スズメが必要以上に害鳥扱いされた可能性もある(ただし、理由はわかっていないが、ニュウナイスズメが大規模に農村地帯に出現することは現在ではほとんどなくなった)。

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古くから身近な鳥なのに他の鳥のようにペット化されない理由としては、飛翔力が強くカゴ内で激突して傷付き易いことや、餌を大量に食べるので糞も他の飼い鳥と比べ量が多いこと、砂浴び好きな習性のためカゴ内で餌や新聞紙に身体を激しくこすりつけ周囲に大量の餌や糞を跳ね飛ばすことが挙げられる。
ーーーーー
親しみ 編集
春先は苗の害虫を食べる益鳥として扱われ、秋には稲の籾米(もみごめ)を食害する害鳥となり[29]、古来からスズメを追い払うため、「スズメ追い」「鳥追い」などという風習が各地にあり、それに関する民謡、民話なども伝えられている。かかしもスズメ追いの道具として作られたものである。害鳥としてスズメを追い払う行為が行われる一方、スズメの恩返しなどの報恩譚では親しみを持って描かれてきた。雀はチュンチュンとよく囀るため、噂話を好む人を雀に例えることがある。

神聖視 編集
日本においては、神聖視されてきた歴史もある。
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植物では、スズメノテッポウ、スズメノエンドウなどがあり、は小さいという形容からスズメが冠されている。
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日本語の慣用句 編集
雀の涙 - 「小さい」「ごくわずか」などの形容として用いられる。
雀百まで踊り忘れず - 幼い頃からの習慣は容易に変わらないことの例え。
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ササニシキ、コシヒカリ

2019-11-13 03:38:23 | 
 ササニシキはあっさり味で食が進む。コシヒカリはモチモチしていて甘い味で食が進む。
 ウィキペディアによるとササニシキは平成5年の冷夏以来、栽培面積が激減した。コシヒカリは品質低下も起こらなかった。コシヒカリは耐暑性もあり万能だが熱帯夜30℃が続くと出穂後の実入りが悪くなる。

 ササニシキは稲麦二毛作の晩植用の品種が期待されたころ生まれたが耐寒性がなかった。
 晩植用で冷夏は予想外だったのか。

 コシヒカリは九州では早期栽培用だ。暑さがぶつかるころが危ない。冷夏になる前に体勢を整えれば問題ない。
 コシヒカリを晩植えした場合は、体勢が整う前に冷夏になると実入りが悪くなるだろう。

 ササニシキが甥で、コシヒカリは叔父の関係だ。コシヒカリは戦後すぐ生まれだがいろいろな理由で世に出るのが遅くなった。
 ササニシキは寒い地方の生まれだが冷夏に弱い。出穂などの時期が弱くする時に重なるとどの品種よりもダメージを受ける。
 コシヒカリを晩植えするとササニシキと同じようなことが起こるだろう。
 玄米ごはん族では晩植えも晩植えで冷夏など考えてもいないから、ちょっとスキをつかれた。
 雀が見向きもしない穂を作るには冷夏が最適だが。

 収量を安定させた上で貴重な穂を作るには、株が多くなれば良い。それには苗を何本もいっしょに田植えすれば良い。そうすると今度は茎が細くなりいろいろとめんどうなことになる。
 貴重な穂は面積限定で作るしかない。種を取ってそのうちカモフラージュが普通にできるようになったら増産だ。全面積で作っても収量は今の10%。機械損耗はほぼ0。
 趣味の世界。気楽だ。災害レベルが毎年起こっている。この方針は良い方向を向いているのか。


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ササニシキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ササニシキは、イネの品種の1つである。水稲農林150号、旧系統名東北78号。

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コシヒカリと比較すると、ササニシキはアミロース含有量が多いため相対的にはあっさりしており和食に向くーーーーー

1993年米騒動を引き起こした1993年(平成5年)の冷害では大きな打撃を受けた[3]。そのため、冷害に強い品種であるひとめぼれへ転換されてササニシキの作付面積は大幅に減少した。
ーーーーー

歴史
1953年(昭和28年)に宮城県の古川農業試験場で、ーーーーーー

この品種改良の当初の目標は稲麦二毛作で用いる晩植用の多収穫品種の実現にあったが、稲麦二毛作は次第に行われなくなってきており、やがて普通栽培用の多収穫品種育成へと目的が変化していった。
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1980年(昭和55年)から1983年(昭和58年)にかけて続けて起こった冷害で、ササニシキは大きな打撃を受け、その市場評価は低下した。この時は銘柄米として栽培が続けられたが、1993年(平成5年)の冷夏による不作と翌年の高温多雨による品質低下によって、ササニシキはその市場評価を失い、その後急速に耐冷性のある「ひとめぼれ」に取って代わられることになった[7]。
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系譜
交配系譜[9][10]

東北24号 と農林8号(近畿15号)から東北54号(ササシグレ)

農林1号(北陸4号)と農林22号(近畿34号)から奥羽224号(ハツニシキ)と農林100号越南17号
(コシヒカリ)

東北54号(ササシグレ)と奥羽224号(ハツニシキ)から農林150号
東北78号(ササニシキ)
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コシヒカリについては

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コシヒカリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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収穫前のコシヒカリの稲穂

精米後のコシヒカリ
コシヒカリは、日本のイネの品種名および銘柄名[注 1]。科学的にも種苗法上でも[1]コシヒカリとは異なる品種であるコシヒカリBLも「コシヒカリ」との銘柄で販売されている。
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これらの「特A」産地以外では、栃木県が1957年にコシヒカリの耐冷性に注目し、県北部での普及品種として採用した。また、鹿児島県(1960年)や宮崎県(1961年)では、早期栽培用の品種として採用するなど、南東北から南九州までコシヒカリの栽培地は広がっている。
高温下でも外観品質が低下しないこと(但し熱帯夜により夜間の気温が30℃を超えたままの日が続くと出穂後の実入りが悪くなる)、および穂発芽(多雨や倒伏による浸水で穂のまま発芽してしまうこと)への抵抗性が非常に強いことが、コシヒカリが広く普及した理由である。

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雀に見えない貴重品

2019-11-12 03:22:13 | 
 実が入らないのは低温障害らしい。雀も食わないので穂が葉脈のようにはならない。
 穂にモミが10粒ついたとすると実のないモミが8粒、小さな実が1粒で残りの1粒がまともなモミになっている。この2粒が雀には見えないらしい。モミの中の大きく育った玄米は、どれがどれだかわからないらしい。
 コンバインの収穫の時、実のないモミは排出され残りを持ち帰ることになる。10粒のうち、たった2粒だ。それを常温で通風乾燥しモミスリをする。10粒うちたった1粒のモミから大きな玄米が選別される。実際にモミスリをすると割合はもっと減るかもしれない。
 量が極端に減るだけで問題はない。かえって人間だけが食べることで元気がでる。1粒が8粒を食べた位のパワーと同じなら、ものすごい省エネだ。
 エンジンに供給される燃料が最高で完全燃焼して出力増大でもボディーがガタついていると、特に足周りがガタついているところへエンジンが絶好調になっても意味がないので省エネ化して足周りの負荷も減らすことでがまんしておかないと。
 想像できるのは、自転車をジェットエンジンで走らせるようなもの。

 雀が今年は電線に一羽もとまっていない。毎年、収穫時期になると電線にズラリとせいぞろいしてから田の中でホバリングしている。台風で巣ごと吹き飛ばされたか、と思っていたが庭の木にわんさかとまっているので、なんとなくいつもと違っていた。
 雀には、モミの中のまともな玄米が見えない。モミの外見はどれも大きく立派に育っていたが、10粒のうち、中がカラッポが8粒、未熟1粒、計9粒が不良。まともなのが1粒ではホバリングする価値もない、と判断したのだろう。
 残りものには福がある、ということわざ通りだ。この残りものは、ものすごい貴重品だ。

 雀のお宿には宝物がいっぱいあるらしいが、この貴重品は雀が見放したものだ。最初から人間のもので雀には見えないので雀には縁のないものだ。そうすると、人間に必要な本当の貴重品は雀のお宿にはもともとないことになる。

 計画もしていないカモフラージュが成功した例になった。毎年、こういう状態を作るには天候と相談して寒い日に合わせる必要がある。
 しかし、7月が寒くなるなんて。そういうのは関東地方とは別の話だと思っていた。

 
 計画に合う確実に寒いのはいつなのか決める必要がある。 



 例年通りの稲作でも、寒い日が夏に続けば人間のパワーはますます増大。暑い夏は普通のパワー。

 現代では本当の貴重品は雀も、見向きもしない。本当の宝物の部屋から選べるのは人間だけだ。それもきわめて見えないぐらいごくわずかふけば飛ぶような実にくだらないばかみたいな残りものとして。普通なら光輝いてまばゆいばかりのものを選ぶところだが、そうすると雀のお宿のお話になってしまう。気をつけないと。

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