http://the-liberty.com/article.php?item_id=10644
米マサチューセッツの航空機ベンチャー、テラフジア(Terrafugia)はこのほど、アメリカ連邦航空局(FAA)から、「空飛ぶ自動車」の次世代モデル「Terrafugia TF-X」の試験飛行の許可を得た。
渋滞に巻き込まれた時に、誰もが一度は欲しいと思ったことがあるであろう「空飛ぶ自動車」が、実用化に一歩近づいた。
このTF-Xモデルは4人乗り。最高時速322km/時で最大805kmの距離の飛行が可能と謳っている。また発表によると、行き先を入力すれば自動運転してくれる機能も装備するという。
ヘリコプター形式を採用しているので、離着陸時に滑走路が必要なく、その場で離陸して空を飛び、目的地付近に着陸して道路を走ることもできる。
Terrafugia社は、このTF-Xが消費者の手に渡るまでに8年から10年程度の期間が必要としている。
次世代の空飛ぶ車のイメージ動画は以下のサイトで視聴できる。
http://www.techinsider.io/faa-approves-test-flights-flying-car-terrafugia-2015-12
トヨタも取り組むが……
空飛ぶ自動車は、日本企業も取り組んでいる。
2015年9月に、トヨタ自動車の米子会社・トヨタモーターエンジニアリング&マニュファクチャリング (TEMA)が「空飛ぶ自動車のための折り畳み可能な翼」の特許を米国で出願している。技術事体は進んでいる。
日本の空間利用には後れも
しかし、日本の空の空間利用にはまだ規制が多く、空飛ぶ自動車の実用化はアメリカに後れを取ることが懸念されている。
大川隆法・幸福の科学総裁は、2010年の法話で、アメリカにおける空飛ぶ自動車の開発に触れ、日本の状況について次のように述べている。
「日本では、空飛ぶ自動車の普及は、すごく遅れるだろうと思います。とにかく、何か規制をかけてきて、新しいことはできないと思うのです。時代は「未来社 会」のほうに移動しようとしているのですが、日本の対応は後手後手になっています。しかし、未来を常に考えておかなければいけないのです」
(『「最大幸福社会の実現」講義』)
日本の航空機産業は、世界屈指のレベルにありながら、まだ十分に発展できていない。戦後、アメリカが抑えている面もあっただろう。
自動車産業は今、航空機産業の方にシフトしていかなければならない時代が到来している。近年、日本の航空産業はMRJの初飛行など復活の兆しを見せてい る。インフラ整備や規制緩和などの環境を整え、日本が誇る高い技術力が日本や世界のさらなる発展に貢献することを期待したい。(真)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『未来産業のつくり方』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=67
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