一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

出版業界の不況

2010-05-21 | よしなしごと

ぽんきちさんのブログやコメントを読むと出版社の経営も厳しいところが多いようですが、書店のほうも厳しいようです。
特に大型書店は品揃えを豊富にするためのコストがかかりすぎて、軒並み赤字だとか。 
店舗の賃料負担や人件費だけでなく、品揃えのために中小出版社の本も仕入れたところが返本できるはずが出版社が倒産してしまって在庫として抱えることになるという「もらい事故」もあるようです。  

確かにこちらをみると、毎年数社ずつ倒産しています。


一方でこんなニュースがありました。 大日本印刷、文教堂を子会社化 ジュンク堂や丸善と一体運営 (2010年5月14日 日本経済新聞)  

文教堂は大日印子会社のジュンク堂書店から25%強の出資を受け入れ、経営再建の途上にある。子会社化でジュンク堂や丸善などグループの書店と業務統合を推し進め、再建を加速させる。  
文教堂GHは郊外型の中小型店チェーン「文教堂書店」を全国で展開。大型店が中心のジュンク堂や丸善と補完関係にある。

記事を見ると、大型店だけでなく中小型店の文教堂も業績が芳しくなかったようです。 
確かに僕自身もほとんど本を買うのはネットだし、たまに丸善で専門書を物色するのですが、日本橋とOAZOという近距離に2店舗は正直必要はない感じもします。


ところで、今回救済に動き、書店グループを傘下におさめている大日本印刷も、出版印刷、商業印刷、ビジネスフォーム、電子フォームを含めた情報コミュニケーションセグメントの売り上げは全体の半分いってないんですね。
いや、まだ紙に印刷するのが半分近くある、というべきなのか・・・

 

コメント
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