一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ナショナル・ストーリー・プロジェクトⅡ』

2015-11-29 | 乱読日記

積読だけでなく、これは、と思う本はもったいないので読まないでしばらくとっておく、というのが私の悪い癖。

実は「Ⅰ」を読んで非常に面白かったので、「Ⅱ」はしばらく読まないでとってあった。

「Ⅰ」「Ⅱ」とあれば「Ⅱ」は続編と思うのが普通だろうが、実は「Ⅱ」は「Ⅰ」とセットになっていた。
「Ⅰ」に訳者あとがきや解説がないので気が付かなかった方も悪いのだが、それなら「上」「下」とか「前編」「後編」とするのが誤解を招かないのではないか。

などと文句を言いつつも、中身は非常に面白いので堪能できた。

後半のテーマの一つに「戦争」がある。
戦争と言っても、南北戦争の話(祖父から聞いた)もある。
第一次大戦はその後欧州から米国に移ってきた祖父などから来た話が主。
一番多いのが第二次大戦で、ベトナム戦争の話は少ない。

原書の刊行が2001年だったのでイラン進攻の前であるし、湾岸戦争は生々しすぎるのは分かるが、ベトナム戦争も25年では物語として昇華(消化)するのは難しいのかもしれない。


コメント
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