はや 前の月からひと月たって シロアリ隊 の日が来ました。
この日のまりも邸には 東京のうまちゃん 室戸のまぜさん ともちゃん
ニースから今朝帰国したばかりのHさん シロアリ隊の3名 と7名が集合です。
まず本日の力作の数々をごちそうになり 話が弾みます。
ベルギー 英 仏 と3か国を 10日以上かけ旅したHさんの口からは
海外旅行の話ではなく 安芸郡安田町の映画館 大心劇場(だいしんげきじょう)
の話が熱く語られます。
以前は県内でも100館以上あった映画館が 現在ではわずか3館になり
高知市以外ではこの大心劇場のみとなって それが今でも月1作ペースで
上映されているとのこと。
客席100席の 古くて小さな映画館の灯を守るのは 館長の小松さん60歳で
父から譲り受けた劇場を守り 映写技師で 看板製作もこなします。
また シンガーソングライター 『 豆電球 』 の名前で県内外各所で
コンサート活動もする というご当地スターでもあるそうです。
上映作品は 古い邦画から 米アカデミー賞作品までと多彩で
各映画館がデジタル化が当たり前の現在でも 館長が1台の映写機で
フィルムをつなぐ という高度な技術を要するやり方を
かたくなに守っている といいます。
高知市のシネコン と呼ばれる映画館は 空調機 空気清浄器等の
設置が当たり前の現在 当館は夏は扇風機 冬はストーブ設備とのことで
これも閉館した映画館のものをもらい受け活用している といいます。
「 シネコンはフル装備 うちは古装備 」
とは館長の弁です。
大心劇場に深い愛情を寄せる Hさんの熱い語りに酔いしれました。
彼女はこの劇場のことを投稿し ご主人との2ショット写真と共に
掲載されている本を持っておりました。
また この大心劇場は JALの機内誌にも大きく紹介された
とのことです。
月1作 それも7~10日間営業の 大心劇場に行ってみよう
と思った1日になりました。
東京のうまちゃん 土佐女の 誰にもしゃべらせない独演会に
なんぼか驚いたことでありましょう。