ウインブルドンが いよいよ終盤になり 予想通りに勝ち上がった
世界ランク1位ジョコビッチ 2位フェデラーの決勝戦となりそうです。
錦織圭選手は 足の故障のため棄権となり とても残念です。
テニスのグランドスラムの一つ ウインブルドン全英大会での
優勝は テニス選手が最も欲しがるタイトルで NHK総合では
ずうっと昔から 真夜中に放送がありました。
当時は センターコートに屋根がなくて 試合中に雨になると
数十人の男が出て 一斉に引いて芝に雨合羽をかけ 観客は
延々と歌を唄いつつ 雨が上がるまで待ちました。
この大会に出場する選手は 白を基調としたユニフォームが
義務付けられており すらりと手足の長い選手が 身にまとう
清潔感あふれる白は 天然芝によく映えました。
ユニフォーム規定には ウインブルドン独特の決まりがあって
出場選手が決まりを守り それが伝統の国 英国の格調高さ
でもありましたが 最近さらに 規定が厳しくなったと聞きました。
オフホワイトもクリームもだめ 靴下 シューズはもちろんのこと
靴底まで白 下着も色つきはダメとのことで 黒ブラジャーをした
女子選手は 注意を受けて ブラなしで戦ったとのこと。
白にこだわる元は テニスは貴族のスポーツ 試合中汗じみが
目立たぬ色に が出発のようです。
ウインブルドンの王者 フェデラー選手も あまりの規定厳しさに
苦言を呈したと聞きました。
ウインブルドン決勝戦には 正装した 世界のセレブが観客席に
見られ ロイヤルボックスでは 英王室の方々が観戦します。
テニスでもサッカーでも 大きい大会では 世界の大企業の看板に
囲まれプレーするという これが 現代では当たり前となりましたが
ウインブルドンでは 企業のCMは見かけません。
センターコートの芝は 年に一度の大会のために 1年間丹精込め
育てられると聞きました。
美しい芝にテニスホワイトが映えて これぞ 伝統のスポーツという
感じがし 何年経っても ウインブルドンの白を 守ってほしいです。
お伊勢さんに出かけ 新幹線の中で 巻き添えになり死亡した女性や
信頼する父親の付け火で 命を絶たれた子どもたち これを思うと
当人に何の落ち度はなくとも 世の中は 理不尽にあふれています。
これら事件とは関係ないものの 世の中は 見かけがよく お手軽な
ものへと 総てが流れていくと そんな気がしてなりません。
譲れない伝統とは 絶対の自信から生まれるものと 頑固なばあさんは
思うのです。