広島カープの監督をつとめた11年の間に リーグ優勝4回 日本一3回の
快挙をなしとげた古葉竹識氏が 心不全のため先週亡くなっていたことが
分かりました 享年85歳。
弱小チームを常勝赤ヘル軍団に育てあげ 球史に残る『江夏の21球』で
日本一になった年から もう42年経ちました。
42年前 デイゲームのこの勝負をみるため 昼から半日年休を取り 家へ
帰って観たことを思い出します。
星野監督ならいざ知らず 紳士でソフトムードの古葉監督が 鉄拳制裁で
強いチームを作ったことは 亡くなってから知りました。
山本浩二・衣笠クラスが蹴られたとは思いませんが トップの切り込み隊長
高橋慶彦や 広島弁でデッドボールと言い張り 観る側が笑いころげた達川
捕手あたりは 鉄拳の授業を受けたのでは? と想像します。
なんといっても古葉監督は あの声がよかった。試合後の監督インタビュー
で語るあの声を 当時30代なかばの お局先輩が言うには
「子宮にひびく声やね 耳元でささやかれたら 99%の女は落ちるやろね」
だそうで 先輩は1%かと聞くて 99のほうに決まっちょる とのこと
当時のTV番組「太陽にほえろ!」の殿下こと 小野寺昭氏に似ていると
古葉監督を見るたびに思いました。ソフトな雰囲気が似ていました。
とにかく練習はきつかった とカープOBは口をそろえます。古葉監督は
練習 練習で強いチームを作りあげました。阪神は見習ってほしいです。
先日の大谷選手の凱旋会見を 再度You Tubeで観て 再び感動しました。
27歳の大谷選手が どんな質問にも丁寧に答える姿に 風格が漂います。
巨人の菅野投手も 広島の鈴木誠也選手も 来季はメジャーで戦います。
古葉竹識氏が広島で監督に就任した1974年から 50年近くのときが流れ
メジャーへ出ていく選手は われわれの孫ほどの歳になりました。
忘れえぬ監督 古葉竹識氏の名前を私は 竹織『たけお』とずっと思って
いましたが 竹識『たけし』であったことを 亡くなってから知りました。
古葉監督 記憶に残る試合を見せてくれてありがとう いつまでも監督の
あの声を忘れません ご冥福をお祈りします。