だいぶん前から 視界が狭くなったことを実感していました。
眠くはないのに 劇場の緞帳(どんちょう) がゆっくり下りるが
ごとく まぶたが垂れてきて 視界が狭くなるのです。
運転中は信号待ちで止まるたびに 両手の指でまぶたを上にひっぱり
緞帳をあげてまた運転ですが それじゃいっときの付け焼刃にすぎず
元から治そうと眼科へ行きました。
老化とともにまぶたが垂れる 眼瞼下垂(がんけんかすい) ですよねと
検索で知ったばかりの名前を言うと「垂れていませんよ」と先生です。
そりゃ今さっきの 視力と眼圧検査で撮った写真は 大きく見開いて
撮ったからですよと訴えても ちがう ちがう と言いさらに
指でまぶたを押し上げるやり方や お風呂上りにクリームらを塗って
まぶたをマッサージするは 目にとても悪い と先生は言います。
手術しかないですか?の質問に 手術するなら美容整形(と言ったと思う)
になるそうですが しませんとお断りしました。
それならこの目薬をと ヒアルロン酸目薬を4本出してくれました。
使い切ったら来なさいとのことで 1日4回の点眼はけっこう堪えます。
まぶたが垂れたら 人様には△の目に映るろうなと思ったとき すぐに
頭に浮かんだ顔があります。
50年近く前になりますが『超法規的措置』という 初めて聞くやり方を
決断実行した 当時の総理大臣の顔でした。
婆さんになっても あの△目はいやです。どうぞ目薬が効きますように