くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

サウンドオブミュージックのその後。

2012-06-06 | 映画・TV

  

♪ドはドーナツのド レはレモンのレ~~♪ ♪エーデルワイス エーデルワイス アルプスの花~~♪

アカデミー賞受賞作『サウンドオブミュージック』の中で 主演のジュリー・アンドリュースが唄って有名になり

映画も大ヒットしたこの作品は オーストリアの貴族の家で 7人の子を残し病死した母親に替り 家庭教師に派遣された主人公マリア(ジュリー・アンドリュース)が

その明るい性格で 子どもは勿論のこと この家の主人にも気に入られ 再婚し7人の子の母親になり

ユニークな子育てをしていくが 時代とともに戦況が激しくなり ナチスを逃れ中立国スイスにアルプスの山越えで
逃れる・・・とここで 映画の幕がおりました。  


NHKアーカイブスで 2012年に再放送されたものは 映画のあとの一家の物語になります。
『サウンドオブミュージック マリアが語る一家の物語』を食い入るように観ました。

マリアが語るというのは 母マリアではなく 7人兄弟の次女マリアのことです。

次女マリアは 2006年インタビューを受けたとき すでに92歳ながら 若々しい受け答えで
途中アコーディオン演奏を披露しながら 映画のジエンド後の『トラップ一家の歴史』を淡々と語りました。

スイス経由で アメリカに亡命したトラップファミリー12名(母マリアと父の間に2人の子も生まれ 神父も同行した為)

と大所帯になり これから食べていく為 言葉や習慣の違う異国で『トラップファミリー聖歌隊』を結成し全米中を旅します。

オーストリアでも有数の資産家で名門貴族トラップ家は 25部屋もあるお屋敷に住んで 家族全員が楽器や歌を愛し

何不自由なく暮らしていたのに 1929年世界恐慌時に 全財産を預けていた銀行が倒産し 無一文になったとき

母マリアが提案し コンクールで優勝した事をきっかけに 一家で合唱隊を結成し ヨーロッパ各地を演奏して回りました。 

しかしヨーロッパで評価された歌や歌唱法は アメリカでは受け入れられず 様々に工夫を凝らし 借りたぼろバスでの ドサまわりの毎日です。

次女マリアが語るには 遅いステージが終わり一家が夕食に寄ったレストランでは 一人前が1ドルもしたため 食べずに出たなど

様々な苦労の連続ですが 母マリアはいつも明るく家族を引っ張ります。 

演奏旅行で訪れた 祖国オーストリアによく似たバーモント州ストウが気に入り ローンを組み自分たちの大工仕事で家を建て 農場を拓き 酪農や畑仕事をして自給自足の暮らしを始めます。

ここを拠点に活動し『反ナチスの一家』として  LIFE誌でも紹介され ドイツのスパイ呼ばわりされていたものが 

だんだん名実ともにアメリカの市民権を得て これからというとき 第2次世界大戦が始まり 兄弟2人はアメリカ兵として

祖国オーストリア兵を敵に 戦わなければなりませんでした。

幸いにも無事2人とも生還し また美しい歌声で 世界中を魅了して回ります。

しかし 子供たちも次々と家庭を持ち始め 1956年合唱隊結成20年で
『トラップファミリー   シンガーズ』と命名した楽団は 解散となります。

次女マリアは長年の夢であった宣教師になり パプアニューギニアに渡り なんとそこで30年間布教活動をするのです。

生涯独身の彼女は 今はアメリカバーモント州の 自分たちで切り開いた土地の近くに家を建て パプア時代に養子にした青年に 身の回りの世話をしてもらって暮らしています。

皆で建てた山小屋ロッジは 今ではオーストリア風の山小屋ホテルとなり 母マリアの3番目の子で 唯一アメリカで生まれた弟が経営し

ホテル内にはトラップファミリーの歴史ともいえる写真がたくさん飾られ また 庭には父や母マリアの墓があり

日本は勿論のこと世界中から観光客が訪れ 次女マリアも 時々ここに来て 観光客と話をしたり 楽器を演奏しているとか。

次女マリアは 2012年の9月で98歳になるとのこと。また一昨年は 祖国オーストリアの 懐かしいお屋敷も訪ねたとのことです。

しかし 2006年当時 このホテル内で一緒に収録された 1歳違いの姉は 2010年に亡くなったとのことです。

ああ 行きたい バーモント州ストウへ。 

早速 旅行の時はいつもお願いする JTB
の彼女に聞いてみました。しかしやはり このコースのツアーはないとのことです。 

ツアーでなくても 自由旅行で行けばいいけれど 情けないことに英語ができない  話せない。 

今から スピードラーニングやっても 何年かかるのか また 次女マリアは 生きて待っていてくれるのか。




様々なことを 考えていたら 時計は翌日になっていました。 

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
くりちゃんへ (れもん)
2012-06-06 10:56:28
映画『サウンドオブミュージック』見たことを思い出しました
市内のどこかの映画館やったけど、どこやったろう?
歌はずーっと耳に残っていて今でも大好きな歌の一つですね
くりちゃん、思い立った時にご主人と行って来たら?
返信する
れもんさんへ (くりまんじゅう)
2012-06-06 15:56:42
探していますが ここを組み込んだツアーは
なかなか見つかりません。
もっと 10年前から英語を習っておくべき
でした。
後悔先に立たず。 覆水盆に返らず。
返信する
くりまんじゅうさんへ (まりも)
2012-06-06 22:48:16
この映画は ほとんどの方が一度は見ていますよね
キレイな 歌声 山々
旅行行ったらいいのに!!
ワタシも 初めて中国に行ったと時は
一人で 言葉も・・・ とても不安でしたが
何とかなりますよ それにご主人と二人ならね
ステキな出会いが待っていますよ
返信する
まりもちゃんへ (くりまんじゅう)
2012-06-06 22:59:27
なんとか行きたいと思っています。
次女マリアには 間に合わないだろうけれど
トラップファミリーロッジに泊まって 
写真や 当時の雰囲気だけでも 味わいたいと
思っています。
ここには 母マリアの息子がいますから。
返信する
詳しい!! (きょんきょん)
2012-06-07 00:05:56
何時も何時も、感激して読んでます
一緒に観てるようで嬉しいです

是非お出かけして「生の話」聞かせてください
返信する
きょんきょんさんへ (くりまんじゅう)
2012-06-07 05:09:50
いつも長々と つい子供の作文は長くなります。
これでは やまもも へは採用されません。
お付き合いいただきありがとう。
何とか 行く方法を模索しています。
返信する

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