ちゃがまる とは土佐人なら 東の室戸岬 西の足摺岬に住む人も
年配者には通じる言葉ですが ちゃがまとは無関係です。
ちゃがまる という土佐弁は 若い人はまず使いませんので 聞くことも少なく
すっかり忘れていましたが この前 久々に聞き嬉しくなりました。
先日のお四国で 40分山道を登ったとき もう歩けん よう歩かん 先に行って
と同行者に言ったところ
なに言いゆう こんなところで ちゃがまってどうする! と80代の先輩に気合を
入れられ ええところで使うねぇと 思わず吹き出し また歩き始めた次第です。
自転車が壊れたときや 体にガタがきたという表現も ちゃがまる ちゃがまった
という言い方をします。
母の施設の職員が 笑いながら言うには 母は ちゃがまるという表現が好きで
たびたび使うそうです。
若いときは だれっちゃあに負けんばあ 仕事をしたきに 五体がちゃがまった
なんでもやりすぎは あげがくる
と言うそうで あげがくる も土佐弁ですが 油揚げとは無関係です。
とどのつまりを 挙句の果てに などと言いますが イラレな土佐人が使ううちに
縮められ あげがくる あげがきた の方言になったとは 私の勝手な想像です。
あげがきたは 良い結果に終わった時には言われず 多くが 後悔やため息と
ともに使われる気がします。
猛勉強の末あげがきて 大学に合格した と使われることは まずありません。