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僕はまだ30歳代後半だけれど、ヨーロッパ映画となるとフランス映画なら1930年代の映画が好きだねその頃のフランス映画を観ると、人間の喜怒哀楽が描かれていて、人生の奥深さを感じる
イタリア映画なら1950年代に良い作品が多いねこの時代のフェデリコ・フェリーニの映画には胸が詰まる他にもピエトロ・ジェルミの鉄道員、刑事の2作品には貧しいイタリアの市民の悲哀が描かれていて、感動する映画が多い
自転車泥棒なんかは、まさに戦後イタリア人の姿が描かれた名作だと思うし、日本人にも同じ第二次世界大戦の敗戦国として共通する姿がイタリアの1950年代の映画に描かれているのが好きな理由かな
最近はデンマーク映画を見る機会が増えてきた20年ぐらい前に実はデンマーク映画でバベットの晩餐会という映画を観た事があるけれど、お年寄りの作る料理番組みたいだったけれど見終わった後、非常に心地良い映画だった
そして最近も観たのだが、ペレという映画があった僕はこの映画は今まで観た映画の中でも最高傑作の一つに挙げられる
スウェーデン移民のデンマークでの生活における差別、いじめ等が描かれているが、厳しい大自然を舞台に力強く生きていく、少年ペレの成長を描いていた監督はビレ・アウグスト
実は彼は今ではハリウッドに本拠地を移しているそんな彼がハリウッドで監督した映画で愛と精霊の家、レ・ミゼラブル、そしてまだ最近の映画だがマンデラの名もなき看守の3作品を観ている
実は3作品とも僕は大好きなのだが、『愛と精霊の家』はスケールの大きい大河ドラマだったのだが、どうやら不当に評価が低いみたいだこの映画は実際に映画館で観たけれど2週間で打ち切り
あまりにも早く終わりそうなので慌てて観に行った記憶があるしかし、どうやらこの映画のDVDすら出ていないみたいだもう一回観たい映画だね
しかし、今やデンマーク映画に、凄い鬼才が現れたその名はラース・フォン・トリアーだ実は最近この監督の映画をたて続けに観ている
海の奇跡とダンサー・イン・ザ・ダークだ実はこの二つの映画はデンマーク映画における映画の法則みたいなドグマ55というのがあるけれど、まさにドグマ55を適用した前述した2作品はまさにこの監督の凄さを感じるし、このようなドグマ55を用いて映画を作れる監督は世界に殆どいないと言って良いだろう
そして、今回のドッグヴィルだが、実は物凄い衝撃を僕に与えてくれた作品だ
最近、息子のまなざしと言うベルギーのダルデンヌ兄弟の映画にも衝撃を受けたが、今回紹介するドッグヴィルは、もっと衝撃を受けた完全なドグマ55を無視して作った映画だけれど、完全にドグマ55を無視して作ったら、こんなヘンテコリンな映画が出来上がってしまった
実はこの映画の冒頭のシーンからヘンテコリンな意味がわかる
舞台は映画のタイトルにもなっているドッグヴィルという小さな村が舞台なのだが、実はこのドッグビルの村全体を上空(?)からのカメラで撮っている(どんなけ小さい村やね)
そして、実はドッグヴィルで生活している人がすべて上空(?)からのカメラで撮られている(家に屋根は無いんか)(屋根どころかこの映画のセットでは家にドアがありません、しかも壁の類も無い)
そして、驚くべき事が床に白い線を引いて、家の枠や道の名前が書かれているだけセットには驚く山を登っていくシーンがあるけれど、その山が手作りの舞台で使われる山を想像してもらえれば良いだろう
正直、この映画の冒頭シーンだけを観てヤバイと思ったね
こんな映画があって良いのかと思ったよまさに映画を侮辱したようなこのセットには腹が立ったねしかも、この映画は3時間の長い映画
下記の画像が映画のワンシーン(この映画のセットがちょっとはわかるかな?)
それでは僕のこの映画のストーリー及び感想を述べよう
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ドッグヴィルという閉鎖的な村があるそこに将来作家を夢見るトム(ポール・ベタニー)という青年がいるが、彼はこのドッグヴィルという閉鎖的な村に対して、もっと開放的な、そして道徳がいきわたった村にしようと考えている
ある時、このドッグヴィルにグレース(ニコール・キッドマン)という、美女がやって来た何かから逃げてきたようだ
ところが、このドッグヴィルにギャングがやって来た
ギャングのボス(ジェームズ・カーン)はグレース(キッドマン)を追いかけてこのドッグヴィルにやって来た
トム(ベタニー)はグレース(キッドマン)を洞穴に隠して、ギャングを追い払う事に成功する
そしたら今度は警察がやって来たグレース(キッドマン)と言う女性が行方不明だと言う
そして、ドッグヴィルの住民はこの謎めいたグレース(キッドマン)をドッグヴィルに留めて置くことに不安を感じているが、グレース(キッドマン)に恋心を持ち始めたトム(ベタニー)は、グレース(キッドマン)に対して住民達の仕事を手伝う事を条件にこのドッグヴィルに泊めることにする
グレース(キッドマン)は献身的なまでにドッグヴィルの住民たちに対して手伝いを行うまた、グレース(キッドマン)も今まで働いた事が無く一生懸命に働くことに対して喜びを見出す
しかし、ドッグヴィルの住民たちはグレース(キッドマン)に対して本性を向き出しにして来た彼女に対して、執拗な嫌がらせを開始する
その嫌がらせを見たトム(ベタニー)はグレース(キッドマン)に対して、この村から逃げる事を提案する
またグレース(キッドマン)もドッグヴィルの住民達の嫌がらせに我慢が出来なくなったグレース(キッドマン)は、ドッグヴィルから逃げる事を決心するが、村ぐるみの作戦でグレース(キッドマン)はドッグヴィルから逃げる事が出来なかった
グレース(キッドマン)は鎖に繋がれたままの状態になるが、ついにまたギャングがやって来た
ドッグヴィルの住人たちはグレース(キッドマン)を、喜んで差し出すが・・・意外な展開を見せる続きは映画を観てください
流石はラース・フォン・トリアーだね
人間の本性を描いた作品で、この映画を観ているうちに、最初はヘンテコリンだと思って観ていたのが、いつの間にかストーリーに引き込まれてしまった
そして、最後の結末は意外だったねネタ晴らしは出来ないのが残念だけれど、グレース(キッドマン)の正体と良い、この監督らしくない結末に吃驚した前述した彼の映画、海の奇跡とダンサー・イン・ザ・ダークは、悲惨な映画だったけれど、この映画も悲惨な結末を期待したけれど、ちょっと良い意味でも、悪い意味でも想像していた結末と違った
実は僕には面白かったけれど、あんまりお勧めの映画とは言い難いしかし、このような映画もあるということでは必見かなそれにしても、映画というのは色々な表現方法が可能だという事がわかるけれど、このような映画はあんまり流行って欲しくないね
ちょっとこの映画のストーリーを語る前にヨーロッパ映画の事で前置きが長くなったけれど、実はヨーロッパ映画通信という、主にヨーロッパ映画の良さを伝えてくれるマッコイさんのブログがあります
僕も度々ヨーロッパ映画の良さを伝えたいため、ブログの記事にヨーロッパ映画の記事をよく載せています
それで今回は冒頭でヨーロッパ映画のことに少し文章を割きました
しかし、ヨーロッパ映画にも、スペイン、ドイツなどにも良い映画がありますそして、今回紹介したデンマーク映画、僕は観た事が無いのですが、マッコイさんのヨーロッパ映画通信を観ていただくとフィンランドの映画にも注目ですね
しかし、そんなヨーロッパ映画の中でもラース・フォン・トリアー監督は鬼才中の鬼才ですけれどね
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