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評判の別れる映画は多いちなみに僕が間違いなく嫌いなジャンルはミュージカルとホラー
例えば、ティム・バートンのスウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師という映画が最近あったけれど、歌を歌いながら人を殺す映画なんかは最悪
それとは別に評価が別れる映画では、2001年宇宙の旅という名作中の名作と言われる映画があるけれど、僕には苦手な映画
今まで5回ぐらい観ているけれど・・・駄目だ
学生の頃は映画を観まくって、映画評論家になれたら良いなあと思ったこともあったけれど2001年宇宙の旅の良さがわからずに断念した思いがある
他にもインデペンデンス・デイは嫌いだけれど、大ヒットしたね
そして、パイレーツ・オブ・カリビアンの大ヒットシリーズ映画が僕は嫌い
そして、今回紹介するダンサー・イン・ザ・ダークは評価が別れる映画だね個人的にはミュージカルは大嫌いな僕だから・・・実は僕はこの映画は大好き
嫌いだと言う人の理由は解るけれどね
ちなみに監督はラース・フォン・トリアーだけれど、最近記事にした奇跡の海の監督だこの映画も評価が別れるね
実は最近彼の映画でドッグヴィルという映画を観たけれど、これがまた評価が別れる映画だと思うけれど、僕には物凄く面白かった(またブログの記事にしようと思います)
嫌いなはずのミュージカル映画のダンサー・イン・ザ・ダークを今回紹介しよう
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舞台はアメリカの田舎。チェコからこのアメリカに息子を連れてやって来たセルマ(ビョーク)は、アメリカにやって来たのには深い理由があった
彼女は町の工場で働いているが、実は遺伝性の目の病気を患っており、今年中に失明することがわかっていたしかし、その事を彼女は周りには隠していた
しかし、セルマ(ビョーク)はミュージカルが好きで、工場での仕事が終わったら劇団で同じ職場で働くキャシー(カトリーヌ・ドヌーヴ)と稽古したり、一緒にミュージカル映画を観に行ったりしていた
セルマ(ビョーク)は工場で働いているお金を貯めているが、まわりの友人にはチェコにいる父親に送金していると嘘をついている
本当にお金を貯金している理由は、息子が13歳になるまでに目の手術をしなければ、息子までもが失明するからだその手術費用を稼ぐために彼女は家に貯金箱を持ってお金を貯めている
セルマ(ビョーク)と息子はトレーラーで暮らしているが、仲良くしている大家さんで警察の仕事をしているビル(デヴィッド・モース)が、彼女の元に訪ねてきた
そこでセルマ(ビョーク)とビル(モース)はお互いに秘密を話し合う セルマ(ビョーク)は自分の目が失明しかけていることと、お金を息子の目の手術のため貯金箱に貯めていること
そしてビル(モース)は、自分の妻が高価な物を買うために実は破産仕掛けている事を語るそんなビル(モース)はセルマ(ビョーク)の貯金箱を見て、お金を貸してくれと頼むが、今年中に息子の目を手術しないと息子の目が失明してしまうため、彼女はビル(モース)の頼みを受け入れる事が出来なかった
そして、お互いが語った事を秘密にすることを二人は約束する
セルマ(ビョーク)は、日増しに目が見えなくなってきたもう少しで息子の目の手術の費用を稼げると感じた彼女は、ついに夜勤までするがそこで彼女は決定的なミスをおかしてしまう。
その結果、彼女は視力の低下を理由に会社を解雇される
彼女が家に帰ったとき、貯金箱が無くなっているのに気付いた彼女はビル(モース)のところに向かう
ビル(モース)はセルマ(ビョーク)の貯金箱を盗んだのだどうしても、ビル(モース)はセルマ(ビョーク)に貯金箱を返そうとしない
しかもビル(モース)はセルマ(ビョーク)に対して銃を向けるが、ビル(モース)とセルマ(ビョーク)が争っているうちに、ビル(モース)の銃が発砲してしまうそして発砲した結果、ビル(モース)に銃が発砲してしまった
それを見ていたビル(モース)の妻に彼は、早く警察を呼べと通告する
さらにビル(モース)はセルマ(ビョーク)に対してお金を返して欲しかったら、俺を銃で撃て と言って、彼の持っていた銃を殆ど失明してしまっているセルマ(ビョーク)の手に渡してやる
激しく動揺したセルマ(ビョーク)は銃を発射しまくる何発かはビル(モース)に命中して彼は死んでしまう
セルマ(ビョーク)はビル(モース)殺しの罪で逮捕されるそして、裁判でも彼女は何も言わないこの場に及んでセルマ(ビョーク)はビル(モース)と一緒に語ったお互いの秘密を隠し続ける
その裁判の結果、彼女は死刑判決
彼女は囚人として刑務所入りするが、キャシー(ドヌーヴ)の尽力もあり、死刑執行日をずらしてもらう事が出来そうだセルマ(ビョーク)の友人たちはビル(モース)殺しの事件を解明していくうちにセルマ(ビョーク)が、ビル(モース)を殺した経緯を知ることになったからだ
そして新しい弁護人士とセルマ(ビョーク)は話し合うが、弁護士のお金の要求はセルマ(ビョーク)にちょうど払える額だった
これで死刑を免れると思っていたら、セルマ(ビョーク)は弁護士の要求を却下してしまう弁護料を払うと息子の目の手術費が無くなり、息子が失明してしまう彼女は息子が失明してしまうくらいなら自分が処刑される方を望んだ
キャシー(ドヌーヴ)はセルマ(ビョーク)を説得しようとする息子にとって母親の存在は絶対必要だとセルマ(ビョーク)に言うが、しかし彼女は母親がいなくても、失明してしまう方が自分の息子にとっては悲劇だと反論する
この言葉を聞いてキャシー(ドヌーヴ)は諦めるそしてセルマ(ビョーク)は自分が死刑される日を待つが・・・続きは映画を観てください
ストーリーの紹介では語らなかったけれど、実はこの映画はセルマ(ビョーク)が妄想するシーンが度々あるが、その妄想シーンにこの映画の悲劇性を無視するかのような、ビョーク達が踊るミュージカルシーンが挿入されている、結構斬新な映画の作りになっている
僕のビョークのイメージは、度々カメラマンに暴行するシーンばかり見ているから悪いイメージを持っていたけれど、このミュージカルシーンで見せるビョークの歌声は素晴らしいね彼女の声は、決して大げさな表現でもなく人間の魂に訴えかけてくる歌声だ
まさにこの映画の主人公はビョークだからこそ、この映画が単なる絶望的な映画としてではなく、感動を呼ぶ映画になったと思う
でも僕は男だし、女性というのはここまでして子供に対して愛情を持てるのかなこの映画の場合だと、セルマ(ビョーク)の台詞に自分の生まれてくる子が失明する事をわかっていたのに、この手で自分の子供を抱きたかったようなことを言うけれど、男には理解できないほど女の人は子供を欲しがるのかな
とことん主人公を悲劇に持っていくところや、その悲劇に対してわずかな幸福感(本当は大きな幸福感なのかな?)を もたらすダンサー・イン・ザ・ダークが持っている映画のテーマは奇跡の海と同じ共通性がある
悲劇性を全面に出しつつも、そこには小さな幸福感を見つけることが出来たときに、賛否両論のあるこの映画の価値が皆さんにもわかるでしょう
正直、観ていて辛くなる映画ですのでお勧め映画として挙げることに自分自身も不安でしたが、このように記事を書いていると・・・お勧め映画として自信を持って紹介できるダンサー・イン・ザ・ダークを絶対に観てください
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