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今やスペイン映画を牽引する存在であるペドロ・アルモドバル監督作品は、



この二つの作品はサスペンス映画では無いけれど、そこらへんのサスペンス映画よりもオチが読めない

そんな簡単にオチが読めたら面白くも何とも無い映画になってしまうけれど、彼の映画には吃驚するような展開が待っているから面白いし、しかも有り得ないような展開に感動してしまう

今回紹介する映画ボルベール〈帰郷)だけれど、これまたアルモドバ監督のまさに展開の読めない映画で、しかも女性に対する優しさが込みあがってくる映画

この映画も観ていてどのように、最後はまとまるのか途中は不安になったけれど・・・

それではボルベール〈帰郷)を紹介しよう

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三年前に両親を火事で亡くした姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)と妹のライムンダ(ペネロペ・クルス)とライムンダ〈クルス)の娘のパウラ(ヨアナ・コボ)は、ラ・マンチャの村に両親の墓参りに来ていた


3人はマドリード から来ているが、このラ・マンチャで一人で住んでいるパウラ伯母さん(ソーレとライムンダの母の姉)(チュス・ランプレアベ)をマドリードに連れて帰ろうとしている

なぜならパウラ伯母さん(ランプレアベ)は、盲目で痴呆症が進んでいるからだ


仕方なく、ソーレ(ドゥエニャス)とライムンダ(クルス)はパウラ伯母さん(ランプレアベ)の事を、隣の家に住む友人のアグスティーナ(ブランカ・ポルティーヨ)にパウラ伯母さん(ランプレアベ)の世話をお願いして、3人はマドリードへ帰っていく

そしてラインムンダ(クルス)と娘のパウラ(ヨアナ・コボ)が家に帰ると、ラインムンダ(クルス)の夫のバコは仕事をクビになっていた

ある日、事件が起きる



バス停から二人は一緒に家に着いてみると、夫のバコが死んでいた


しかも、台所に立っていたパウラ(コボ)を後ろからバコが抱きついてきたのだ


実はパウラ(コボ)の本当の父親はバコでは無いことをライムンダ(クルス)は娘のパウラ(コボ)に告白する

パウラ(コボ)の本当の父親は誰なのか

そして、ライムンダ(クルス)とパウラ(コボ)は死体となったバコを隣の閉店したレストランに隠した

しかし、今度はソーレ(ドゥエニャス)からライムンダ(クルス)に




葬式が行われるが、ライムンダ(クルス)は用事でパウラ伯母さん(ランプレアベ)の葬式に出られない事を姉のソーレ(ドゥエニャス)に伝える


真相を聞いていないソーレ(ドゥエニャス)はライムンダ(クルス)が葬式に来られない事を不思議に思うが、また一人で住んでいて目が見えなくて、痴呆症が進んでいるパウラ伯母さん(ランプレアベ)の墓地の契約や支払いなど用意が良いことをアグスティーナ(ポルティーヨ)から聞き、このことも不思議に思っていた

そしてアグスティーナ(ポルティーヨ)から、不思議な事を聞かされる


実際にソーレ(ドゥエニャス)は、母親イレーネ(マウラ)の姿を葬式の最中に見てしまう


ここから先も話は続きますが、ネタ晴らしになるので映画を観てください


そしてライムンダ(クルス)の娘のパウラ(コボ)の本当の父親は誰なのか


娘が父親を殺すは、死んだはずの母親は出てくるし一体この映画はどのような結末を迎えるのかと思ったけれど、うまい事、最後は収まった

それにしても、死んだ夫を隠したレストランが開いていると勘違いした近くで撮影していたロケ班がやって来て、ライムンダ(クルス)が無理矢理レストランを開いて、このロケ班達に料理を出して挙げるシーンなんかは女性の強さを感じさせるね



それにしても女性たちの強さ、優しさ、女性親子の絆の深さ等がユーモアを持って描かれたこの映画は面白い



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