褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 シン・レッド・ライン(1998) 異色戦争映画

2010年08月11日 | 映画(さ行)
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 時々戦争映画を観ていると不思議に思うことがある。命を懸けて戦う恐ろしい場面なのに、みんな凄く勇気がありすぎる感じで”レッツ、ゴー”と叫びながら正面からまるで自殺行為の如く突撃していくのはちょっと普通ではないと思うのだが・・・
 もし僕なら間違いなく最前線には行かないし、前を行く人を盾にして進むか味方にばれないようにとりあえず逃げるかも。
 とにかく僕は臆病者だから

 ところが今回観た戦争映画であるシン・レッド・ラインは、様々な人間模様が描かれていた。
 普通戦争映画と言えば、銃撃戦の激しさ、人間の狂気を描いた作品が多々ある。そんな中でシン・レッド・ラインも確かに銃撃戦はあるが、メインは様々な人間模様が描かれている点だ

 戦場における恐怖心、そしてそれぞれの兵士が抱える苦悩が描かれた映画が約3時間というロングドライブでジックリと見せる
 僕みたいな戦場において恐怖心を抱いている兵士も出てくるシン・レッド・ラインを紹介しよう
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 第二次世界大戦において、アメリカ軍が日本軍の占領下であるガダルカナル島を攻撃しようとしている。
 この兵士の中にはこれから上陸して戦うことに怯えている兵士もいた

 トール中佐(ニック・ノルティ)を指揮官とするC中隊が上陸し日本軍を攻めようとするが丘の上にある日本軍のトーチカに対して、部隊を率いていたスターロス大尉(イライアス・コティージ)は味方の兵士を死なせたくないために、トール中佐(ノルティ)の突撃命令に対して、指示を拒んでいた

 そんなスターロス大尉(コティージ)の行動に苛立つトール中佐(ノルティ)は自ら指揮をして、兵士の疲れも考えずに日本軍に攻撃を仕掛けるが・・・叙情的なシーンがたくさん出てくるこの戦争ドラマを映画で観てください

 戦闘シーンだけ観ればこれぐらいの銃撃戦は他の映画でも多く観られる。しかし、この映画にはガダルカナル諸島における鳥、コウモリ、ワニなどの生物が象徴的シーンとして挿入されている
 戦争を起こしている人間を描くと同時に自然、自然界に棲む動物を描くことによって、単なる撃ち合いだけではない、大自然、宗教的考えが描かれている

 敵扱いされている日本兵の描き方に少し違和感を感じる所もあるけれど、ここに出てくるアメリカ兵の戦争において様々な葛藤が描かれているし、詩情的な台詞も感動的である

 そしてショーン・ペン、エイドリアン・ブロディ、ジョン・キューザックなどの豪華キャスト、そして驚くのが48時間などのアクションスターのイメージが強いニック・ノルティがしっかりと演技しているのには驚いた
 そしてジョン・トラボルタ、ジョージ・クルーニーのような大スターを5分間ぐらいしか登場させない贅沢さ
 ちなみに監督はあの叙情的映画の天国の日々を撮ったテレンス・マリック
 戦争映画に叙情詩を持ち込むあたりは”天国の日々”を思わせる映画です

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私生活 過去を振り返ると・・・?

2010年08月10日 | 私生活
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 時々どういうわけか、過去の事を振り返ることがある。僕はこれからの未来が大切だと思ってなるべく過去にあったことは考えないようにしているのだが、最近は過去の事も考える事が多い。
 現在の僕の状態は・・・どうも現在の事を考えるのが精一杯なので未来が全く見えてこないのが本音だ
 だからと言って過去を振り返るのは嫌なのだが、ちょうど去年に大怪我をしてから1年が過ぎた僕の人生観に10年間単位で一生懸命に生きようという考えがある。
 
 20歳を迎えようとしたときからそのような考えが起こるようになってしまった。20歳になった時に絶対に30歳まで生きよう。
 そして30歳になって、次は40歳まで頑張って生きよう。
 現在は39歳。だから今はとにかく40歳までは生きなければならないという強迫観念に襲われている
 普通は人間は平均寿命を考えた時に80歳ぐらいまで生きられそうだから、僕のような考え方をするのは可笑しいかもしれない

 しかし人間はいつ死ぬかわからないと改めて思ったのが去年の事故でもこうして生きているのは40歳までは絶対に生きようという考え方を持っていたからだと思う。

 それはそうと最近プラダを着た悪魔という映画を観て思ったことがある。
 この映画を観て吃驚したのがメリル・ストリープ演じる鬼上司ぶりとにかく人使いは荒いし、私生活にまで突っ込んでくるしこんな上司はいけない。
 それと、部下に対してつまらんことを聞いてくる器の小さすぎる上司は考えものだ。

 僕も色々な上司を見てきたし、それなりには観察してきたつもりだ。そんな僕が経験した上司の中で呆れた人間がいる
 上司が変わった時に僕はその上司から少し驚いたことを尋ねられた。『俺と前の上司はどっちが良いか正直に答えろ』
 
 だいたいそんな質問に答えられるわけがないやろそんなショボイことを聞いてくるなと思ったよ。
 自分と他人がどちらが良いか気になる気持ちもわかるような気もするが、そんなことを口に出してダイレクトに聞いてくるな上司としての器量が狭すぎるんじゃ。
 その時は僕は返答に困って何も言えなかったけれど、心の中では”そんなショボイ事を聞いてくるお前の方が嫌じゃ”と叫んでいたよ
 
 厳しい上司が居て怒られたり、注意されるのは別に結構。しかし器量の狭い自分を露骨に見せてくる上司は嫌
 そんな上司よりもプラダを着た悪魔のメリル・ストリープみたいな鬼上司の方がまだ良いかも

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映画 刑事マディガン(1967) 異色の刑事映画

2010年08月08日 | 映画(か行)
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 刑事映画と言えば、僕が好きな映画と言えばダーティー・ハリー
 クリント・イーストウッドが演じた犯人顔負けのサディスト的なキャラハン刑事は、まさに今観ても強烈な印象を残す。
 ダーティー・ハリーを監督したのがドン・シーゲル
 ドン・シーゲル監督といえばダーティー・ハリーの他にもクリント・イーストウッドを主演にした映画で白い肌の異常な夜アルカトラズからの脱出などがあるが、実は今回紹介する刑事マディガンドン・シーゲル監督作品
 この映画の大きなストーリーは自分の拳銃を奪われた刑事が執念で犯人を追いかけるという主題があるが・・・この内容は既に黒澤明監督の野良犬と同じ内容
 
 しかし、刑事マディガンにはもう一つストーリーの軸がある。二重、三重にも張り巡らされたストーリーが1つになっていくストーリーの映画が最近では見られるが、実は刑事マディガンも2つのストーリーが、1つにつながっていく
 そしてこの映画のリチャード・ウィドマークが演じる鬼刑事振りに、ドン・シーゲル監督の後年の傑作ダーティー・ハリーのキャラハン刑事とイメージが重なる。

 それではリチャード・ウィドマークの魅力がしっかり堪能できる刑事マディガンを紹介しよう

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 マディガン(リチャード・ウィドマーク)とロッコ(ハリー・ガーディノ)の2人組みの刑事が、町を牛耳るヤクザな男のベネッシュのアパートに乗り込むがベネッシュに逃げられ、しかもマディガン(ウィドマーク)の拳銃が奪われてしまう
 このままではマディガン(ウィドマーク)の拳銃による発砲事件が起こりかねない。
 マディガン(ウィドマーク)とロッコ(ハリー・ガーディノ)の2人は72時間以内にベネッシュを逮捕することを命じられる。

 その頃警視総監のラッセル(ヘンリー・フォンダ)はマディガン(ウィドマーク)たちの失敗に悩みながらも、彼自身は他にもたくさんの悩みを持っていた
 それは自分と不倫関係にある女性から別れ話を持ち出されたこと。そして役職は現在自分の方だが、大の友人である主任警部のケインが売春に手を出しているという証拠を手に入れてしまった。

 ラッセル(フォンダ)はマディガン(ウィドマーク)とは同じ所の警察署に勤めていながらなかなか出会うことはなかった。
 しかし、マディガン(ウィドマーク)はかつえラッセル(フォンダ)の下で働いていたことがあった
 マディガン(ウィドマーク)は典型的な仕事の虫であり、若い妻がいながら家庭よりも仕事という男であり、一方ロッコ(ガーディノ)は家庭も大事にする男であったが二人の鬼刑事ぶりは共通だった

 72時間という限られた時間の中でベネッシュ逮捕に執念を燃やす2人の刑事は強引な捜査を繰り広げる。そしてなぜかマディガン(ウィドマーク)は知り合いが多く、しかも高級レストランにおいてもマディガン(ウィドマーク)はただ飯オッケイ
 そしてマディガン(ウィドマーク)とロッコ(ガーディノ)がベネッシュの居所につながる証拠をヒューイと言う青年から聞き出すが、そんな時マディガン(ウィドマーク)の銃による警官発砲事件が起きてしまう
 
 友人の処遇に悩むラッセル(フォンダ)、そしてマディガン(ウィドマーク)とロッコ(ガーディノ)の必死の追跡は・・・映画を観て下さい

 マディガン(ウィドマーク)とラッセル(フォンダ)の二つのストーリが絡み合う映画だけれど、タイトルの”刑事マディガン”と言うわりにはラッセル(フォンダ)のストーリーが、マディガン(ウィドマーク)のストーリーに対して絡みが浅い
 マディガン刑事とラッセル警視総監の若い頃の出来事が少し希薄なだけに、マディガン刑事とラッセル警視総監との偶然出会うシーンにおいて、どうして異様なほどマディガン刑事の態度が変わるのか、そしてマディガン刑事の妻がラッセル警視総監に吐きかけるラストシーンの意味が少しわかりにくいのが残念
 もっとマディガンとラッセルの若いときに何があったのかを知りたかった
 しかし、ヘンリー・フォンダリチャード・ウィドマークの2人とも渋いね~

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競馬 関屋記念予想 ここはしっかり的中させます

2010年08月08日 | 競馬予想
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 今回の関屋記念は的中させなければ、やばいことになってきた
 最近の連敗中により僕の競馬貯金がいつの間にか少なくなってきた。ちょっとここはしっかりと予想して的中させます
 展開を考えるとメンバー的にスローペースにはならないだろう。これなら差し馬に期待したいし、しかも前走で休養明けを叩いてボロ負けした馬にも注意が必要だろう
 それでは馬印と各馬のコメントを述べよう

 僕の本命は2番のマイネルクラリティを挙げる。
 前走の追い込みを見ると今回の新潟コースは楽しみだ。特に後方から行く馬ではないだけにペースが遅いようだと好位からでもレースが出来る。この馬の場合折り合いが付くかどうかが好走の分かれ目だけれど、津村ジョッキー(画像)は比較的折り合いを付けるのがうまい(そう思っているのは僕だけか?)だけにここは期待出来る

 単穴には3頭挙げる
 まずは8番のムラマサノヨートー。NHKマイルCのレースで最低人気で3着に来たレースはもう10年も昔のような気がするが、あの時のインパクトを再び見せてくれないだろうか
 前走は長期休養明けで何も出来ずに完敗だったが、一叩きの今回は前走より大幅な上積みを見込める
 休養前が本格化を思わす鋭い差し脚を見せていたもし今回も差し脚が復活していたら期待できる

 次に9番のセイクリッドバレーを挙げる最近の重賞での戦いぶりから、今メンバーの中では最も充実しているし、安定感がある。
 しかし、重賞を勝ちきるだけの能力があるかは少々疑問だ。しかしメンバーを見渡すと勝たれても仕方がない。単穴の評価が今回は妥当だろう

 次に11番のキタノリューオーを挙げる休養前は強敵に勝てないレースが続いたが、前走の1,200M戦では上々の走りを見せた。
 そして今回は1,600M戦だ。状態は上向き、条件も好転しているだけに今回は怖い1頭勝つ可能性ある

 勝つのは厳しいが2着ならありそうな馬をあげよう
 まずは6番のエフティマイアこの馬も牝馬クラシック戦線で善戦していたのは、はるか昔に感じる。
 近走の二桁着順続きには目をつぶって、2着ぐらいなら来ても不思議では無い能力はあるとおもうのだが。夏は牝馬という。能力が復活して、夏を向かえ復活を果たさないか?

 次に10番のスピリタスを挙げる。前走が非常に優秀なタイムでの勝利タイムにケチをつけるつもりは無いが、確かに3着以降は大きく引き離したが、2着に降したソーマジックにはもっと簡単に決着をつけて欲しかった確かに中団から差し切る強い内容だったが、今回は前走より相手が大いに強化されるだけに、果たして前走のように上手くいくか?
 2着には押さえておいた方が良い馬だと思う

 次に13番のタマモナイスプレイを挙げる。
 前走のオープン勝ちで、今後は非常に楽しみになってきた馬。実力を着実に付けている感じのする馬。今回も好勝負可能だと思うが、長い直線の新潟コースで果たして何処まで踏ん張れるか。恐らく好位からレースだと思うが、あんまり外を回るレースだと不安だし、それほど切れる脚が無いので切れる馬にやられる可能性が高いと思う。

 三連単の端っこ(3着)に押さえる馬を挙げよう
 まずは1番のキャプテンベガを挙げる。持っている能力が相当だがとにかく善戦マン。3着より上にマークする必要は無いだろう。

 次に3番のダイシンプランを挙げる。距離は1,600Mぐらいがベストか。休養明けを叩いて状態は良さそうだ。3着なら来ても驚けない。

 そして4番のマルカシェンク。とにかく出遅れが大きいので実力を発揮出来ないでいるが、今回は長い新潟の直線。出遅れても大外から3着に食い込んでくるシーンがあっても驚けない。

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2
 2着 6、8、9、10、11、13
 3着 1、3、4、6、8、9、10、11、13

買い目 三連単フォーメーション
 1着 8、9、11
 2着 2
 3着 1、3、4、6、8、9、10、11、13  合計 72点


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映画 雨の朝巴里に死す(1954) 理想が壊れた瞬間に

2010年08月06日 | 映画(あ行)
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 男はいつまで経っても理想を追い求めてしまう。そんな理想をおいかけてしまうために自分を破滅させてしまうこともある
 悲しいことに僕も理想を追い求めるタイプかもしれない。なぜなら僕は今も夢の中で生きているような気がするし、現実が信じられない早く現実に戻らなければと思うのだが
 なんだかインセプションみたいな事を書いてしまっているが、今回紹介する雨の朝巴里に死すを観るたびにそのようなことを思うのだが、流石に僕も40歳を迎えようとする時にこの映画を観ると現実に叩き落とされる気分だ

 男女が結婚して、子供が産まれても男は自分の夢に向かって突っ走り、女は今までの豪華な生活を忘れられずに生活の倹約を考えない。それでも子供のことが結婚した男女にとって1番大事なことなんだということを今回紹介する雨の朝巴里に死すを観ているとそんな感じがする
 僕の場合今までの人生を振り返ると理想に向かって生きていると言うよりも、いつの間にか40歳を迎えてしまいそうという感じだ。
 まだまだ青春時代だと思っているのだが、いい加減に本当の中年に早くなりたいものだ

 それでは今も昔も世界中の憧れの都市であるパリを舞台にした雨の朝パリに死すを紹介しよう
 
雨の朝巴里に死す [DVD] FRT-156

ファーストトレーディング

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 アメリカからパリにやってきたチャールズ(ヴァン・ジョンソン)は、かつてのなじみの酒場へやって来る
 チャールズ(ジョンソン)は酒場に描かれた絵を見て、かつてのパリでの過ごした日々を思い出す。

 第二次世界大戦直後のパリは街中歓喜に沸いていたチャールズ(ジョンソン)は見知らぬ女性といきなりキスを交わす。
 チャールズ(ジョンソン)は人混みを逃れて、喫茶店に入ると偶然にも一緒の戦った仲間であるクロード(ジョージ・ドレンツ)と出会い、彼と一緒に居た女性のマリオン(ドナ・リード)からパーティーに誘われた
 チャールズ(ジョンソン)とマリオン(リード)は恋に落ちそうになるが・・・

 チャールズ(ジョンソン)とクロード(ドレンツ)は一緒にパーティーに向かうと、そこにはチャールズ(ジョンソン)がキスを交わした女性が居たその女性は実はマリオン(リード)の妹であるヘレン(エリザベス・テーラー)だった。
 チャールズ(ジョンソン)はマリオン(リード)の事を気にしながらも、彼女の妹のヘレン(テーラー)と恋に落ちてしまう。



 チャールズ(ジョンソン)はパリの新聞局に勤めながら小説を書き、ヘレン(テーラー)も裕福な家庭であり、人生は楽しむことが1番という父の影響を受けたようでヘレン(テーラー)も派手な衣装で、優雅な生活を送っていた。
 そんな2人に子供が産まれるが、チャールズ(ジョンソン)の書いた小説は出版社から返却されてしまう。
  やがて自暴自棄になってしまう夫のチャールズ(ジョンソン)を見て、ヘレン(テーラー)は優雅な生活を止めて、夫のチャールズ(ジョンソン)を助けようとする。
 そんな妻のヘレン(テーラー)の献身的な支えもありチャールズ(ジョンソン)は再び小説を書き出すが、2作目も出版社から返却されてしまう

 失意に襲われたチャールズ(ジョンソン)は酒浸りの生活が続く事になる。そして彼は女性と出会っているところを今は結婚しているクロード(ドレンツ)とマリオン(リード)夫妻に見られてしまう

 チャールズ(ジョンソン)は、知り合った女性を誘ってモンテカルロ・パリ間の自動車競争に参加してしまう。一方、チャールズ(ジョンソン)に対して必死に支えになろうとしていたヘレン(テーラー)だったが、夫のチャールズ(ジョンソン)が立ち直れないことに辛さを感じた彼女は若いテニス選手の男性と酒場へ行くようになる。
 チャールズ(ジョンソン)はヘレン(テーラー)が若い男と一緒に飲んでいる所を目撃して、彼はヤケ酒を飲む事になるが不覚にもヘレン(テーラー)を・・・

 チャールズ(ジョンソン)がアメリカからパリに来た理由はヘレン(テーラー)との間に出来た娘を引き取りに来るためだったが・・・チャールズ(ジョンソン)とヘレン(テーラー)を襲う悲劇的運命は・・・映画を見てください

 このような映画を観ると結婚するのが嫌になるねしかし、アメリカに戻ることなく夢をかなえるはずだったパリの街はこの夫妻には非情だ
 結婚している男女が子供の事を一番に考えて生活するが、同時に夢を追いかけてしまい、そして夢を叶えられない挫折感を味わう時、どうしてこのような自暴自棄に人間は走ってしまうのか非常に悲しいストーリーであると思っていたのだが、考えてみたら今の日本はもっと酷い事に気付く。

 最近のニュースでよく耳にするのが、子育てを放棄してしまい、そして子供を死なせてしまう親たち
 そのようなニュースを聞くと、この映画の夫婦は悲劇的ではあるが現実はもっと恐ろしい事が起こっているように、まだこの映画には子供への愛が描かれているだけに希望がある


 しかし、この時代のエリザベス・テーラーは本当に綺麗
 この映画の出演時がまだ22歳とは思えない大人っぽい魅力があるし、演技力も日本の20歳前後の女優とは比較にならないぐらいの熱演を彼女は見せる素晴らしい女優だと改めて感じます

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競馬 小倉記念反省 こりゃ駄目だ

2010年08月05日 | 競馬予想結果
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 今回の小倉記念の予想は、全く駄目
 展開から読みからペースなど全て読み間違い。どうも最近は本当に根本的な部分で予想が間違っているから馬券が的中しない
 オースミスパークの逃げは予想通りだったけれど結構速いペースで逃げてしまったし、しかも僕の本命馬のサンライズベガが速めに逃げたオースミスパークを捕まえに行ってしまった
 しかもサンライズベガが動きだすと同時に有力馬も一緒に動いているし・・・どうも最近の僕には邪念が付いているようだ。
 それでは毎度の如く反省を

 勝ったのはニホンピロレガーロいつもはもっと後方から行く馬だけれど今回は小倉競馬場を意識してのいつもより前の位置取りのレース
 直線の短い小倉コースはこの馬には不安だったけれど、酒井学ジョッキーを称えるべきだろう。
 しかし、実際は馬も強いけれどサンライズベガを目標にレースはしやすかったと思う。この馬は7歳の高齢馬だけれど、最近は本当に高齢馬の活躍が目立つ

 2着にはバトルバニヤン。いや~惜しかったというより同着にしてあげても良かったのにね。
 しかし、最後のニホンピロレガーロとの叩き合いは見ごたえ充分だったし、むしろ勢いはこっちの方が上だったけれど、相手がしぶとかった小回りコースが向いている感じ。

 3着にはスマートギア。実力はあるのに本当に勿体ない。小倉コースは基本的に合わないけれど、それにしても追い込み馬にとってこの勝ちタイムは速すぎた
 それにやっぱりこの馬は直線の長いコースじゃないと勝ちきるのは厳しいそれにどしても人気するから必要以上に大外を回すレースをやってしまうからね。逆に人気の無い時はもっと思い切ったレースが出来そうだから、もうちょっとレベルの高い相手の方が勝つチャンスがあるかも

 4着にはナリタクリスタルが来たけれど、この馬も含めて有力馬が一斉に動き出した時に1番スムーズさを欠いてしまったのがこの馬。もう少し上手く馬群を捌けていればもっと頑張れたと思う。いつかGⅢレースの重賞なら勝てると思う

 他に気になった馬として僕の本命のサンライズベガ松岡ジョッキーが少し大胆に乗りすぎたと思う
 レース全体の流れをこの馬が演出してしまった。ゴール前は100Mぐらいまで頑張ったけれど・・・僕の予想が甘かった

 他にはホワイトピルグリムも頑張ったけれど4コーナーで外を回しすぎ
 それともうワンパンチ足りないね。

今年の成績
 的中率 70戦 12勝58敗 的中率 17.1パーセント
 回収率 450,400円使用 回収285,240円 回収率63.3パーセント

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映画 クィーン(2006) 一般市民と王室の温度差を感じる

2010年08月05日 | 映画(か行)
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 最近の小学生に”あなたの夢は何ですか?”と尋ねるとどのような答えが返ってくるのだろう。僕の小学生時代ならプロ野球選手とか歌手とかそのような答えが多かったと思うが。
 ちなみに僕の小学生の時の夢は天皇陛下になること
 流石に僕が高校生になった時は夢が叶わない現実に気付いたが、あまりにも無知すぎる自分の過去を振り返ると嫌になることがある

 しかし、皇室とは本当にどのようなところなのだろう
 最近ニュースの報道を聞くと色々な問題を抱えているようで・・・今は自分の夢が叶わなかったことに感謝しています

 そんな日本の皇室と似ているのか、似ていないのかよくわからないのがイギリス王室

 僕にとってイギリス王室と言えば、ダイアナ元皇太子妃
 彼女が世界中を回り、笑顔を振りまき、そして子供たちと接する姿に僕は非常に感銘を受けた
 そして彼女の事故死それは本当に僕自身が驚いたし、また彼女が世界中の人々から物凄く愛されていた事を知った。
 しかし、実際はイギリス王室に君臨し、またイギリス王室の象徴はエリザベス2世
 しかし、この映画を観るまでエリザベス2世に興味を持ったことが無かった。今思うとダイアナ元皇太子妃は知っていても、エイリザベス2世を全くと言って良いほどその存在を感じなかったのは不思議な気がする

 現在の日本においては天皇陛下が内閣総理大臣を任命することぐらいしか政治的影響力を持っていることぐらいしか(他には外国への遊説?)僕には思いつかないが、イギリスの女王(国王)は首相に対して政治的アドバイザーの役割を果たしていることを今回紹介する映画クィーンで知った
 それにしてもこの映画を観るとイギリス王室というものが一般市民の事を如何に理解出来ていないかを思い知るそして一般市民の目で国内の事情を知らないままで政治に介入することの愚かさがわかる。
 ダイアナ元皇太子妃が事故死に対しての一般市民とイギリス王室の温度差の違いを描いたクィーンを紹介します。

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 1997年5月、イギリスにおいて改革派であるトニー・ブレア首相マイケル・シーン)が誕生する
 ブレア夫妻はエリザベス2世(ヘレン・ミレン)に首相就任のために会いに行くが、エリザベス2世(ミレン)は過去の伝統を改革しようとしているブレア首相(シーン)を嫌っていた。

 それから3ヶ月後にとんでもないニュースが飛び込んできた。それはダイアナ元皇太子妃のパリでの事故死
 そのニュースはエリザベス2世(ミレン)の元にも届くが、彼女は王室一家でバルモラル城に鹿狩りに出ていたが、エリザベス2世(ミレン)は息子のチャーチル皇太子と離婚したダイアナ元皇太子妃を王室の人間とみなさずに、何のコメントも、そしてロンドンに帰ることもなくそのままバルラモル城で休暇を楽しんでいた。
 
 ブレア首相(シーン)は世間の声がダイアナ元皇太子妃を悲しむ声を聞き、全く公式にコメントも無く姿を現さないエリザベス2世(ミレン)に対して、直ぐに公の場に姿を現し、ダイアナ元皇太子妃の事故死に対して何らかのコメントをするようにアドバイスするが、元々ブレア首相(シーン)やダイアナ元皇太子妃を嫌っている彼女は彼のアドバイスに対して耳を貸さなかったが、次第に世間の声はあまりにも冷たいエリザベス2世(ミレン)に対する不満の声が大きくなってくるが・・・ダイアナ元皇太子妃の事故死の裏側での隠されたストーリーは映画を観てください

 ダイアナ元皇太子妃の事故死で世界中が悲しんでいるのに、イギリスの女王が全く彼女の死に対して関係無い素振りをしてしまう姿は非常に驚き
 しかし、この映画は凄い暴露映画実際に実名で人物が登場するだけにエリザベス2世にとっては非常に不愉快な映画であるのに、彼女もこの映画を絶賛していたみたいだ
 日本映画が果たして今のゴタゴタの皇室を舞台にした映画を製作できるかとなると恐らく無理だろうな

 この映画はエリザベス2世のあまりにも世間とずれているダイアナ元皇太子妃の事故死に対する映画であり、批判した映画のように思われているが女王(国王)として、人間としてのエリザベス2世の苦悩する姿が描かれている点にも大きく注目するべき映画である
 前半のエリザベス2世の行動には確かに嫌悪感を覚える。しかし、あれだけ鹿狩りを楽しんでいた彼女の心境の変化を見せるシーン(鹿に対しての思いやりを見せる場面)は映画的な面白さがある

 ちなみに監督は傑作を連発している(僕だけがそう思っているのかも?)スティーブン・フリアーズ
 彼の監督作品において詐欺士達の運命を描いたグリフターズ、有名小説であり恋愛ゲームの内容を映画化した危険な関係、そしてヒューマン映画の傑作ヒーロー/靴をなくした天使など、非常にその演出力には定評があり、まさに現代を代表する映画監督です

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映画 ミラグロ 奇跡の地(1988) レッドフォード監督作品の中では最も好きな映画!

2010年08月01日 | 映画(ま行)
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 映画俳優だった人が監督業に乗り出すことはよくあるけれど、そのような成功者にクリント・イーストウッドが直ぐに思い浮かぶ。
 しかし、実はその先駆けとなると俳優として明日に向かって撃て!、スティングで大スターに登りつめたロバート・レッドフォードの方が映画監督としては先に実績を残している



 ロバート・レッドフォードの映画監督としてのデビュー作が普通の人々
 この映画は確かにドナルド・サザーランドが出演しているが、家族崩壊を描いた非常に地味な映画であり、とても大スターだった人の監督作品とは思えない映画。しかし、この映画でアカデミー賞において作品賞、監督賞を取っているように映画監督として成功を収めた。
 そして当時まだ有名とは言えなかったブラッド・ピットを大スターにしたリバー・ランズ・スルー・イットでは、家族の絆をモンタナ州の大自然を背景に釣りを通して描き、そしてクイズ・ショウにおいては、テレビ業界をクイズ番組を通してスターを生み出したり、蹴落としたり簡単に出来る恐ろしさを描いた。
 他にも事故から馬を傷つけてしまったことによるショックから馬、そして回りの人間たちの精神ショックから立ち直る姿を描いたモンタナの風に抱かれてなど、派手な演出もなく、地味なストーリーだが、佳作を取り続けているイメージがある。
 そして今回紹介する映画が”普通の人々”に次ぐロバート・レッドフォード監督の2作目に当たるミラグロ 奇跡の地です。
 僕は彼の監督作品では今回紹介するミラグロ 奇跡の地が1番好きだったのだが、実は今回改めて見直すとこの映画には今まで気付かなかった点があることに気付いた。
 この映画は寓話的要素と環境破壊をテーマにした作品だと思っていたのだが、それ以外に・・・それではミラグロ 奇跡の地を紹介しよう

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 アメリカ南部のニューメキシコ州の自然に囲まれたミラグロが舞台。
 そこはヒスパニック系のアメリカ人が多く住む村。
 しかし、この自然あふれる村も大企業におけるレジャーランド建設により自然が破壊され代々この土地に住んでいるヒスパニック系アメリカ人達も水は使用禁止され、農作物も育たなくなり、彼らの仕事もなくなってきていた
 
 ある日、ホセ(チック・ヴェネーラ)が使用禁止の水を自分の農場に引いて、大豆の生産を始める。しかし村の住人たちはそんなホセ(ヴェネーラ)の行動に対して冷たい視線を投げ掛け、また州知事たちを巻き込んでそんなホセ(ヴェネーラ)の行動を中止させるべく、冷酷な保安官であるモンタナ(クリストファー・ウォーケン)がこの村にやって来た

 元々の住人であるヒスパニック系アメリカ人たちは、レジャーランド建設反対、そして自分達の代々の土地を守るための集会を開くが、ヒスパニック系アメリカ人たちはまとまりを欠いていた

 いつもひとり言をしゃべっている老人のアマランテ(カルロス・リケルメ)の豚がホセ(ヴェネーラ)の畑を荒らしていた。ホセ(ヴェネーラ)は豚を追い払おうとした時、銃を発砲しながらアマランテ(リケルメ)がやって来た。
 ホセ(ヴェネーラ)は誤ってアマランテ(リケルメ)を撃ってしまい、仲間たちはホセ(ヴェネーラ)に逃げるように忠告し、アマランテ(リケルメ)は病院に運ばれてしまう。

 今や殺人者として逃げる見になってしまったホセ(ヴェネーラ)をモンタナ(ウォーケン)が執拗な追跡を開始するが・・・ミラグロの土地に住む住人たちの団結、土地に対する想い、そして寓話的奇跡は映画を観てください

 この映画に出演している俳優はほとんど無名の人ばかりしかし、有名な俳優が出ている数と、その映画が良いかは比例しないと言うことを証明している典型的な作品
 ストーリーは地味すぎるレジャー開発を目論む企業や州の役人と、この土地に先祖代々住む人の争いを描いている
 しかし、地元住人の中にもレジャー開発に対して村の活性化を望む人々が居たり、またこのヒスパニック系アメリカ人たちの歴史、文化に対して寛容な白人たちもいる。

 この映画で描かれている内容は、まるで普天間の問題を抱える日本と状況はよく似ている。普天間移設問題に対してあまりにも報道が偏っているが実際の沖縄の人の中には少数意見かもしれないが普天間移設に賛成している人も居る。

 しかし、少数意見も重要だがこのような普天間移設の問題を考える時、大事な事はその土地の歴史、文化を考えると自然と答えが導き出されると思う

 この映画はそのような社会的問題を描いているけれど、このミラグロというタイトルは、その土地の名称ではあるのだが実はスペイン語で”奇跡”と言う意味を持っている
 この奇跡的な寓話と社会性を両立させた映画であり、ロバート・レッドフォード監督の後の作品にも通じる大自然に対する想いが出た映画です

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映画 イル・ポスティーノ(1994) 美しい詩的映画

2010年08月01日 | 映画(あ行)
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 音楽、雰囲気、イタリアの島を舞台にした映画ということで、非常にニュー・シネマ・パラダイスとよく似ていると感じたのは僕だけかな
 実際はストーリーは全く違うんだけれど
 この映画は共産主義者であり、詩人でもある実在の人物パブロ・ネルーダが祖国チリから追放され、亡命してきたのがイタリアの漁師の村である架空の島。
 そのイタリアの島において、毎日彼の元に手紙を送り続ける郵便配達人。
 そんな詩人と郵便配達人と友情物語であるが、実は政治的なテーマも入っているところがこの映画を名作として価値を高めている
 文学が時代の流れにおいて抹殺されることは世界中のみならず、日本においてもあった
 日本においてプロレタリア文学を掲げる作家たちも日本におけるファシズム(日本の軍国主義)の流れで弾圧を受けた姿をこの映画の共産主義者で詩人であるパブロ・ネルーダの姿と重なって見えるのである。
 実際に今回紹介するイル・ポスティーノは、チリやイタリアの政治背景を極力控えた作品であり、あくまでも詩人と郵便配達員との交流がメインになっており、またこの映画で撮影されている綺麗な風景がまるで詩の世界を感じさせられる。
 それではこの映画の主役のマッシモ・トロイージが、自らの命を投げ打ってまで完成させた渾身の力作であるイル・ポスティーノを紹介します

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 イタリアの漁島において、マリオ(マッシモ・トロイージ)は父親から漁師になることを勧められるが、体力仕事は向いていないようだ。

 ある日、この美しい島に世界的な詩人であるが、チリ政府から共産主義者であることから国から追放され、この美しい島に亡命してきたパブロ・ネルーダフィリップ・ノワレ)がイタリア国民から熱狂的に迎えられ、マリオ(トロイージ)の住む村にやって来た

 マリオ(トロイージ)は唯一この島において文字を読み書きできる人物で、そして郵便局の仕事に就く。
 しかし、マリオ(トロイージ)に与えられた仕事は、この島に亡命してきたパブロ(ノワレ)に来る手紙を配達するだけ。しかし、この世界的な詩人に対する女性から多くの手紙にマリオ(トロイージ)と郵便局の局長は驚く。

 マリオ(トロイージ)が毎日、手紙をパブロ(ノワレ)に配達するうちに2人の間には友情が芽生えていた
 そして詩人であるパブロ(ノワレ)から詩の技法である隠喩という言葉を聞かされる



 やがてマリオ(トロイージ)には、この島で喫茶店を経営している娘のベアトリーチェ(マリア・グラッツィア・クチノッタ)を好きになってしまうが、マリオ(トロイージ)はあまりにも純粋な人間であり、彼女に告白できない。
 そんなマリオ(トロイージ)に対して、流石は詩人であるパブロ(ノワレ)彼の協力によってマリオ(トロイージ)とベアトリーチェ(マリア・グラッツィア・クチノッタ)は結婚する。

 そしてパブロ(ノワレ)もチリ政権が変わったことにより、彼は自分の妻を連れてチリに帰国できるようになった。
 パブロ(ノワレ)は必要な荷物だけ手配して、残った荷物を後でマリオ(トロイージ)に対して運んでくるように頼んで、パブロ(ノワレ)はイタリアの島を去り、チリに帰ると彼は政府の要人になっていた。

 マリオ(トロイージ)たちは、イタリアのこの島から去ったパブロ(ノワレ)から手紙が来ないことに対して不信感を持ち出した。そしてパブロ(ノワレ)はチリ政府の要人としてフランスまで来ていながら、どうして自分たちを訪ねてこないのか

 マリオ(トロイージ)は、かつてパブロ(ノワレ)が住んでいた家に行くとマリオ(トロイージ)は自分からパブロ(ノワレ)に対して贈り物を贈ろうとする
 その贈り物は島の海の音、空の音、これから生まれる子供の声など、まさにパブロ(ノワレ)がこの島に住んでいた時に美しい島と絶賛していたが、その美しい島を隠喩で表した録音テープをパブロ(ノワレ)に贈ろうとする

 数年後、パブロ(ノワレ)はこの島にやって来るがマリオ(トロイージ)は・・・続きは映画を観てください

 この映画の主人公であるマリオを演じたマッシモ・トロイージは心臓病による手術を延ばして、この映画の撮影にのぞんで、撮影が終わって直ぐに亡くなったようです。
 そんな背景もあって、この映画を観ているとやっぱり悲しいねこの映画自体が彼なりの遺書であり、隠喩なのだろう。

 この映画を観ていると南米における社会主義国家の誕生による国家の変遷を感じるこの映画を観るとニュー・シネマ・パラダイスを思い出すと前述したけれど、貧富のある南米国家を人民がすべて平等な社会主義国家に本気で変えようとし革命家であるチェ・ゲバラを描いたチェ/28歳の革命を思い出したり、南米のチリ政権の社会主義国家への変遷を思わせるシーンはぜんぶ、フィデルのせいを思い出したりする。
 映画は一本の作品を独立させて見るのも良いけれど、他の映画と繋がりがあることを知るともっと面白く映画を観ることだ出来るし、その映画に深みが更に出てくる。
 それではこの映画の重要なテーマである隠喩を使って僕も詩を・・・



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