夕空に、三日月がかかっていた。運転中であったので、撮影ができなかった。然も、既に西の宇宙で、十数分後には沈んだ。その日の勤務状況にもよるので、チャンスは少ない。加えて、お天気でなければ観えない。月が接近していて、巨大に観えた。
駐車場の白い山茶花が、ライトに浮かび上がる。可憐である。花木は、自分で美しくできるが、人間は、誰かの手を借りないと、難しくなる。高齢者になると、その殆んどが、入浴の洗髪時に、長い髪は手がかかる、と切られてしまう。本人の意志は、二の次だ。
毎月、髪染めやカットに、移動で来てくれる方々がいる。どのようにいたしましょう。と言われても返事ができない。そういう方の代弁を、アドポケート機能と呼ぶ。細やかな拘りをしていないとできない。髪の多い方には、カットと漉いてもらうのを加える。
来月のクリスマス会で、唄を披露される方には、何処から見ても、綺麗に見えるような髪型に。また、襟足を短くとか、耳にかけない長さと注文をつける。その人の持たれる個性を、髪型一つでも現せられるよう、と思っている。何気ない仕草が美しく見える。
私は、小さい時には、猫毛の癖毛で、朝が何時も悲惨だった。大きくなって、パーマをかけんでいい。とは腹が立ちさえこそすれ、納得がいかなかった。髪質は変わってきたが、癖毛には違わず、未だに手こずっている。髪を、塩で洗う閃きは朗報。
塩には、ミネラルが多く含まれているので、艶としなやかさが出たのだろう。雪塩がいいが、そうでなくても可能だった。ウエストも、塩で揉んでいるので、60に戻るかも。顔は、艶と張り、自然なしっとり感が好ましい。化粧のべたつきも荒れもなく、よく伸びる。
四季咲きです。この淡い色が好きで買った。今年の台風で、サンタ枇杷葉が傾き、鉢を直撃した。苗を買いに行こう。