昨夜、やっとリエさんと連絡がつく。リエさんのブログに書き込んでおいたが、父上さま、無事に退院されたらしい。でも、在宅での介護は、介護人が倒れることもあるから、できる限りは、本人にしてもらうのがいい。時間はかかるが、リハビリも兼ねて。
一番困るのが、傍に居ること。付きっ切りにはなれないが、不安から心の安定を欠き、介護人の姿を追う。結果、転倒することに。ここに居てね、動いちゃだめよ。座っていてね等、それらが守られない。姿が見えなくなると、不安から動いてしまう。
元気な時には、身体への指令は、多少時間はかかっても出来ていた。その差異がわからなくなる。躊躇することも転倒に繋がる。何もない所で転ぶ。暗に高齢者でなくて、三半規管が弱かったりすると、転倒が多い。先日、尻餅をついた。
或いは、1対1の在宅の方が、安全なことも多い。施設だと、大勢を勤務者が見ることになる。時間的に動くか、他のことはしないでおくか。ところがそれは至難の業。食べることしか、愉しみがない。従って食事はどうあっても摂る。然るに介助が必要。
生きているという事は、お互いが援けあい、協力しあってできること。自然に年を重ねていくことだが、認知症は、新しいことを認識できないのだ。根気負けする。その人のあるがままを、受け入れていくことしかない。我儘を聴くこととは違う。
介護って、何だろう。と、考えてしまう。今も昔も、耐えることに繋がっていくのか。高齢者への尊厳も、威張り散らす相手に、あやまることとは違うような気がする。白を黒、と言われて、そうですね。と答えればいいのだろうか。難しい。
アネモネ。赤と青のトライアングル。夏の大三角を咲かせたよう。天に星、地上に花、人に愛