七草に、陽気が加わり、近辺までの散策に行く。紅梅、白梅が綻び、香っている。白梅の清楚さに、心が洗われる。八重や枝垂れもあるが、一重の白が佳い。早春のやわらかな陽射しに、凛として咲く。我が家のは、未だ硬い蕾だ。
ここ2・3日は、穏やかな天気で、風も緩やかである。寒さが和らいでのことに、空気の旨さを満喫。徒歩であったり、車椅子だったりするが、気分転換になるかと出かける。おおいぬのふぐりが咲き、仏の座が見える。七草も然りだ。
季節を先取りしなくても、その時期が来れば、自然と花は咲く。いつ頃からか、早く、速くと急かしてしまう。何をするのも早ければいい、という時節には、疑問が湧く。旧暦はそれからして、時が止まったような感覚だ。季節は違わず廻。
来月は、有給を使って、仕事を加減した。働き詰めに疲れが溜まり、精神的な負担も多い。歯痛はましになったが、ズキンとした痛みがあったり、耳鳴りがする。肩凝りが依然として残っている。灸を据えるのには、孫の手を借りたい。
来月は、年度末でもあるので、更新にも行かなければならない。体調不良の原因はわかっているが、家でじっとはして居られない。収入の当てがなければ、暮らしは成り立たない。他国の援助より、自国の民を救えないものなのか。
暖かくなったら、牧野富太郎博士の記念館に行ってみたい。友人との珍道中が愉しみでもある。長島愛生園にも出かけたい。砂の器の舞台となった、蒲田は東京だが、今以って尚、差別の根は消えていない。知っておくのも大切。
春の飛鳥にも行ってみたいが、友人とは趣が異なるので、単独での行動になる。徒歩か自転車になるだろうが、じっくりとであれば、1ヶ月はかかりそう。足の向くまま、気の向くままがいい。古代の面影は見当たらないそうだが・・・。
初秋の枇杷葉。葉の中心に硬い苞が現われる。これが徐々に大きくなって、花芽になり、開花して結実する。