雨水 冬の氷水が、陽気に溶け天に昇り、雨水となって降る、の意で、雨水と言う。毎年、二月十九日頃である。晴れているかと思えば雨が、雨かと用心すれば晴れて、空を見上げる天気になった。雪の舞うこともあるので、油断できない日々だ。
強風である。北風なのが問題だが、これが東風なら、メリー・ポピンズに遭える。中国では春節、とも言われる旧暦の元旦。恒例の福力荒神さまに出向く。昨年と大きく変わっていたのが、出店が極端に少ない。人混みもなく、間違えたかと思う。
友人と、境内にお参りをし、昨年の札を返し、今年の砂とお札を求める。砥石を探すが、思ったのがない。金柑の砂糖付けを買い、寿しは昼食用に、饅頭を土産にして、大判焼きを1個づつ袋に、駐車場に落ち着き、やれやれと車中で頬張った。
往復2時間弱で、友人との凸凹コンビだが、無事に行って帰る。特に話すことも無いが、何かあった時には心強い。いえ、迷子にはなりません。往路には、綻び始めた梅が見え、風はきついものの、車中は暖かい陽射しが入る。新年、明けまして・・・
体調も回復に向かっている。疲労困憊の原因も、これほどの休日がないと、元には還らないことに愕然とする。これが年齢を重ねる、ということなのだ。友人曰く、膝の痛みに枇杷葉の生葉を、足の裏に当てていると話す。歩き易くとても喜んでいる。
枇杷葉の力を侮るべからずだが、やはり個人差の効果はあり、或いは、やり方や施行の時期によっても違う。初めは、体内の毒素を排出してからが好い。がん細胞に効果があるということも、強ち間違いではないが、根気と持続力を必要とします。
何でも可んでも、医者に行けばいいというのも、どうかなとも思えるが、枇杷葉を使っての治療には、急がないこと、焦らないこと、気長に付き合うことが含まれるので、性急に治そうとされるには不向きでしょう。また、自分の体ですから長い目で。
青空市に続く道端の木々。抜けるような空にそびえる様には、暫しの憩いが見て取れる。紅葉には未だ少し・・・