韮の花が満開です。すっくりと伸びた緑の茎の先に、線香花火のような白い花が咲く、韮の素朴さに佇む。強烈な臭いで、余り好みではないが、花は別なこと。ひっそりと咲いているのが、何とも去り難い。韮を必要とするのは餃子だが、花にまで興味はないか。
世間一般的な話題には、そういった季節感はないものだろう。俳句をするくらいの方なら、多少は関心もあろうが。この時期は、彼岸花が咲き出す。桜も、今や珍しくも無い。早咲き出している。彼岸桜どころか、葉月桜である。地球の環境異常で、季節は速まる。
勤務先でしか観ないテレビだが、何と言う下らない、番組ばかりなんだ。唯、単に着飾ったタレントが出て、食い物を口にしている場面ばかり。それがどうした?教養も知識もなく、莫迦丸出しの番組に出るタレントにも呆れる。その外は、不倫ニュースに喧しいだけ。
最近のNHKも、大した内容が無い。民放との差は、CMの違い位で、飽きてしまう内容だ。自民党に都合の良い番組の兆し。そこにいくと、同じパターンだが、水戸黄門は弱い者が勝つ。印籠の効き目は凄い。配役が変わっても、諸国漫遊が同じでも面白いのよ。
肩の痛みが退かないので、枇杷葉の生葉を入れていく。熱感があると、絶対に落ちない。足の裏にも敷く。帰宅して見たら、乾燥してパリパリ。これをして行くと、足の疲れが出ないのも不思議だ。高校生の時にバス事故で、左足の太腿を強打しており麻痺が残。
勤務中に、足を引きずったりはしないが、無意識にぴょこぴょこ歩いていることがある。或いは傾いて歩いていたりする。背筋を伸ばして真っ直ぐ、と意識していれば出ないが、無理を重ねるとどうしても、難聴やリンパ腺への影響にも繋がってしまう。身体は正直。
枇杷葉茶を飲み、枇杷湯に浸かり、花芽を愛でているのがいいようだ。暮らしの基本は旧暦で行うので、季節感は変わらないが、他人とのずれが、約1ヶ月の開きがある。暦の行事予定も合せるので、今のところは無事平穏である。月の満ち欠けが身体に合う。
昨年の葉月の月。今夜は十五夜だそうだが、薄は硬く咲かない。風情にも欠け、かぐや姫も戸惑う。