二十四節気 立冬 陰気深くこもり、冬の気立つ。と言う意で、立冬と言う。この頃から、次第に陰気深くなる。毎年、十一月七日頃である。温暖化で、寒さは余り感じないが、それでも霧が深くなり、朝夕と日中の温度差に、体調を崩すことにもつながる。
昨日、隣人が剪定をしてくれた後片付けで、すっかり汗をかいたのに、そのままで居た。室内は暖房をしておらずでも、意外と暖かかったのもあり油断した。急遽、勤務先に連絡を入れて、午後からの業務にしてもらう。歳を重ねると、不測の事態が。
養生訓を通読していれば、こういったことにも対処できたであろうか。人間、意外と横着な者であることを実証する。長生きをする算段はないが、迷惑を最小限にしたいもので、却って不測の事態を招く。自分の身体を知っているようで、わかっていない。
すばるが寒さいと、傍を離れなくなり、少しでも暖かいと、気儘にしている。これは猫の本能であろう。銀河は、パソコンの部屋で、湯たんぽと毛布に包まれていた。すばるは悪戯が過ぎるので、日中は出窓の指定席。太陽が射せば、暖かで過ごせる。
箱の中に毛布を敷いて入れ、出窓の角に置いている。我が家に来た当初からの居場所で、安心するようだ。箱は一回り大きくしたが、気にいっているようだ。夏分にはバスタオルで、今は毛布を敷いている。尤も、本皮があるし、餌も充分に与えている。
膝に乗って来るのが、重たくなっている。ずしりとした重みがあり、足が痺れてくることも。就寝時には、必ず入れてくれというので、布団を捲ってやると、潜り込む。途中、暑くなったら毛布の上に乗っており、これが意外と重たい。未だチュウチュウ吸う。
同居人でもあり、わが子のようでもあるが、躾だけはきちんとしている。それでも、カーテンをよじ登っては破くので、現場では叱る。外にも、布団を干す時には出てくる。縁側での日向ぼっこが好きで、咽喉を鳴らせる。足に珠を取るのに、爪を出さないで。
きらん草が、あちこちに散らばって芽を出している。大きな株が消えて、風で飛んだのか。解熱効果がある。