枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

あたりまえの日常

2008年08月25日 | Weblog
 祖母が居て、母が居る。
 夏中、蝉を追いかけ、畑の傍の木の枝に作ってもらったぶらんこに乗って、藪蚊に刺されながら遊んでいた。

 三度の食事に、文句を言い、無い物ねだりを度々言って、親を困らせる・・・。
 けれども、季節の行事は必ず我が家なりの取り決めで、桃の節句も、端午の時も、七夕も、十五夜も、十三夜もしてくれた。お正月の用意も、ささやかではあるが心を込めてしめ縄を飾っていた。

 重労働で母は、苦労をしていたし、毎朝、仕事に出かける父も、家に居る日は、田畑・山の事をしなければならず、年中あくせく働いていた。

 今年老いた両親を見ながら、その時に還れることが叶わないことも、子どもの頃の様々な想いも、忘れ去ることはできないまでも、看取ってあげれればどんなにいいか思える。

 地位も名誉も財産もないが、できることはあるのだから・・・。泣いたり笑ったり、あたたかな食事を囲むささやかな時間の中で、死なせてやりたい。
 眠れない日々を過ごしながら、故郷の親を案じている。

 今年の白枇杷の種から芽が出、大きい苗は1ヶ月で10cm。
 小さなのはわずか2mmで、一向に進歩を見せず、育つかな?と、見守ってきてやっと双葉になり、秋風にほっとしたのか1cm、葉が3枚ついたのだ。

 毎日、風や雲や、雨に尋ね、お陽さまに語りかけてパワーをもらった。なんと手間隙のかかることか。
 天界の1日は、地上の1年というから、まさに根気との付き合いであろうか?

 今年の七夕は、星空がみえたが、8/7の夜空は(旧暦では8/22か23日)さほどではなかった。
 それでも冴えていく大気の流れは、これからが本番。

 秋の夜空には、カシオペア王家が並ぶ。

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