北花壇にテンニンソウが咲いている。
実は、これは八ケ岳では名のある店で「ミカエリソウ」として売られていたものなのだが、花の色が薄黄色でどう見てもミカエリソウに見えないので、テンニンソウではないかと思う。
長い4個の雄しべが突き出している形が面白い。雌蕊の柱頭は2裂しているのが変わっている。
あまりの美しさに、登山者は見た後、振り返るという「見返草」がいいのか、
はたまた高山の雰囲気が醸し出る「天人草」がいいのか、しばし考えさせられる花だ。
学名からもわかる通り、日本固有種だ。
テンニンソウ(天人草)
学名 Leucosceptrum japonicum
シソ科 テンニンソウ属