今日はいい天気になった。庭の樹木の切れ目には秋のうろこ雲が広がっている。
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中央の庭に、今年もカライトソウが咲いた。赤いブラシのような花だ。
毎年のことながら、日当たりが悪いために横に寝てしまって、だらしない形になっている。
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ワレモコウの仲間で、確かに葉はワレモコウと似ているが、花は、似ているとは言えない。
美しい雄しべを唐糸と見立てた。「唐糸とは絹糸のことで、美しく華やかで、柔らかい印象が絹糸の束に似ていることに由来する。」(おぎはら植物園)
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唐糸(カライト)と呼ぶので中国からの伝来植物のように思うが、学名のハクサネンシスからもわかる通り、日本の本州中西部の日本海側が自生地である。
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カライトソウ(唐糸草)
学名:Sanguisorba hakusanensis
バラ科 ワレモコウ属