フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

6月第4回フルートレッスン

2009-06-24 | フルート

今日は、第4回目のフルートレッスンの日だ。仕事が終わると早速ジャンカラへ。30分100円と安く、コーラーも飲み放題だ。

レッスンの前に、秋に行われる個人発表会の発表曲の話をする。そろそろ準備をしたいのだがお勧めの曲はありますかと聞くと、先生から、レッスン曲集の最後にある「山の別れ」、タファネルの「アンダンテパストラルとスケルツェチーノ」がどうかな、一度見ておきますとのこと。私が言ったバッハノ「ポロネーズ」は難しく、「歌の翼に変奏曲」は易しすぎる、といわれた。

エチュードは、前回から始めたケーラーの「25のロマンチックエチュード」NO2.もっと気持ちを込めて演奏すること、下りながらクレッシェンドを入れてください、曲の最大の盛り上がりはFFで吹いて、と細かい指摘を受けた。

次のテレマンのFモールは今日で仕上げるので最初から前半を吹いてください、といわれやってみると16部音符が上手くいかなかった。それでも全体として、まあまあの出来なので、今日で一応の仕上がりと成り丸をもらった。

レッスンが終わると次の女性が入室。阪神の各選手の応援歌を歌詞を見せてもらう。なかなかむつかしく、覚えられない。次回の阪神中日戦でやってみるか、ということになる。


私の田舎暮らし 俵萌子

2009-06-23 | 濫読

女性の権利拡大運動で一時有名だった、俵萌子の田舎暮らしの本だ。昨年末に亡くなるまで、栃木県赤城山麓で別荘生活を送っていた。

田舎暮らしの参考になるかと思い読んでみたが、田舎暮らしの話はほとんど出てこないで、犬と猫の話ばかりである。全くの看板に偽りあり、である。

別荘地に住み着いたメスの野良犬を飼い始めた下りが面白かったので、最後まで読むには読んだ。その野良犬「クウ」は別荘地の残飯をあさりに来ていた。仕事場が有る東京に帰るとき、管理人さんに訳を話すと、管理人さんは「鎖で繋いどきゃいいよ。餌は朝晩やっとくよ」といわれたので、別荘で飼い始めたという。おしっこは管理人さんが来た時に鎖を外すだけだ。ところが、「こんな飼い主なのに、私が行くと彼女は身悶えて喜ぶ。何日留守にしても、嫌味の一言も言わない。すねもしない。ふくれもしない。愚痴の一つも言わない。ただひたすら喜ぶ。20回も30回もジャンプし、きゃんきゃん叫び、飛びつき、ひっくり返って腹を出し、うなり声を上げ、家中走り回って、何度も私のところに戻ってくる」という犬だ。こんな話をきくと、犬を飼っていない私でも飼いたくなってくる。

犬は自分の生活範囲を守るという習性が有ることから、「クウ」を鎖に繋がずに放し飼いできることが分かる。1700坪の敷地に放し飼いされた「クウ」は飼い主がいない間も逃げずに敷地内で生きている。では、「クウ」はどうして「我が家の敷地」を認識したのだろうか、と考えると、思いついたことがあった。俵が歩くとき「クウ」は必ずつい歩く。そして、俵がここから行かないという境目のところに、おしっこを駆け回っていたのだ。こうして、自己の守備エリアを知った犬は、そこから出ず、逆にそこへ入ってくる犬や人に攻撃するらしい。

こういう犬の飼い方も有るのかと参考になった。


渓流釣2日目

2009-06-21 | 趣味

朝5時に一度目が覚めたが、雨脚が強くなってきたので、これでは釣りにならないなと思い再度眠る。6時30分起床。雨が降っているが、「梅かゆ」の朝食を取る。呑み疲れた胃には優しく、美味しいスグレモノだ。朝食中、この雨では川は濁って釣りにならない、観光でもしようか、との声が上がる。念のため携帯で天気予報をチェックすると曇りとの予報だ。9時ごろになると雨が小降りになってきたので、やはり釣りだということになる。

林道を走って谷を見ると、激流でかなり濁っている。結局、濁りがましな、石徹白(いとしろ)川上流で釣ることになった。昨日と違ってものすごい水量だ。途中何度も渡渉するところがあり、膝下まではいると、流れに足を取られる。水の濁りは段々消えてきたが、一向に魚が食いつかない。沢の途中で休憩して空を仰ぐと、青空が出てきた。コマドリだろうか、いい声で鳴いている。オニグルミ、トチノキ、ミズナラ、がよく茂っている。ピンクのタニウツギも美しい。サワグルミとキハダ、ヤチダモの区別が付かないがかなり、群生している。白山登山口まで遡上したが、結局、釣果は無かった。残念だが12時に納竿し、車のデポ地点まで戻る。着替えて、おにぎりを頬張り出発だ。途中、山菜の「ウワバミソウ」が売られていたので買う。白鳥IC近くの「美人の湯しろとり」に立ち寄る。重曹泉で、湯に浸かるとぬるぬるして気持ちがよかった。今回私は運転しなくてもよいので、入浴後、ビールをグイット飲むと旨いことこの上なしだった。2時白鳥ICから高速に乗り、18時大阪に着いた。本年最初の渓流釣は釣果ゼロだったが、このリベンジは、是非とも近いうちに果たしたいと思う。


2009渓流釣

2009-06-20 | 趣味

20日から21日にかけて、今シーズン最初の渓流釣に行った。今回は足を伸ばし、岐阜県と石川県の県境、白山登山口の石徹白(いとしろ)渓谷に挑んだ。東海北陸道の白鳥ICを降りて、しばらく地道を走る。白山中居神社を通り、石徹白川の支流に入る。このあたりは、完全なオフロードなので、車の底ががつんがつんと地面に当たる。午前2時着。薄く曇っているが星が瞬いているので、明日の天気は大丈夫だ。ビールで乾杯し、直ぐに寝る。

6時起床、直ぐにウエイダーを着込む。今回購入したテンカラ用竿3.5M(アルファビッグ)を取り出す。テンカラ用テーパーライン3.5Mにハリス40C、毛鉤をセットする。偏光サングラスを掛ければ、スタイルは一人前だ。勇躍入谷する。このところの晴天で水量は少ないが、水は透明そのものだ。1時間ほど遡行するが当たりは全くない。小休止し、朝食のおにぎりを食べる。ウグイスがよく鳴いている。更に1時間釣り上がるが、釣り果は無かった。大きな滝の下に来たので、その谷の遡行を終える。車で少し下流に行き、谷に入る。12時まで釣り上がったが、釣れない。竿をしまい、本日の宿泊場である、キャンプサイト「ロックフィールドいとしろ」へ行く。ここは大きなオートキャンプ場で、側に石徹白川本流が流れている。夏休み前なので、客は多くない。みんなゆったりと車を止め、テントやターフを張っている。

大休止を取り昼食とする。私は、途中のコンビニで買った焼きそば「究麺」(きわめん)だ。名だけのことはあり、ソースが効いて旨い。ビールとの相性は抜群だ。午後は魚の食いが落ちるので釣るのを止め昼寝とする。午後4時、魚がイヴニングライズを始めだしたので、付近の川に入る。ここには「CR」という看板が出ていて、イワナを保護するため、「キャッチ・アンド・リリース」をしてくださいとかかれている。ここでは、他のメンバーが釣れていたが、私は残念ながら釣果は得られなかった。

夜は焚き火とランプで明かりを灯しながら、おでんパーティとなる。持ち込んだボルドーの赤ワインの渋みとおでんの味がよくあって旨い。その後は、焼酎「黒霧島」やビールなどをガンガン飲んだ。そうこうしているうちに雨が降り始めた。明日が心配だが、9時に宴会はお開きとなり、バンガローに入る。寝袋のごろ寝だが、直ぐに寝入った。


フルートの6ヶ月点検

2009-06-18 | フルート

仕事を終えてから、新大阪にある村松楽器へ行った。用件は昨年の12月に買ったフルートの6ヶ月点検である。最初に、どこか悪いと思うところはありますか、と尋ねられる。毎日演奏しているので、どこといって調子の悪い所はないと答えた。1時間ほどで点検は終わるので、待つしかない。フルートの楽譜やCDを見て待つこと1時間30分ほど。呼ばれたので行ってみると、右手の部分の軸が曲がっていて、上手く合っていないので、分解して調整したとのことだ。「へーっ」と驚くしかない。

家へ帰り、フルートを鳴らしてみると、「なんと!」右手指で押さえる、E Fの音が実にスムーズに鳴るではないか。これまで、E、Fの音外しは、自分の実力のなさと諦めていたのだが、そうではなく、楽器の不具合だったとは!フルートは本当に微妙なものであることを、思い知った。6ヶ月点検はやってくださいよ、といわれた意味がようやく分かった。車も、フルートも点検第一だ。