フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

薪割りと焚き火

2010-11-05 | 日記

今日の八ヶ岳清里もいい天気になった。風もない。外気温マイナス2度、室温13度、湿度40%。


昨日は全くフルートを吹かなかったので、今日は、朝食後フルートの練習をしておこう。まずはソノリテだ。その前に、先日のレッスンの時にチェックを受けたフルートの構え方を確認する。左手人差し指でフルートを唇にきっちりと当て、ぐらつかないようにする。

次は、「毎日の練習」NO1、テンポ88、パターン10でやる。このダブルタンギングが、難しい。特に高音は、音が出ていないので、テンポを落とし、まずは、音が鳴るように気を付ける。その後、バッハソナタ1033のAndanteを軽く吹いた。9時30分になったのでフルートを終えて庭に出る。

まずは、ゆっくり庭を回る。紅葉が進んできて、一段と美しくった。ダンコウバイの黄色が濃くなってきた。今日は、山の中も回ろう。森の成長競争に負けて、枯れてしまった木が、枯れたまま立っている。それらを倒す。大きなヤマツツジやミツバツツジが、日陰になってしまったため春にもほとんど花を咲かせていない。何とか、日のあたる所に移植してあげる必要がある。

その後、庭作業にかかる。今日は小屋の周りの伐採木の整理をする。切り倒しておいたコナラを40センチ長に伐採する。その作業が終わった頃、昼になった。風もなく暖かいので、昼食はデッキで取ることにした。

午後は、炉で焚火をしよう。伐採すると樹木の細かな枝が増えてくるので、それを炉で燃やす。その横で、薪割りだ。このところ、やっていなかったので割っていない丸太が大分溜まってきている。ほとんど毎日薪ストーブを焚いているので、薪の消費が増えてきた。薪を補充していかなければ、あっという間になくなってしまうだろう。その前に、薪小屋に積んでいる薪が、細い物、太い物、新しい物、古い物とめちゃくちゃになってしまっているのを整理しなければならない。

一旦、薪を小屋から出し、太い物から斧で割る。細い薪は楔とハンマーで割る。割り易いように薪の断面をチェーンソーで水平にしよう。太い薪は、斧をぶち込んでも一度に割れないので、鉄ハンマーで叩き割る。この作業は右手が疲れる。

丸太の量が半端ではないので、見た目は作業がなかなか進まない。太い丸太も意外とよく割れた。その間に、畑で採れたサツマイモをアルミに包んで、焚火の中に入れておく。

「♪さざんか、さざんか咲いた道 焚き火だ焚き火だ 落ち葉焚き♪」

夕方になると庭がますます美しくなってきた。焼き芋ができてきたかな?熾き火から取り出して、二つに割り、熱々の焼き芋を頬張る。単純だが純粋な幸福感が広がった。そろそろ暗くなってきたので、今日の作業を終えることにする。

部屋に戻り、薪ストーブに火を入れる。今夜の夕食は、鶏肉の香草炒めだ。香草の香りがほんのりと漂い、熱々の鶏肉が出来上がった。まずはビールで「乾杯!」。

今日の作業で当分の薪が確保できたと思うと、自然に嬉しくなってくる。薪ストーブで部屋が徐々に暖まってくると、ビールはさらに美味しくなった。


陶芸展・残照の庭

2010-11-04 | 趣味

今日も素晴らしくいい天気で、ほとんど風もない。気温は冷え込み、外気温はマイナス2度、室温14度、湿度40%。

起床後、直ぐに山の写真を撮りに出る。南アルプス、八ヶ岳ともくっきりと美しい。朝食後も付近を散歩した。日に日に紅葉が深まっているのを感じる。

今日は、車の1か月点検の日だ。甲府にあるディーラーまで行く。須玉から高速に乗る。眼前には富士山がくっきりと聳えている。甲府昭和ICまで走ると、高速料金は450円だった。その後は地道を走り、ディーラーに12時前に着いた。点検はオイル交換、洗車も含めて1時間ほどかかるとのことなので、付近で昼食を取ろう。

順徳という広東料理の店があったので入る。

昼食のランチは色々あったが、タンタンメンとチャーハンを注文する。タンタンメンは、思ったほども辛くはなかったが、柔らかい旨味があった。少しボリュームがありすぎて、満腹になってしまった。

隣に、ブリジストンの「タイヤ館」があったので、スタッドレスタイヤを見た。タイヤ4本とホイールセットで12万~15万円ほどかかる。う~ん。

その後、甲斐市のギャラリー「紗薇衣」(さびい)で行われている

「陶2人展 穴山和幸、初澤勉」に行く。妻が陶芸を習っている先生と友人との展覧会である。

会場のギャラリーは、よく手入れされた庭を通り、中に入ると、古民家風だ。そこに陶芸の作品と衣服が展示されている。

落ち着いた和風の雰囲気が漂っていて、奥の和室には、年代物の、大きな座敷机が据えられている。そこに座ると、庭の眺めがいい。500円出すとコーヒーと和菓子が出るというので注文した。ゆったりとした感じのご夫婦、ご主人が私に、奥さんが妻にコーヒーを運んできてくれた。

穴山先生の、感じのいいお皿を買った。

帰りは、ギャラリーから広域農道を通る。左に八ヶ岳右に茅が岳が美しく見渡せる農道の両側には葡萄園が続いている。しばらく走ると、以前桃を買った「近藤農園」の前まで来た。そこからは韮崎に降りて、141号線を走った。

アダージョの森に帰ると、夕方になっていた。庭に射しこむ残照が美しい。

風もない静かな秋の夕方だ。いつも通り、薪ストーブの薪を集める。直ぐに1輪車に一杯になるほど集まったので部屋に戻る。薪ストーブに火を入れるとパチパチと心地いい音が聞こえてきた。しばらくするろ、部屋も暖かくなってきた。

今日の夕食は何にしようかと話しているうちに家に着いてしまったので、冷蔵庫の余りもので行こう。残っていたのは、ほうとう、餃子、豚肉、野菜類などで、今日も鍋になった。味噌仕立てにすると何を食べても美味しいのがいい。

BSで「スティーブ・マックウィーン・シリーズ」が始まっている。ただ、夜の10時からなのはいかにも遅いので、今夜はやめておこう。


秋晴れ・趣味悠々

2010-11-03 | 趣味

今日もいい天気だ。外気温1度、室温14度、湿度38度。

朝食後付近を散歩する。南アルプスが美しい。秋晴れの庭に日が燦燦と射してきた。庭の木々も、さらに紅葉が深まったようだ。春の山菜で有名なコシアブラは、抜けるような明るい黄葉が美しい。

午前中は、庭の木々の色づきを楽しみながらゆっくりと散歩した。育てていく木、伐採した方がいい木など。木々の配置、種類、形などをチェックしていく。

簡単に昼食を済ます。今日は、「趣味悠々」の日だ。午後、アダージョの森を出ると、山々にかかっている雲は全て取り除かれ、くっきりと見えてきた。妻を陶芸教室に送っ後、私はレフーとレッスンへ。

八ヶ岳が美しいので、車を止め、写真を撮る。高根町の下の方から撮影すると、また違ったように見える。富士山もくっきり見える。残念ながら電線が邪魔をしていい撮影ができなかった。

今日のフルートレッスン。ド~レへの移動の際に、フルートがガタつくのが気になるので、尋ねると、再度フルートの支え唇への当て方などのチェックを受ける。唇がすこしすぼまった感じなので、横に引く。歌口のふさぎ方をもう少し深くする。左手人差し指をもう少し立てて、フルートを横からの力で唇にきっちり当たるようにする。右手親指と、小指の位置を調整してバランスを取る。そうした構え方で、息を集めてスピードのある息をフルートの歌口へ吹き出す。これで、低音、中音、高音を出す。少し音が出しにくいが、フルートはぐらつかない。右手小指に少し力が入りすぎているように感じる。しかし、右手の小指の力は抜いてみても、フルートのバランスに何ら影響はないことが分かる。単に自分が力を入れているだけに過ぎない。

いよいよアルテ16課2の曲を先生と二重奏だ。主題を受け、第1変奏から第4変奏まで。やはり第3変奏が慌て気味だ。それでも、まあまあ最後まで二重奏することができた。こうしてフルートで二重奏するのは、久しぶりだ。自分で言うのも変だが、フルートの二重奏はなかなか美しいものだ。先生からも、いいですねということで○をいただいた。次回からは16課の3の曲だ。

レッスンが終わり、時間調整をするため高根町図書館へ行く。平日の昼はさすがに空いている。ここは、金田一図書館と比べて蔵書数が多いので楽しい。ダークダックスのCDを借りた。車のカーナビに入れると、HDに全て録音されるので便利だ。

陶芸教室へ行くと、妻がコーヒーソーサーの底を削っていた。今日は他の生徒さんがお休みなので、先生に1対1で教えていただいたそうだ。カップの底も削って、2セットが出来上がっていた。

陶芸教室が終わり、妻と一緒に再度高根町図書館へ行く。妻は、陶芸や料理など沢山借りていた。

その後、きららへ食材を買い出しに行く。日没後の甲斐駒ケ岳の稜線が美しい。すっかり暗くなってアダージョの森に帰ってきた。寒くなってきたので、薪ストーブに火を入れよう。その前に、扉のガラスを磨いておくのが大事だ。

夕食は、鍋料理。「Wスープの塩鍋つゆ」に野菜を入れて軽く煮て、豚肉をしゃぶしゃぶで食べる。


後半は「乱切りうどん」を入れる。このうどん90円の割には、なかなか美味しい。山梨に来ると、「ほうとう」はもちろん、吉田うどんなど、うどんの品数が豊かだ。

今夜のBSは平尾昌晃特集だった。

梓みちよ「2人でお酒を」、伊東ゆかり「恋のしずく」、小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」、布施明「霧の摩周湖」。

山口洋子とのゴールデンコンビで五木ひろしの数々にヒット曲を作曲。「よこはまたそがれ」「長崎から船に乗って」「夜空」。中条きよし「うそ」などなど。

彼の信念は、「ミヨチャン」で歌った、「♪今に見ておれ、僕だって♪」にある。


晴れた秋の日

2010-11-02 | ガーデニング

少し明るくなったので起きる。外気温0度、室温、14度、湿度50%。
南アルプスが紅く焼けてきたので、外に出る。
南アルプス北岳は真っ白だ、甲斐駒は雲がかかっている。八ヶ岳も雲がかかっていた。


朝食後、フルートの「朝練」だ。ソノリテでゆっくり音を出す。指と腕、肩の力を抜く。
その後「毎日の練習」NO1をテンポ88、パターン8でやる。

9時になったのでフルートを止め、庭作業をやろう。まずは、南西側花壇の整理。伐採したコナラの枝を積みっぱなしにしていたのでそれを薪ストーブの焚きつけに使kかおう。一輪車に一杯積んで家の側へ運ぶ。一輪車を押して坂を登ると、汗が出てきた。これを4回繰り返す。

あたりが、奇麗になったので、そこに、kitahoさんに頂いた白色コリウスの球根を植える。小さいものもいれると8球あった。南側で日当たりがよく、ハイキングコースからも見えるのでいいかな。

次は、進入路の轍の凹みに石を並べよう。一輪車で集めた石を運び、凹凸を見て、埋めていく。少しましになったかな。その後、ヤマユリの種ができていたので、それを少しずつ、色々なところに播いていく。

ヤマユリは、種から育てて上手く花が咲くのに5年かかるという。5年後のことを思い、他の植物に成長を阻まれないように気使いながら種を播いた。ほとんど1時近くなったので、作業を止めることにする。

昼食は、カツ丼だ。カツは昨夕食時に揚げたものだが。自分で揚げたカツが一番おいしい気がする。

昼からは、フルート練習の再開だ。「毎日の練習」NO4をテンポ50パターン3でやる。次はNO7の運指練習、これはパターン7だ。NO8のアルペジオもパターン7でやる。エチュードは、アルテ16課の2の曲を流す。まだまだつかえるところがあるが、力を抜くことに徹する。その後「ロマンティック・エチュード」NO17をやる。

夕方になったのでフルートの練習を終える。夕日に映える庭の様子を写真に収めるため、外に出る。森の中の夕日が美しい。ウリカエデの黄葉が、際立ってきた。

ついでに柴を拾い集める。夕方から、冷え込んできたので薪ストーブを焚こう。

夕食は、畑で採れた小芋と大根の煮つけ。サツマイモのかき揚げ天ぷらとしよう。全くの無農薬で育てた採れたての野菜は甘く美味しい。天気予報では、明日も秋晴れとのこと、幸いなるかな。

その後BSで作曲家浜圭介特集を見る。奥村チヨ「終着駅」、八代亜紀「舟唄」、森昌子「悲しみ本線日本海」、高山厳「心凍らせて」など。昨夜のなかにし礼との曲も多い


しつらい展示会

2010-11-01 | 日記

今日も、朝は雨が降っている。時折強い風も吹いてきた。外気温7度、室内16度、湿度49%。

朝、明るくなると(この頃は、5時30分ではまだ暗い)起床し、ケットルで湯を沸かす。牛乳をコップ1杯飲み、ミールで豆を挽く。CDをセットする。このところランパルのバッハのフルートソナタばかりだ。デッキの野鳥の餌台にヒマワリの種をやる。お湯が沸き上がると、コーヒーを淹れる。

空をみていると、雨が上がり、少し晴れてきた。山の写真を撮りに外に出てみる。南アルプスはほとんど雲に覆われているが、北岳の裾野に新雪が積もっているのが分かる。八ヶ岳は全く見えない。

朝食後、庭の木々の写真を撮る。紅葉は日ごとに深まってきた。ウリカエデが美しい。

フルートの「朝練」をしておく。ソノリテをゆっくりする。その後、「毎日の練習」NO1は、テンポ88、パターン8。バッハのBWV1033Andanteを1度吹く。

今日は松本で開かれている、青葉さんと友人の「裂織と室礼展」を見に行く日だ。
9時30分にアダージョの森を出る。長坂から高速で1本路だ。11時前に松本にある会場に着いた。雨が上がり、いい天気になってきた。

会場は中町といいうところにある。そこは、蔵が続いた蔵の街である。

展示会場も「蔵みーる」という名だ。

サンライスさんご夫婦もこられていて、ご一緒に青葉さんから室礼(しつらい)の話をお聞きする。「五節句」(1月、3月、5月、7月、9月)や伝統行事などの際に、玄関などに飾り付けをして、お客様をお迎えするというものだ。そこには、世情慌ただしくなり忘れられてしまった「和の心」がある。

日本の豊かな四季、伝統行事、明日の幸せへの祈りなどを形にする。


会場は、「裂織作品」との同時開催で、裂織で作られたバッグ、布などの作品が展示されていた。展示会は明日までで、青葉さんの元気な笑顔見送られて会場を後にした。

その後、サンライスさん夫婦と、「ヒカリヤヒガシ」という、和食の店に入る。店は、120年前に建てられた商家の自宅をそのまま使ったレストランだ。

出されてきた料理は、美しい盛りつけがされた三段の重箱。それに、ざるに盛られた新蕎麦がついている。この蕎麦が美味しかった。本来は、日本酒でも飲みたいところだが、残念ながら車で来たので我慢するしかない。

食後サンライスさんご夫婦とお別れし、中町界隈を歩く。色々楽しい店が続いていた。蔵ッシックという店でコーヒーを飲む。

その後帰途に就く。長坂きららで、食材と赤ワインを買う。途中、南清里道の駅近くで、びっくりするほど美しい虹に出会った。

アダージョの森に着くと、また雨が降り出してきた。夕食までのひと時、時間があったのでフルートを吹く。

夕食後、BSで「なかにし礼」特集を見る。菅原陽一「知りたくないの」、広田三枝子「人形の家」、東京ロマンチカ「君は心の妻だから」、いしだあゆみ「あなたならどうする」、由紀さおり「手紙」、北原ミレイ「石狩挽歌」、細川たかし「北酒場」などなど、実に懐かしい。

晴れたり、降ったりと、めまぐるしく天気の変わる一日が終わった。