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セーラー服の歌人 鳥居さん (TV報道より転載)

2017年02月22日 02時12分21秒 | 短歌

セーラー服の歌人鳥居さんについては http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/ をご覧いただきたくご紹介させて頂きます。


                      最初に出合った『吉川宏志集』を紹介されました                 

       『吉川宏志集』に感激しましたと語る鳥居さん   
            拾った新聞で文字を学びましたと

             初出版された『キリンの子』                    題名の歌?かと思いますが

            『キリンの子』の一首より                 編集に携わられた現代短歌者 真野 少氏

現代短歌編集者 真野 少様の呼びかけにプロの歌人が集まって『キリンの子』の批評会を開催してくださった時の様子です。

 

      ハンカチを拾ってあげられなかったと語られました           『キリンの子』出版に感謝のお言葉を述べました

「今後どう生きるべきか?」日本の統治下時代に生きた人々の「短歌を学ぶ会」に平成28年10月台湾を訪問されましたと。


     「政治犯としての苦しい体験から鳥居さんに共感を覚えます。」と鳥居さんに自作の歌を贈られた「短歌を学ぶ会」のお一人

 
  平成28年度NHK全国短歌大会入選歌                        第一歌集 『キリンの子』 の作品より                             

セーラー服の歌人鳥居さんについて友人のブログ、HPを通して3年前頃から知ることとなりましたがこの度の放映に壮絶な人生の事実を知ることに涙が止まりませんでした。
両親が離婚、母が自殺、悲しいことですがここまでは度々聞くこともありますが、養護施設でのこと、殴る、蹴るの虐待、冬でも着るものがなく、ごみ以下とののしられ学校
へ行くどころではなかった等々…ひどい仕打ちを受けながらも強く生きてこられた鳥居さん。
苦しみ、悲しみの限界を生きてこられた鳥居さんは、姓だけで名前、年齢などは未公開です。
なぜ、セーラー服を身に着けていらっしゃるのか?
学校に行きたくても行かれなかった人がいることの意味、義務教育を受け直したいという意思表示としてセーラー服を着ておりますと。
拾った新聞で文字を覚えたホームレス少女の鳥居さんの短歌人生の始まりは 歌人 
吉川宏志氏 の作品に出合い「短歌っていいですよね~」が生きる希望になりましたと。

鳥居さんが最初に出合った歌の師、吉川宏志氏は「歌集の中では、鳥居が失ってきた、もういない人たちが生き生きと暮らしている。それが美しく、とても哀しい。」と。
吉川宏志氏は第一歌集 『キリンの子』 の解説を述べられていらっしゃいます。
ある先生は、「鳥居さんの歌は生い立ちではなく、孤独から救い出してくれた短歌を懸命に詠み続け、認めてもらいたいと紡ぎだしている。」と。

歌としては、淋しく辛い内容に思いますが、「短歌」に出合い人間として強く、そして日々笑顔で生きている姿に  を贈りたく思います。

コメント (8)
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