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日本遺族通信 令和2年11月15日号 遺書と九段短歌

2020年11月17日 09時14分36秒 | 日本遺族通信


                         令和2年11月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌

「絶筆」とお書きになられましたご子息様の遺書を手にされましたご両親様のお気持ちは如何ばかりでありましたでしょうか。合掌
今のお若い皆様には「男児の本懐」の意味がおわかりになりますでしょうか?
「男児の本懐」に多くの皆様が尊い命を失いました。戦後75年を迎え、悲惨な過去の事実も遠くなりました。世界の平和を心から願う者です。

「九段短歌」
今年は戦後75年を迎え、戦後も遠くなりましたが我々遺族の悲しみは永遠です。鎮魂の歌を詠み、御霊を偲びたく思います。
今号には「鳥海」艦長ご子息の佐世保市の田中様、友人の青森県の田中様両名のお歌を学ばせて頂くことができました事にお元気なお姿を嬉しく思います。
鎮魂の歌にお目を通していただけましたら幸いに存じます。


今号の私の歌(143首目)は、8月15日号に掲載されました「鳥海」艦長ご子息様、佐世保市の田中 暁様のお歌
         藤波に移りし部下を見届けて父上安堵し艦と沈みぬ
を拝読いたし。
2011年、洋上慰霊にお会いしました折りに、「あなたのお父さんは「藤波」に移乗後の戦死なので、父と戦死日が異なります。」

とお話を伺いましたことに10月25日の戦死は田中艦長様お一人に改めて田中様のお歌に偲ばせて頂きました。
父の戦死は昭和19年10月27日と記録されております。

コメント (2)
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