汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 日々

2010年03月13日 | 初期中期の詩
あなたと交わした言葉の数々を
小波に揺れる僅かな想い出の中で反芻して
戸惑いの中で暮れ行く夕日に背を向ける
小鳥はその鳴き声を宙へと向けた

飛行機雲に映る哀しみは
冴えない町の情景に小さな風波を立てる
愛に飢えた子供の小さな掌に
降る雪の儚さは、混沌とした情緒の黄昏


あなたと交わした行いの数々を
荒波に揺れる確かな旋律の中で反芻して
道楽に塞がれた未来の寂寞に堪える
小鳥はその鳴き声を明日へと向けた

鰯雲に映える淋しさは
揺れる鼓動の強かさに切ない唄を贈る
愛に綻ぶ子供の朗らかな顔に
滴る水の冷たさは、整頓された情緒の蠱惑

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