汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 不安

2010年03月15日 | 初期中期の詩
砂を噛み締める程切なく
昨日の出来事に追憶を感じる一抹の不安が
冷ややかな頬を伝って流れて行く

孤独を愛するという事が
嵐に怯える雛鳥の奇声に似ているというのなら
冴えない空にかけた願いも
星の光に照らされた悠久の街の淋しさでさえ
儚く墜落していくのだろう

混在する一切が闇に閉ざされる
欲望の犇き達が音を立てて流れてく
静寂に差し込む様々なしがらみが
喉元を突き出て暴れ回る
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