汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 梅雨

2010年03月23日 | 初期中期の詩
憤りを胸に紡いだ言葉の悲壮さは
さり気無い優しさに見えたあなたの涙

暮れ行く日常の影に蠢いている歓びを
捲し立てた怒りに掻き消され
蔑ろにされた雲の飛翔に身を任せたあの頃

叫びたい程の想いの孤独に揺られながら
流されて行った記憶の断片に縋る様に
泣きついた夜の静謐さに交わる夏の線香の煙り
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