なぜだろう 死の神様が喘ぎながら
この世界を見下ろしている
不思議の連鎖が 地球上で闊歩している
ある所には 死体が無残にも血を滲ませている
別の場所には 家族の幸福の姿を謳う演説が
人は特別な悲しみを持たなくても生きて行ける
後を絶たない死の予告が
隣で死んでいく少女の膝元で泣いている母親の姿をも
これから先 再び彼女に牙をむくとなれば
残された父親は何を想えば良いだろうか
例え死が欲望の矛先に奉られたとしても
死が解放運動の先駆けになって 人を救い出そうとも
残された人達には 死の憎悪から立ち直る事は出来ない
神様がそう云った恐怖から拭い去ろうと
その冷たい手を差し出したとしても
人はこれからも命を繋いで行くのだろう
この世界を見下ろしている
不思議の連鎖が 地球上で闊歩している
ある所には 死体が無残にも血を滲ませている
別の場所には 家族の幸福の姿を謳う演説が
人は特別な悲しみを持たなくても生きて行ける
後を絶たない死の予告が
隣で死んでいく少女の膝元で泣いている母親の姿をも
これから先 再び彼女に牙をむくとなれば
残された父親は何を想えば良いだろうか
例え死が欲望の矛先に奉られたとしても
死が解放運動の先駆けになって 人を救い出そうとも
残された人達には 死の憎悪から立ち直る事は出来ない
神様がそう云った恐怖から拭い去ろうと
その冷たい手を差し出したとしても
人はこれからも命を繋いで行くのだろう