朝から晴れ。気温は少し低いが散歩には丁度良い。
いつもの散歩道は梅田川沿いの道、桜は満開。青空に咲いた桜が映える。柳(枝垂れ柳)も葉を出して黄緑色、葉だけと思ったら花が咲いている。空の青色、桜の桜色、柳の黄緑色・・色の組み合わせは春。
ヤナギ(柳)はヤナギ科ヤナギ属の樹木の総称である。世界に約350種程、日本でも30種を越えるヤナギ属の種があると言う。日本では、柳と言えば枝垂れる柳、シダレヤナギを指すことが多い。代表的なシダレヤナギの他に、雲竜柳(うんりゅうやなぎ、生け花で使う)や猫柳(ねこやなぎ、花穂に銀白色の毛が密集)などが良く知られている。
雌雄異株で、花は尾状花序(小さい花が集まった穂)で、外見的には雄花の花序も雌花の花序も大きく違わない。雄花は雄しべ、雌花は雌しべがあるだけで、花弁はない。
シダレヤナギ(枝垂れ柳)
別名:糸柳(いとやなぎ)
ヤナギ科ヤナギ属
落葉高木
樹高:10m~20m
原産地は中国、日本には奈良時代に渡来
開花期は3月~5月
葉と同時か少し早く3~5枚の小さな葉を付けた尾状花序を出す
雄花も雌花も苞は淡黄緑色、葉の色とほぼ同じなので目立たない
(写真の花は、雄花)
おはようございます。
今日の朝はとても良く晴れた。予報では、気温が最高気温20℃近くまでとか。と言う事で、朝6時に榴岡公園の桜を見てきた。この記事は朝9時に書いているから・・おはよう・・ですね。
公園の桜の開花状況は、5・6分から8分位と木によってバラバラ。でも後2・3日~数日には満開状態となる。木の下にはブルーシートが敷かれ、お花見の用意は万端かな。
★榴岡公園
所在地:宮城野区五輪一丁目 面積:11.2ha 開園:明治35年
平成元年に日本の都市公園100選に選ばれている。
仙台藩四代藩主綱村が京都から取り寄せたシダレザクラなど1000本あまりをこの地に植えたのが始まりと言われている。
桜はシダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヒガンザクラなど約370本程、他にウメ、ツバキ、フジ、ハギなど。主な桜は、榴岡公園は枝垂桜(しだれざくら)、植木市が行われる西公園は染井吉野(そめいよしの)。
ハクモクレンはまだ蕾。もう少しで開く。
コブシは満開。ハクモクレン(白木蓮)とコブシ(辛夷)は良く似ているが、前者は花に葉を抱かず、後者は1枚の葉を抱く。
今日は朝から天気が良く晴れ。でもチョット風が冷たい。
朝から晴れたので、今年の西公園「春の植木市」に出かけた。昨年は”復興”と付いていたが今年は付いていない。でも地震(3.11)前から比べると賑わいが少ない・・まだまだ復興中。
第66回春の植木市
場所:西公園(旧市民図書館前)
期間:2013年4月6日(土曜日)
~4月29日(月曜日)
10時~16時
入口の正面には黄色の花が咲いている木などを植えた庭となっている。
この木はトサミズキ(と思う)。
トサミズキ(土佐水木)
マンサク科トサミズキ属
名にミズキと付くがマンサク科。葉の形がミズキ科の樹木と似てるからの所以。
原産地は日本(四国)
開花期は3月~4月
葉が出る前に枝からぶら下がるように淡い黄色の花が咲く。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付ける。雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしている(ヒュウガミズキは黄色)。
昨年からは出店数が多いと思うが、震災前からは大分少ない。
今日は昨日・一昨日より一転して穏やかな日となった。日溜まりにいると文字通り小春日和。
午前9時に仙台管区気象台から仙台での桜(ソメイヨシノ)の開花が発表された。予想では昨日(3月8日)だったから1日だけの違い。平年より2日、昨年に比べると9日早い。満開となるのは1週間後だから16日頃かな。
◆桜の開花宣言(仙台)
桜の開花宣言は、気象台敷地の標本木(ソメイヨシノ、樹齢約60年)を判断基準とし、花が5・6輪開いた状態を開花としている。満開は8割以上が開花した状態としている。
因みに、サクラの開花宣言は標本木によるもので、北海道は蝦夷山桜(えぞやまざくら)、北海道南部(札幌市は染井吉野で、ここが標本木の北限)と本州は染井吉野(そめいよしの)、沖縄は寒緋桜(かんひざくら)としている。
標本木(ソメイヨシノ)
榴岡公園の桜はほんのりと赤くなっているがまだ蕾で咲いていない。でも公園内には「桜祭り」の出店があった。多分、20日頃が満開だから、段々と賑やかになる。
榴岡公園の桜。シダレザクラが多く、エドヒガン、ソメイヨシノなど約400本が植えられている。
今日の朝は曇り。寒い寒いと思っていたら10時過ぎから雪が舞って来た。冬に逆戻り。
もう雪は降っても積もることはないだろう・・と言う事で、冬タイヤを夏タイヤに交換・・早すぎたかな。交換をお願いしている間に榴ヶ岡公園に出かけ桜の開花状況を見る。
仙台での開花予想は平年並みとの事で、4月8日が開花予想日。公園や気象台の標本木を見ると、蕾は大分大きくなっており、色付いてもいる。今日みたいな寒い日が続かなければ予想通り開花しそうだ。
◆桜の開花予想 2013年3月27日発表 日本気象協会
地点 予想開花日 平年差
福島県 福島市 4月5日 -4日
宮城県 仙台市 4月8日 -3日
山形県 港南公園 4月13日 -1日
山形県 山形市 4月14日 -1日
岩手県 大船渡市 4月12日 -2日
岩手県 北上展勝地 4月20日 0日
岩手県 盛岡市 4月21日 0日
秋田県 秋田市 4月17日 -1日
秋田県 角館・桧木内川堤
4月23日 -1日
青森県 弘前公園 4月22日 -1日
青森県 八戸市 4月22日 -1日
青森県 青森市 4月25日 +1日
今日(3月5日)は啓蟄(けいちつ)。啓蟄は二十四節気の一つで、「大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出て来る」とされる日である。1月・2月は平年よりとても寒い日が多かった。3月に入って暖かい日が多くなる予報なので、「柳の若芽が芽吹き、蕗の薹の花が咲くころ」となって欲しい。雨水(2月18日)→ 啓蟄(3月5日) → 春分(3月20日)と、春が待ち遠しい。
いつもの散歩道は川(梅田川)沿いの土手道である。川に白鳥(大白鳥?)が数羽いるのを見つけた。渡り鳥の雁や白鳥は毎年10月~3月まで越冬し、春に北に帰る。・・もうじき春だ、伊豆沼からこの地(梅田川)に立ち寄ったのかな。
白鳥の中には首が灰色の鳥がいる。一緒に見てた方が、この鳥は若鳥で親鳥は全部白色と教えてくれた。この鳥達の近くに何故かカラスが1羽いる。
◆伊豆沼
伊豆沼は宮城県栗原市と登米市の境にある。日本有数の渡り鳥の飛来地として知られ、冬に日本に飛来する雁や鴨の8割近くが越冬すると言われる。
国際的に重要な水鳥の生息地として、”ラムサール条約”に登録されている。
今日は曇り時々晴れ。風が強くて冷たい。チラチラと雪も舞う天気・・冬に戻った。
明日(3月3日)は桃の節句、雛祭り。と言う事で、良覚院丁公園(緑水庵庭園)の緑水庵の小さなひなまつり会に出かけた。
◆良覚院丁公園(緑水庵庭園)
本庭園は良覺院の庭園があった場所で、現在は仙台市の茶室・緑水庵として、その一部が利用されている。
良覺院は修験道の祈祷寺であったが明治初年に廃寺となった。良覺院の名は町名(良覺院丁)とこの庭園に残っている。公園内の茶室・緑水庵の母屋は明治32年創建との事。
小さなおひなさま会
良覚院丁庭園 緑水庵
3月1日と3月2日
庭園と茶室の入口
奥に見えているのが茶室
入って左手に回ると庭園
梅雨時期の庭園は、一面を覆う苔が
緑の絨毯の様になる
今日は朝から晴れ。でも気温は低く(最高気温2℃)、風も強いので体感温度は氷点下。仙台の平均気温は、1月(1.6℃)・2月(2.0℃)・3月(4.9℃)・4月(10.3℃)だからまだまだ寒い日が続く。
あまり風が強く冷たいので、七北田公園にある都市緑化センターに出かけた。クリスマスローズ展が開かれている。
◆七北田(ななきた)公園
泉区を東流する七北田川の左岸(北側)の河岸段丘に作られた(開園は平成2年)
所在地:泉区七北田字赤生津 面積:22ha (1ha=100mX100m)
周辺施設:都市緑化ホール、体育館、野球場、ユアテックスタジアム仙台など
キンポウゲ科ヘレボラス属は約20種程あり、”クリスマスローズ”はこの属の中でも「ニゲル種」につけられた名前である。でも日本ではヘレボラス属全体を指す事が多い。
ニゲル種は12月末頃に開花するので、クリスマスに咲くバラ(ローズ)から”クリスマスローズ”の名が付いたと言う。日本では春に花が咲く同属の「オリエンタリス」の園芸種が普及しており、名前と花期が合わないものがあるのはヘレボラス属を一括りしたからである。
オリエンタリスは、”レンテンローズ”とも呼ばれる。レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)までの40日間)の頃、2月頃~3月頃に咲く。この種を元にして他種とで作られた園芸種はオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる。日本の気候に合い良く育つので広く普及している。
クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)。花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、雄しべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。
今日(2月14日)はバレンタインデー。ふんどしの日(2011年制定、日本ふんどし協会)、煮干の日(1994年制定、全国煮干協会)でもあるとか。
バレンタインデー(聖バレンタインデー)は、ローマ皇帝の迫害下で殉教(西暦269年のこの日)した聖ウァレンティヌス記念日であるとされている。しかし、この日はローマ帝国の時代に「女神ユノ:家庭と結婚の神」の祝日だった。それで、この日がバレンタイン司教の記念日としてキリスト教の行事に加えられ、”恋人たちの愛の誓いの日”になったとの事。
ヨーロッパでは、この日を”愛の日”として花やケーキ等を贈ると言う。キリスト教国でもない日本の、”女性が男性にチョコレートを贈る習慣”は日本独特の風習になったもので、昭和30年代のデパートのチョコレートセールが始りと言う。現在では、贈る方が恋人・思い人(本命チョコ)だけでなく友人(友チョコ)、義理がある方(義理チョコ)、お世話になった方(世話チョコ)、家族(ファミチョコ)、自分へのご褒美(自分チョコ)、最近増えている両親・祖父母(親チョコ)、と贈り物の日となっている。
日本のチョコレートの年間消費量(小売額)は約4500億円、バレンタインシーズンだけで500億円超えと1割以上が消費される。1月後の3月14日の「ホワイトデー:バレンタインデーにチョコレートを贈られた方が、返礼のプレゼントをする日。キャンデーやクッキー、マシュマロなどをお返しする」もあり、もはや贈答の国民的行事日となった感がある。
コーヒーをお願いしたら
チョコレートが付いてた
男性には黒、女性には赤
チョコレートの販売
「クラッシクショコラ」
は置いてませんでした
◆チョコレート製品の消費(小売額)
単位:億円
国内消費額=国産品販売額+輸入額-輸出額
バレンタインデーシーズン販売額 :日本チョコレート・ココア協会の独自推定による
チョコレート バレンタインデー
年度 国内消費額 シーズン販売額
1985年(昭和60年) 3,896 360(木曜日)
1990年(平成2年) 4,315 450(水曜日)
1995年(平成7年) 4,365 490(火曜日、阪神大震災)
2000年(平成12年) 4,667 500(月曜日)
2005年(平成17年) 4,399 530(月曜日)
2010年(平成22年) 4,180
2011年(平成23年) 4,440
◆世界主要国チョコレート菓子生産・消費量(2010年)
国際菓子協会・欧州製菓協会による
単位:トン 一人当たり:Kg
国名 国内生産 輸入 輸出 国内消費 1人当たり
ドイツ 1,260,225 229,420 543,805 945,840 11.6
スイス 143,990 29,075 90,905 82,160 10.5
イギリス 435,940 249,915 80,870 604,985 9.7
ノルウェー 31,140 19,200 3,910 46,430 9.4
デンマーク 27,915 38,220 19,160 46,975 8.5
フィンランド 29,185 19,660 10,005 38,840 7.3
スウェーデン 60,120 44,225 44,355 59,990 6.4
フランス 402,335 251,255 243,955 409,635 6.3
アメリカ 1,593,840 228,810 182,700 1,639,950 5.3
ベルギー 168,965 79,230 213,980 48,100 4.4
イタリア 288,230 74,310 135,635 226,905 3.7
ポーランド 195,000 56,255 133,045 137,615 3.6
スペイン 120,785 114,610 70,015 165,380 3.6
ブラジル 582,000 13,300 33,400 561,900 2.9
日本 229,000 42,675 3,645 268,030 2.1
今日は午前中は晴れ、風もなく穏やかな天気。午後2時頃より雪ではなく雨。
午前は晴れの予報だったので、仙台駅構内のエスパルと駅前通りの商店街の初売りに出かけた。
仙台初売りは仙台藩時代からの伝統行事で、豪華景品などが付くことで有名だ。普通は、この豪華景品(概ね、販売価格の1割以上)付きは、「不当景品類及び不当表示防止法」に抵触するので、販売できない。しかし、公正取引委員会は、”仙台初売り”だけは「旧仙台藩領内などで見られる初売りは、伝統行事」と看做し、特例で「初売り開始日から、3日間以内」で認めている。その地域は、「旧仙台藩・・旧一関藩含む、宮城県全域」である。
私も豪華景品に誘われ・・女房孝行も兼ねて・・荷物運搬係として・・出かけた。・・ああ、シンド。
エスパルの開店は8:00から。入口が数か所あり、概ね数千人が並んだ様だ(私の予想)。
ロクシタンの福袋販売、限定200個(後で+50個)、ギリギリで買えた
ロクシタンは、フランスの化粧品のメーカー。・・有名なんだ
昨日(12月24日)はクリスマスイブで今日はクリスマス(英:Christmas)。
クリスマスとは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭(降誕を記念する日)で、「救世主イエス・キリストの誕生日」と考えられているわけでは無いとの事。降誕祭の日付について、教会暦での一日は日没から始まり日没に終わる。24日の日没からクリスマスが始まり、25日の日没にて終わると言う。因みに、日本・東京の”日の入り”は「PM4時半頃」。
日本で”クリスマス”が始まったのは、明治からと言う。明治屋が1900年(明治33年)に銀座に進出し、クリスマス商戦を始めたのがキッカケとの事。まあ、現在でもバレンタインデーなどがあるから・・お祭りは商売になる!。
仙台駅に行ったら矢張り、クリスマスツリーなどの飾りがあり、クリスマスセールをしていた。
クリスマスに飾られるホーリーやモミの木には魔よけがあると言う。これらはキリストの被った茨の冠の「受難」を意味し、赤い実は「流した血」として飾られ情熱を表わし、常緑の葉は永遠の命を象徴するとの事。
クリスマスホーリーと呼ばれるものには、シナヒイラギ(ヒイラギモチ、チャイニーズホーリー)、セイヨウヒイラギ(イングリッシュホーリー)、アメリカヒイラギ(アメリカンホーリー)があるが、モチノキ科モチノキ(イレックス)属の近縁種や交雑種などの赤・黄の実が付くものを含めてホーリーと呼ぶこともあるようだ。
クリスマスホーリーとは、正確には、セイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)の事であるが、よく見かけるのはシナヒイラギ(ヒイラギモチ)である。これは、セイヨウヒイラギやアメリカヒイラギは高木(樹高数m以上)であるが、シナヒイラギは横に広がる低木なので扱い易く、果実も大きいので日本では寄せ植えや鉢植えなどで使われている。
シナヒイラギ(支那柊)
別名:ヒイラギモチ(柊黐)
ヤバネヒイラギモチ(矢羽柊黐)
チャイニーズ・ホーリー
クリスマスホーリー
モチノキ科モチノキ(イレックス)属
原産地は中国
常緑低木、樹高は2m~5m
葉は厚く刺があり、光沢がある
花期は4月~6月
花径は数mm、花色は淡黄緑色
実は径1cm弱の球形、秋に赤くなる
実の鑑賞期は11月~翌2月
雌雄異株だが雌木の受精なくても結実する(単為結果(たんいけっか)と言う、普通は種なしとなる)
今日(9月22日)は秋分の日。いつもは秋分の日は9月23日だが、22日に早まるのは1986年(明治29年)以来の116年ぶりとなる。23日から外れたのは、33年前の1979年(昭和54年)の9月24日。次の秋分の日が22日となるのは、4年後の2016年(平成28年)で、木曜日が休日(国民の祝日)となる。
秋分の日は彼岸(ひがん)の中日である。彼岸は、「彼岸の入り:秋分(春分)の3日前」から「彼岸の明け:秋分(春分)の3日後」の1週間である。”暑さ寒さも彼岸まで”との謂いがある、そう言われれば今日は秋を感じる気温だった。
秋分の日に託(かこつ)けて、野草園へ出かけた。「第54回 萩まつり」が開催されている。
野草園には13種類のハギ(萩:マメ科ハギ属)があるとの事。咲く時期がずれるものもあるから全部の花は見られないと言う。でもハギだけでなく色々な花(オミナエシ、ミズヒキ、キキョウなど)が咲いていた。お花の話をボランティアの案内の方から聞くことができた。
第54回 萩まつり
9月15日~9月30日
主会場:野草園
仙台市太白区茂ヶ崎2丁目
ハギのトンネル
野草館より少し北
ミヤギノハギ(宮城野萩)
別名:ナツハギ(夏萩)
宮城県の県花
ハギのトンネル
野草館より少し西
ニシキハギ(錦萩)
別名:ビッチュウヤマハギ(備中山萩)
シロバナミヤギノハギ
(白花宮城野萩)
ミヤギノハギの白花
名誉園長の菅野邦夫氏が発見
(基準標本株として正式登録)
今日も良い天気。朝夕に少し涼しさを感じ、秋の足音が聞こえてきた。でも日中はまだまだ暑い。
山形県立博物館で展示されている「縄文の女神」が国宝に指定、との事で出かけ拝見してきた。
◆「縄文の女神」の展示
企画展「豊穣と祈り-縄文女神たちの宴と古墳時代人の想い-」
会期:平成24年6月30日~9月17日
会場:山形県立博物館 第3展示室
予てより文化審議会の答申(4月20日)であった山形県舟形町の西ノ前遺跡出土の土偶が、国宝として9月6日付の官報に告示された。
この土偶は山形県舟形町の西ノ前遺跡の出土品で、八頭身美人のような優美な形をした土偶「縄文の女神」である。国宝指定の土偶としては全国で4件目、山形県内の国宝としては6件目との事。
「縄文の女神」は高さ45cm(復元後)とかなり大きく国宝指定の土偶としては最大である。大きさだけでなく、洗練された優雅さが感じられ、約4500年前(縄文時代中期)の作品に感動・感激するのみ。
霞城(かじょう)公園案内図
霞城公園は山形城跡である
桜の名所で、約1500本の桜が咲く
山形県立博物館は公園の内にある
二の丸東大手門
昭和62年に着工し平成3年に史実によって木造建築で復原された。
山形県立博物館
企画展は西ノ前遺跡から出土の「縄文の女神」の国宝指定を記念して開かれた。県内外の出土品472点も一般公開されている。
◆国宝となった土偶
土偶(どぐう)は、土を人間の姿・形を模して誇張的・抽象的に表現して創り焼き上げられている。日本(沖縄県を除く)では、縄文時代に創られ、古墳時代の埴輪(はにわ)と区別される。
近代以降に日本で発掘された土偶は約15,000体(~18,000体)と言われ、その多くが砕かれた状態で出土する。「縄文の女神」も5片で出土し、欠けた部分がなかったので復元できた。
国宝となった土偶は3体で、「縄文の女神」を入れて4体となった。
(1)中空土偶:北海道函館市著保内野(ちょぼないの)遺跡出土
縄文時代後期後半 (高さ41.5cm、重さ1.745kg)
(2)合掌土偶:青森県八戸市風張(かざはり)1遺跡出土
縄文時代後期
(3)縄文のビーナス:長野県茅野市米沢棚畑(たなばたけ)遺跡出土
縄文時代中期 (高さ27cm、重さ2.14kg)
(4)縄文の女神:山形県舟形町西ノ前遺跡出土
縄文時代中期 (高さ45cm、重さ3.155kg)
◆縄文時代
期間(B.C)
草創期 10,000~8,000年
早期 8,000~4,000年
前期 4,000~3,000年
中期 3,000~2,000年
後期 2,000~1,000年
晩期 1,000~ 500年
注)始まりと終わりは、不確定