歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

シキミの花が咲いていた

2015-03-23 | 園芸
 今日の天気は変化が著しい。朝の曇り・雨から始まり晴れ、雪、曇り、晴れと急変する。風も強く、気温も低い。
 昼頃は晴れ、お墓詣りをする。墓地の中に”シキミ”の木が1本あり、花が沢山咲いている。和尚さんの話では、随分前からあります、時々仏前に供えます、との事。
 シキミの枝は仏事に使用する木として知られ、寺院や墓地に良く植えられている。葉を千切って匂いをかぐと良い香りがする・・葉や樹皮を線香・抹香に利用する。でも、全て(花・葉・実・根・茎にいたるまで)が毒で、特に果実・種子は有毒物質(アニサチンなど)を含んでいる。果実を食べると死亡する可能性がある。なので、「しきみの実」は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。
 名(シキミ:樒)の由来は、前述の「悪しき実」が転訛し、シキミとなったとされる。他の説として、季節に関係なく芽を出すので「四季芽」からシキミ、やや平べったい形をした実の形から「敷き実」からシキミ、・・などがある。
 シキミ(樒、櫁)
 別名:ハナノキ、ハナシバ、コウシバ、仏前草
 シキミ科シキミ属
 広葉常緑樹の小高木、育つと樹高5m程
 原産地は、日本・中国
 開花時期は3月~4月
 花は両性花。でも、雄しべが閉じているときに雌しべが開き、雄しべが開いているときに雌しべは閉じている(雌性先熟)
 花色は黄白色。花弁と萼片が同色で同じ大きさなので見た目には区別がつかない


今年(2015年)の桜開花は平年並みと予想、気象協会

2015-02-06 | 園芸
 日本気象協会は、全国48地点の桜(ソメイヨシノ)の開花予想(1回目)を発表した(2月4日)。
 各地点も概ね平年並みの開花で、3月20日ごろから高知市で始まり、四国や九州、中国・近畿・東海地方へと順調に北上し、3月末には関東北部、4月末には津軽海峡を渡る。
 桜の開花は春先の気温による。気象協会は、気温は「西日本と東日本は、2月の前半は気温が平年より低い時期がありますが、3月は概ね平年並みと予想されます」との事で、平年並みと予想している。
 予想では、主な都市の開花日は、福岡市3月21日、名古屋市・広島市3月25日、東京都心3月26日、京都市・大阪市3月27日、新潟市4月10日、仙台市4月12日、札幌市5月5日。
 東北地方での予想は、福島県福島市:4月10日頃、宮城県仙台市:4月12日頃、山形県山形市:4月15日頃、秋田県秋田市:4月18日頃、岩手県盛岡市:4月21日頃、青森県青森市:4月25日頃。

 晴れ。気温低いが風弱いので、とりあえず散歩日和。
 いつもの散歩道のツバキ。花が咲き出した。沢山蕾があるので楽しみだ。
 ツバキ(椿、一般に薮椿(ヤブツバキ)を言う)は日本原産である。古事記では都婆岐(つばき)・日本書記では海石榴(つばき)と出て来る植物。「椿」の字は万葉集で登場する。漢字の「椿」は日本独自の当て字(国字かも)で、「春に花咲く木」からと言う。因みに、中国での「椿」は「芳椿」と言う東北地方の春の野菜が該当するとの事。
 ツバキ(椿)・・一般に椿と言えば、「薮椿」を言うことが多い
 ツバキ科ツバキ属
 学名:Camellia japonica
 薮椿は日本原産の常緑樹
 開花時期:1月~3月
 同科同属にサザンカ(山茶花)がある
     サザンカ     ツバキ 
 花姿  平開       平開しない
 雄シベ 筒状とならない  筒状
 落花  バラバラ散る   首から落ちる


第21回とうほく蘭展で洋蘭「モンキー・オーキッド」を展示

2015-01-30 | 園芸
 朝は曇り。でもすぐに雪が降り出した。湿った重い雪で体に付くと融けて濡れる。・・こんな日は室外より室内行事に出かけよう。
 夢メッセみやぎで昨日開幕した「とうほく蘭展&バラとガーデニングフェスタ2015」に出かけた。本展は今年で第21回となる。
 特別展示は、猿の顔のように見える洋蘭「モンキー・オーキッド」。ユニークで非常に珍しい蘭の一種で、コロンビア・エクアドル・ペルーなどの南米高地の雲霧林と呼ばれる湿度の高い場所に自生する。大型洋蘭ディスプレーは、「龍宮城」=宮城の龍のごとき発展を求めて、今年(2015年)7月に仙台港でオープン予定の「仙台うみの杜水族館」の協力により、洋蘭と海の生き物のコラボレーション展示である。今回のメーン展示は「クラゲ」。さまざまな色の光に照らされながら、色鮮やかに咲き誇る洋蘭の中を、ゆったりと幻想的に浮遊する。・・パンフレットから。



 入賞作品。蘭個別株部門・蘭ディスプレー部門・ガーデン部門の3部門で作品30点が選ばれた。最優秀の河北賞には蘭個別株部門の斉藤正博さんが選ばれた。・・写真は入賞作品。



 色々なお花が綺麗



 生け花は宮城県華道連盟の、花芸安達流・池坊・古流松藤会・道風流・仙昇池坊・清泉松應会・静月流・本原遠州流・小原流・龍生派が展示されていた。



 お花やさん、園芸店、藤崎厳選うまいもの市が出ていた。

苺の木の花と果実

2014-12-21 | 園芸
 今日の天気は晴れ、時々曇り。風があり、冷たくて寒い。ここ暫く良い天気でなかったから陽が射すと、心も晴れる。
 散歩で見た”イチゴノキ(苺の木)”の花と果実。晴れて青い空に緑の葉と赤・白の花が映える。このイチゴノキの果実は今年が初めて・・良かった。
 イチゴノキはイチゴ(苺)が木になっているものではなく、木になる果実がイチゴに似ているからとの事で、名の由来と言う。でも果実はイチゴよりヤマモモ(山桃、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹)の果実に似ている。果実は熟すまで1年程かかり、径1.5cm程の球形で橙色・赤色となる。付いている果実は1年前の花からの果実。
 花は、冬にドウダンツツジやアセビに似た壺形の花を沢山咲かせる。花色が赤花の品種と白花の品種があり、この木では赤・白の花が見える。
 イチゴノキ(苺の木)
 別名:西洋ヤマモモ、アルブツス・ウネド(学名:Arbutus unedo)
 英名:Strawberry Tree
 ツツジ科イチゴノキ属(アルブツス属)
 半耐寒性常緑中低木
 原産地:南ヨーロッパ・アイルランド
 開花時期:11月~12月
 花は径数mm程の釣鐘形、果実は1年程で熟し径1.5cm程の球形で橙色・赤色となる


リアトリスが咲き出した

2014-06-29 | 園芸

 とうとう体調不良が本格的となり、来月(7月1日)に手術することになってしまった。加齢によるのだけれど現実となると少し落ち込む。と、言うことで、来月からしばらくブログ(畑なども)はお休みとなります。

 

 今日は朝から雨。久しぶりにまとまった雨で、畑の野菜も喜んでる(でしょう)。
 畑では昨年の秋に球根で植えたリアトリスに花が咲き出した。蕾状態の花序(かじょ)から開花まで1月程かかり、ゆっくりした開花だ。
 リアトリスの花の付き方は、槍咲きと玉咲きに大別され、畑のは槍咲きである。槍咲きは小さな花が穂状に花茎にびっしりと咲く。玉咲きは大きめの玉状の花が咲くもので、花の数が少ないが大きいので見栄えがする。花の咲き方は、花茎の先端の花が最初に咲き、次の花はその下の側面の蕾が咲く。この咲き方の花序を有限花序と言う。これに対して、無限花序とは花茎の先端が成長しつつ側面に花芽を作り、花は根本から咲き出し先端まで順に咲き上って行く。

Liatris406291 リアトリス
 (Liatris)
別名:百合薊(ゆりあざみ)
   麒麟菊(きりんぎく)
キク科リアトリス属
多年草(春植え球根)
原産地は北アメリカ
日本には大正末に渡来とされる
開花時期は6月~9月
花色は紫・赤紫・白
リアトリスは35種程の野生種が知られている
花の咲き方には、槍咲き型と玉咲き型がある
良く見られるのは、穂状の花のスピカータ(L.spicata)、球状の花のリグリスティス(L.ligulistylis)との事。


Liatris406292 Liatris406293


未央柳と金糸梅

2014-06-21 | 園芸

 畑のナス・トマトは沢山の花が咲きだした。種で撒いたオクラも芽が出て順調、苗で植えたキャベツも葉が大分大きくなってきた。・・畑作業は色々撒いた種に水やりで終了。
 帰り道に運動公園に立ち寄ったら植栽されているビヨウヤナギ、キンシバイの花が咲き出している。両者はオトギリソウ科オトギリソウ属であり、花は良く似ている。遠くからだど区別できない・・目が悪いだけかな?。因みに、ヒペリカムとはオトギリソウ属のラテン名であり、ビヨウヤナギやキンシバイもヒペリカムである。

Biyouyanagi406201 ビヨウヤナギ(未央柳)
学名:Hypericum chinense
別名:美女柳(びじょやなぎ)
   美容柳(びようやなぎ)
   金線海棠(きんせんかいどう)
オトギリソウ科オトギリソウ属
半落葉性低木
中国原産、渡来は江戸の初め
開花時期は6月~7月


Biyouyanagi406202 Biyouyanagi406203


Kinsibai406201 キンシバイ(金糸梅)
学名:Hypericum patulum
オトギリソウ科オトギリソウ属
半落葉性小低木
中国原産、渡来は江戸の中頃
開花時期は6月~7月


Kinsibai406202 Kinsibai406203


ダイコンに花が咲いた

2014-05-27 | 園芸

 朝は夜からの雨が残っていたが、直に晴れ。風が少しある。
 散歩で見つけたダイコンの花。太くなったダイコンから花茎が伸長(とう立ち、抽だい)し花が咲いている。1本だけだから取らずに残したのだろう。4弁花のアブラナ科植物(十字架植物とも言う)で、花色は黄色ではなく白色、花弁の縁が少しピンクと可愛い。
 ダイコンは世界各地で古くから栽培されている。日本では弥生時代には伝わっており、平安時代中期の「和名類聚抄」には、園菜類として於保禰(おほね)があげられているとの事。大きな根の大根(おほね、おおね)からが名の由来。日本でのダイコンは、「土大根をよろずにいみじき薬」(徒然草)と言う程に好まれ、江戸時代には栽培技術・品種改良ともに進歩した。現在では日本各地で地ダイコン(地野菜)が栽培されおり、文献(1980年)には110品種が記録されており、世界最多と言う。

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ダイコン(大根)
アブラナ科ダイコン属
原産地は地中海沿岸地方とされ
数千年前のエジプトで栽培されていたと言う
別名は清白(すずしろ)
日本でのダイコンは、根が白い品種が殆どで、スズシロ(清白)名はこれによるもの
春の七草の一つである


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ヒサカキの花が咲いている

2014-04-23 | 園芸

 塀から道に少し飛び出た枝に小さな花がビッシリと付いている。近寄ってみたらヒサカキの花で、雄花だ。
 ヒサカキは雌雄異株とされており、この花はオシベだけがある雄花。付近で雌花を見つけられない・・残念。「雌雄異株とされており」としたが、雄花・雌花だけを付ける雄株・雌株だけでなく両性花の株もあると言う。
 名(ヒサカキ)の由来は、「榊に非ず」から「非さかき」説、サカキより小振りから「姫サカキ」説がある。

Hisakaki404231 ヒサカキ(姫榊)
学:Eurya japonica
ツバキ科ヒサカキ属
常緑小高木
開花時期は3月~4月
白い小さな花が枝に沿って咲く
5弁花で花径は数mm
雄花は鐘形で、雌しべは退化して見えない
雌花は杯形、雌しべのみで花柱は3裂してる
果実も径数mm程で、秋に黒紫色に熟す


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果肉まで赤いリンゴが開発・販売されている

2014-04-16 | 園芸

 先日の新聞を見ていたら、「果肉まで赤く染まるリンゴ」が開発され販売されている、との記事があった。まだ果物やさんでもお目にかかっていないがとても興味がある。
 このリンゴは、
 果肉まで赤く染まり、リンゴを切った時、赤色の部分が星形に見える
 果肉の赤は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」
  ・・リンゴの赤い皮は「アントシアニン」が多い
 赤い果肉の品種としては渋みがなく、生で食べられる(赤品種の多くは渋い)
  ・・糖度は13~14%、重さは300g~400g
 弘前大学農学生命科学部附属藤崎農場で、リンゴの育種プロジェクトによって誕生
 「紅の夢(くれないのゆめ)」と名付けられた
 尚、果実だけでなく苗木も販売されている、との事。収穫まで4~5年かかると言う。

 

 建物と歩道の間に小さな庭が作られているのを良く見かける。四季折々に咲く樹木などが植えられている。
 その様なお庭で、ミヤマシキミの花が咲いていた。雌雄異株なので雄花と雌花をつける株が異なり、この花は雄花。枝先に円錐花序で小さな花が沢山付いている。花の花弁数は4枚、雄花は4つのシベとその先端に黄色の花粉を付けている。近くに雌花がないかと思って探したけどなかった・・残念。
 名(ミヤマシキミ:深山樒)は、葉がシキミ似で山(深山)にあるからと言う。でもシキミと名が付いているが、シキミはシキミ科、ミヤマシキミはミカン科であり、葉は似ているが花は全く違う。

Miyamasikimi404161 ミヤマシキミ(深山樒)
別名:橘木斛(たちばなもっこく)
学名:Skimmia japonica
ミカン科ミヤマシキミ属
日本のミヤマシキミ属は、ミヤマシキミのみが確認されている
常緑低木、樹高1m~1.5m
雌雄別株
開花時期は3月~5月
花は枝先に円錐花序を出し、白色の花を沢山付ける
花の花弁数は4枚、花径は1cm程、芳香ある
秋に数個の球状核果が赤く熟す
葉はアルカロイドを含み有毒、果実も有毒と言われる


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雪解百合(ゆきげゆり)が咲いている

2014-04-13 | 園芸

 今日は朝から雲がなく青空が広がる良い天気。でも少し風があり、風で揺れるお花は撮影し難い。
 桜は開花宣言から数日程度で満開になる・・・近所にある樹齢200~300年かと思われる桜を見てきた。大きな農家の庭に植えられており、この付近では公園などを除けばこの様な大きな桜の木はほとんどない・・家も庭も桜にも歴史を感じる。桜はほぼ満開状態でまだ散った花びらはない。

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 いつも拝見させていただくお店の庭で、ユキゲユリが数輪咲いていた。高山植物で、自生地では雪が解けずに残っていても花が咲くこともあることからこの名(雪解ゆり)になったと言う(名の由来)。チオノドクサとも呼ばれるが、チオノドクサは属名である。花の色は、白・青・ピンクなどがある。庭で咲いている花は、澄んだ青色で中心が白色、なので和名のユキゲユリ(雪解百合)が合うと思う。
 学名の「Chionodoxa」は、ギリシア語の「chion:雪」と「doxa:栄光、華麗」からと言う。英名では「Glory of the snow」との事で、何れも雪に関係している。

Yukigeyuri404131 ユキゲユリ(雪解百合)
別名:チオノドクサ
学名:Chionodoxa luciliae Boiss.
英名:Glory of the snow
ユリ科チオノドクサ属
クサスギカズラ科、ヒヤシンス科、キジカクシ科に分類することもある
多年草(秋植え球根、径4cm位)
原産地は地中海沿岸~小アジア
開花時期は2月~4月
花色は 青・紫・白・ピンク
チオノドクサには数種類が知られている。チオノドクサ・リュシーリアエ(C. luciliae)が良く知られており、花色は澄んだ青で中心が白い。


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都市緑化センターのクリスマスローズ展

2014-03-09 | 園芸

 クリスマスローズ展が開かれている、七北田公園にある都市緑化センターに出かけた。
  ◆七北田(ななきた)公園
  泉区を東流する七北田川の左岸(北側)の河岸段丘に作られた
  周辺施設:都市緑化ホール、体育館、野球場などや
       ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台の本拠地)
 キンポウゲ科ヘレボラス属は約20種程あり、”クリスマスローズ”はこの属の中の「ニゲル種」に付けられた名である。しかし、日本では「オリエンタリス種」も含むヘレボラス属全体を指す事が多い。
 ニゲル種は12月末頃に開花するので、クリスマスに咲くバラから”クリスマスローズ”の名が付いたと言う。オリエンタリスは、2月~3月頃(レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)の頃)に咲き、”レンテンローズ”とも呼ばれる。花期が合わない”クリスマスローズ”があるのは、ヘレボラス属を一括りしたからである。
 クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)・・花の説明では”花弁”と使っている。花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、雄しべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。

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 クリスマスローズ展

 仙台市七北田公園
 都市緑化センター

 2014年3月1日~3月16日


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 花の模様

 スポット
 花弁に濃色の点々が入る


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 花の模様

 ピコティ
 花弁の縁が濃い色で糸状に色付く


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 花の模様

 ネット
 花弁が網目状に模様が入る


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 花の模様

 バイカラー
 花弁の色が2色以上に分かれている


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 花の模様

 フラッシュ
 花の中心部が星形に濃く色付く


ハコベの花

2014-03-01 | 園芸

 先日来の記録的大雪も昨日の暖かさで大分融けた。でも今日は一転してまた冬の気温並みと寒い。
 畑に行ったら雪は殆ど融けて黒い地面が見える。その地面に這う様にハコベが繁茂し、小さな花が咲いている。・・春の到来かな。
 ”ハコベ”は、ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)の総称で、世界に約120種、日本には約18種あるとの事。よく見られるハコベは、ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベ、イヌコハコベがあると言われ、この花が咲いているハコベはどうやら”コハコベ”のようだ。ハコベの花の花弁は5枚だが2深裂しているので10枚の様に見える。花柱(雌蕊の茎)はウシハコベは5本、他は3本で、茎が緑色なのはミドリハコベ、茎が淡褐色なのはコハコベ。・・との区別から”コハコベ”(と思う)。
 名(ハコベ)の始まりは、万葉集でも詠われた「波久倍良(はくべら)」で、その語源には諸説あり、「はびこりめむら(蔓延芽叢)」からの説、「葉配り(はくばり)」からの説、「帛(絹)べら」からの説などがある。春の七草の一つに数えられる”ハコベ”は在来種の「ミドリハコベ」を言うようだ。コハコベは、比較的近年(明治頃)の帰化種とされるが、史前帰化植物であるとの説もある。
 ハコベ(ミドリハコベ、コハコベ)は野菜として食用にされてきた。たんぱく質が多く、ビタミン・鉄分も多く含むので健康に良いとされている。しかし、世界的には小鳥が好む餌として利用され、”chick weed(ヒヨコの雑草)”・スズメグサ、ヒヨコグサとも呼ばれる。

Kohakobe403011 ハコベ(繁縷)
別名:朝しらげ
   朝日が出ると花が開くから
ナデシコ科ハコベ属
一年草(越年草)
開花時期は2月~9月


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苺の木

2014-02-05 | 園芸

 今日は全国的に寒さで震えた。仙台でも真冬日(最高気温が零度未満の日)で、風も強いので一層寒く感じる。写真を撮ろうと手袋から手を出したら、直ぐに悴む。
 寒いこの時期に花が咲く木がある。”イチゴノキ(苺の木)”だ。イチゴ(苺)が木になっているものではなく、木になる果実がイチゴに似ているからで、名の由来でもある。
 半耐寒性常緑中低木で、冬にドウダンツツジやアセビに似た壺形の花を沢山咲かせる。花が咲く頃に、昨年の花の果実が熟すと言う(熟すまで1年かかる・・来年が楽しみ)。お庭の方にお聞きしたら、果実は径1.5cm程の球形で橙色・赤色となる、食べられるがジャムや果実酒にする、との事。

Itigonoki402051 イチゴノキ(苺の木)
別名:西洋ヤマモモ
英名:Strawberry Tree
学名:Arbutus unedo
ツツジ科イチゴノキ属
    (アルブツス属)
半耐寒性常緑中低木
原産地:南ヨーロッパ・アイルランド
開花時期:11月~12月
花は径数mm程の釣鐘形
赤花の品種と白花の品種がある
果実は1年後に熟し、イチゴよりヤマモモ似


Itigonoki402052 Itigonoki402053 Itigonoki402054


「とうほく蘭展」で青い胡蝶蘭を展示

2014-01-30 | 園芸

 今日から夢メッセみやぎで開幕した「とうほく蘭展&バラとガーデニングフェスタ2014」に出かけた。
 今年は第20回で、これを記念して「青い胡蝶蘭」の東北で初めての特別展示がある。「青い胡蝶蘭」は、遺伝子組み換え技術によって開発され、世界で初めて栽培に成功したもの。大型洋蘭ディスプレーでは「蘭と魚たちの夢物語」として、蘭と魚の水槽が展示されている。

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 特別展示の「青い胡蝶蘭」は、千葉大学の三位名誉教授が「遺伝子組み換え法」によって開発したもの。青色遺伝子をツユクサより取り出し、花色ピンクの胡蝶蘭に導入し、前段階の研究期間を含めると10年以上の歳月を費やして誕生したとの事。・・素晴らしい「奇跡の青」だった。

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 「蘭と魚たちの夢物語」をテーマとする大型洋蘭ディスプレーには鮮やかな色の蘭と暖かい海にすむ魚の水槽が展示されている。

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Rantenseapara
 横花・八景島シーパラダイス
 「蘭と魚たちの夢物語」で特別協力

 ペンギンの「お散歩」がある


 蘭個別株展示ゾーンでは沢山の蘭の鉢が展示されている。

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 宮城県華道連盟による12会派の生け花も展示されている。

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 お花やガーデニング販売ゾーンなどもある。

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花粉を出さないヒノキ発見

2013-12-19 | 園芸

 無花粉のスギは実用化されているが、無花粉のヒノキが初めて発見された。
 発見したのは、神奈川県自然環境保全センター。花粉を飛ばさない無花粉ヒノキを全国で初めて発見したと発表した(12月10日)。雄花・雌花とも本来の役目を果たさず、種子ができないのが特徴で、挿木・接木で殖やすことになる。
 神奈川県内の森林で2011年・2012年度に4,074本のヒノキを調べ、昨年(2012年)4月に高さ約10m樹齢約40年の1本だけ無花粉のヒノキを見つけたと言う。雄花の花粉のある袋状の葯(やく)が開かず正常な花粉がなく、今年(2013年)の春に同じ木を調べ、花粉がないことを確認した。今年11月に開かれた学会で専門家によって無花粉ヒノキであることが確認されたと言う。
 無花粉ヒノキは挿木・接木で殖やすことになるので、遺伝的に同じ性質であり、病害虫への耐性にも懸念が残るとされ、県は種子による増殖が可能な無花粉ヒノキも探していくとの事。

 

 寒い、冬だからね。天気は小雨と雪となっていないから少しは暖かいと言えるのかな。
 朝早くに畑で大根を収穫し、園芸店に立ち寄って早々に帰宅。
 昨日の梅田川で飛来した渡り鳥を見た。渡り鳥の種類が判ると良いなと思うけど・・。

Wataridori312191 Wataridori312192


 梅田川の河原にはススキ、枯れススキが見える。枯れススキと言えば、会社の大先輩がお酒が入ると何時も「おれは河原の枯れすすき 同じお前も枯れすすき・・」と唄った事を思い出す。その時の大先輩の年齢より大分歳をとり、唄った彼の気持ちが判る気がする(・・人生の哀愁に共感する唄・・)。

Susuki312191 ススキ(芒、薄)
別名:尾花(おばな)
   茅(かや)
 尾花は穂を動物の尾に見立た
 茅は屋根材・炭俵用に使われた
イネ科ススキ属
多年生草本、丈は1m~2m
株を形成し多数の花茎を立てる
秋の七草のひとつ


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