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加齢高血圧リスクを高める受容体を特定

2016-01-27 | 医学
 今日は朝から晴れ。気温もやや高く、最高気温8℃とか・・。
 朝日がとても綺麗、広い範囲が輝いている。雲の広がりが作ったのかな・・。

 自然科学研究機構生理学研究所の西村明幸特任助教・西田基宏教授と九州大学、マレーシアSabah大学、香川大学、ベルギー自由大学との研究チームが「高齢者が高血圧になるリスクを高めるタンパク質を特定した」と発表した(1月20日)。これにより、新しいタイプの降圧剤を開発できる可能性があると言う。
 研究チームは、「アンジオテンシンⅡ」に着目した。「アンジオテンシンⅡ」は血圧調整に重要な働きをする生理活性物質(ペプチド)で、「AT1R」と呼ばれるタンパク質に作用して血圧を上げる。このAT1Rが、加齢に伴い発現上昇するプリン作動性「P2Y6R」と複合体(AT1R-P2Y6R)を作り、アンジオテンシンⅡによる血圧上昇を促進していることを明らかにした。マウスの実験で、「P2Y6R」が働かなくなると、正常マウスより高血圧になりにくかった。これで、高齢になるほど増える「P2Y6R」が、高齢者高血圧のリスク要因として血圧上昇のカギを握っていることが分かった、と言う。
 現在高齢者の2人に1人は高血圧で、脳卒中や心臓病などの循環器病を引き起こす最大の要因である。「AT1R」と「P2Y6R」という二つのタンパク質の複合体の形成を抑えることなどにより、新しいタイプの降圧剤を開発できる可能性があると言う。

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