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ヤマノイモの成分がアルツハイマー病の改善に効果

2012-08-11 | 健康・病気

 先月(7月)23日に、ヤマノイモの成分がアルツハイマー病を改善する効果がある、との研究結果が発表された。
 発表したのは、富山大学和漢医薬学総合研究所・神経機能学分野の東田千尋准教授らの研究グループである。
 研究グループは、ヤマノイモ・ナガイモ(漢方では生薬の“山薬”として使われる)に豊富に含まれるジオスゲニンに、アルツハイマー病改善作用がある事を動物実験で突き止め、その作用機序も明らかにした。本研究成果により、新しい認知症治療薬開発の大きな手掛かりとなると期待されると言う。
 実験は、アルツハイマー病発症のマウスにジオスゲニンを1日0.12mgを20日間連続で注射した。その後、注射していないマウスと記憶力を試すと、非注射マウスは30分前に見た物に初めて見るような反応を示したが、注射マウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。アルツハイマー病はアミロイドベータと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積するため神経細胞から伸びた突起「軸索」が変性して記憶に障害が出る。実験では、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、また軸索が正常状態となっていた。この”ジオスゲニン”は、人間の脳に効果がある量をヤマイモなどから得るとすると、1日に多量(10kg程)の摂取が必要らしい。・・近い将来(近いうち?)に”ジオスゲニン”を容易に摂取できるように期待しよう。 因みに、ジオスゲニン(Diosgenin)の分子式は「C27H42O3 」と生薬由来の低分子化合物である。
 ◆アルツハイマー病
 認知症は記憶力・判断力・意識などの機能を失っていく病気で、国内患者数は200万人を超えると言われる。
 認知症で最も多いのは、日本ではアルツハイマー病で5割~6割である。
 アルツハイマー病には、「家族性アルツハイマー病 (Familial AD; FAD) 」もあるが、殆どは老年期(60歳以上)に発症するタイプである。アルツハイマー病・認知症発症の危険因子は高齢(特に85歳以上)・男性より女性、および生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病など)との事。

 

 畑の近くの雑草地で小さなオレンジ色の花が咲いていると思って近くに行ったらヤブガラシだった。花は直径数mmで薄緑色の花弁4枚と雌蕊1本と雄蕊4本ある。花弁の色が薄緑なので目立たない。花は半日位で散り、雌蕊が立っていた橙色の花盤(盤状の花托)だけが残る。この橙色の花盤が小さな花に見えた。
 ヤブガラシ(藪枯らし)は、名の通り藪を覆って枯らしてしまう程に生育・繁茂すると言う。別名にビンボウカズラ(貧乏葛)とあり、この植物に絡まれた家は貧乏に見える、とかこの植物が生えると貧乏になる、等の意味の解釈があるとの事。

Yabugarasi08101  ヤブガラシ(薮枯らし)
別名:貧乏葛(びんぼうかずら)
  (学名:Cayratia japonica)
ブドウ科ヤブガラシ属
日本で普通に見られる蔓性多年草
繁殖は地下茎および種子
開花時期は7~9月
淡緑色の小さな花が沢山咲く
多く(3倍体株)は実を付けないが、一部(2倍体株)は小さなブドウ様の果実を付け紫黒色に熟す。

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