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ips細胞からがん攻撃する免疫細胞、京大などが成功

2016-02-11 | 医学
 京都大ips細胞研究所の金子新准教授らは、免疫細胞にがん細胞への攻撃を促す「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」をips細胞から作ったと発表した(2月9日)。無限に増やせるips細胞から大量に調達できるため、新たながん治療につながる可能性がある、と言う。
 NKT細胞はがんや病原体の見張り役や攻撃役の細胞の働きを高め、免疫反応を下支えする。NKT細胞のうち、特定の糖脂質に反応する細胞(i NKT)はがんに対する反応が特に強いことが知られている。グループはこの細胞を健康な人の血液から取り出し、ips細胞に変え、5週間かけて再びNKT細胞に戻すことに成功した。再生したi NKT細胞は、がん細胞を攻撃する免疫細胞の攻撃力を高める作用があった。がんに似せたリンパ球で実験すると、最大8~9割が死滅した。再生i NKT細胞自体も攻撃力を備えており、実験では白血病細胞の最大6割程度を死滅させた。いったんips細胞に変えることによって、がんを攻撃する能力を獲得したと見られる、と言う。
 グループの金子新准教授は、「安全性の確認はこれからだが、他の種類の免疫細胞と組み合わせることで様々な治療に発展するのではないか」と言う。

 天気は雲あるが晴れ。少し風があり、冷たい。
 散歩道で見た”クリ(栗)”。実(殻斗果 - かくとか、ブナ科とナンキョクブナ科に特有の殻斗と堅果で形成された偽果)が幾つか付いている。多分実は入っていない・・。
 クリは雌雄異花。雌花は雄花の根元に付き、雄花は小さな花が集まった15cm位の穂状で花の色はクリーム色を帯びた白。雌花は径数mmで、栗特有のイガイガが見える。花に近づくと甘く独特の香りがする(芳香成分にスペルミンを含む)。
 道ができる前は雑木林だったようなので、このクリは、”やまぐり(山栗)”だと思う。”やまぐり(山栗)”を調べたら、山地に自生する栗、とあった(広辞苑)。
 因みに、日本のクリは縄文時代人の主食だったようだ。青森県三内丸山遺跡からのクリから、縄文時代には栽培されていたことが分かる。
  クリ(栗)
  シバグリ(柴栗)、又はヤマグリ(山栗)
 ブナ科クリ属
 落葉性高木
 雌雄異花
 開花時期は6月~7月、結実は10月頃


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