9月18日にユーモラスで独創的な研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の2014年の授賞式が米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で行われた。
物理学賞を受賞したのは、「バナナの皮を踏むとなぜ滑りやすいのか」を実験で解明した北里大医療衛生学部の馬渕清資教授らのチーム。馬渕教授らは、バナナの皮の内側にたくさんあるゲル状物質を含んだカプセルのような極小組織が、靴で踏まれると圧力で潰れ、潰れ出た液体が潤滑効果を高めることを突き止めた。この時の摩擦係数は 内側を下の床で踏んだ時の6分の1しかなかった。
尚、日本人のイグ・ノーベル賞受賞は8年連続。
◆イグノーベル賞 (Ig Nobel Prize)
「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞。1991年に創設。
同賞を企画運営するのは、サイエンス・ユーモア雑誌『風変わりな研究の年報』と、その編集者であるマーク・エイブラハムズ。
同賞には、工学賞、物理学賞、医学賞、心理学賞、化学賞、文学賞、経済学賞、学際研究賞、平和賞、生物学賞などの部門がある。毎年10月、風変わりな研究をおこなったり社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。
昨日の夜から今日の午前中まで台風・温帯低気圧の影響で東北地方は雨。午後から曇り。
川や道路の土手にアレチウリが繁茂し、花が咲き出している。名は”荒地に生えるウリ・・アレチウリ(荒れ地瓜)”、花や葉はウリであるが果実はウリらしくない。ウリ科の大型のツル植物で1年生草本、北アメリカ原産の帰化植物である。繁殖力が旺盛であり、生態系に大きな影響を与える(他の植物を覆い、枯らす)ので特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会)に選定されている。
雌雄同株であるが、雌雄異花(雌花と雄花を別々に付ける)。両花とも球形に纏まった花序(かじょ、枝での花の配列状態)である。雌花序は淡緑色の雌花が球状に20個位集まる花序で径1.5cm位、花は径数mm。雄花序は淡緑色の雄花が10個位集まる合弁花で径1cm位、おしべは合着して1つとなり飛び出ている。
アレチウリ(荒れ地瓜)
ウリ科アレチウリ属
つる性一年草
北米原産の帰化植物
開花時期8月~10月
花後に白いトゲに覆われた小さな金平糖様の実がなる
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